相模湖の風

2021/06/26(土)12:05

感情鈍化?

梅雨入り宣言はされたものの、私の住んでいる相模湖周辺では雨が降りそうで降らない。鬱陶しい雨雲が空を覆ったかと思えば、一転して真夏のようなカンカン照りの日差しが戻ってきたり、いきなりの雨や雷になったり、天候不順という言葉そのままの数日が続いている。空模様を伺いながらウォーキングに出た途端に雨が降り始めることも多い。プランターや植木鉢に植えた野菜の水やりも休めないような雨量の少なさである。これってホントに梅雨なのかしら?  長引くコロナ禍と定まらない空模様に心までどんよりとしている。いつの頃までかお笑い番組を観るのが楽しみで、番組表を見て好きな芸人が出てくるのを追っかけていたが、気が付いたらお笑い番組を観ても笑えなくなってきた。途中でテレビを観るのをやめてしまうこともある。笑いや喜びの感情が鈍くなってきているのかと、自分でも首をかしげてしまう。だとしたら結構深刻。パソコンの画面も、本を読んでいても目が疲れて根気が続かないし…。これは単なる老化現象なのだろうか。それとも長引くコロナ禍のストレスのせいなのだろうかと自問自答している。  不気味なことに東京ではコロナ感染者数が増加傾向で、これまでのウイルスよりはかなり感染力が強いと言われているインド株の正体はまだ明らかにされていないのに、こんな状況でオリンピックは開催されるのだろうか。私には今世紀最大の大博打のように思えて仕方がない。だからと言って、田舎のばあさんがいくら心配をしたとてごまめの歯ぎしりでしかないが...。無力感しきりである。  気分転換に何か明るいニュースをと探してみても、世の中全体が薄い暗雲に包み込まれているようである。テレビではせいぜい小動物の可愛い仕草の映像を流すだけ。救世主はいないのだろうか。こんな時こそ、アッと驚くような詐欺師が現れるかもしれない。どのような状況になっても、それを逆手にとって人をだまして金を巻き上げる詐欺師のような、強かな気持ちがなければ今の世は生きていけないのかもしれない。小心者でオドオドしている私には詐欺師になるような心の強さがないのだ。

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