カミキリムシの幼虫を見つけました
春一番のみかんの手入れで、2月18日に土壌改良を始め出したこと、
そのことはすでに紹介しました。
(2月18日)
みかんの木の根周りを中耕していたわけですが。
耕作作業をしていて、
一本の木の根元がおかしいことに気がつきました。
本来ならば根と基幹との接点はすべすべのはずですが。
(2月18日)
この同じ木の裏側を見たら、ガサガサにささくれ立ち、くぼんでいます。
それに根の一本が枯らされています。
(2月18日)
この根と基幹の接点の部分は、樹皮がガサガサのうろこ状になっています。
しかも、その下の根が枯れています。
ナイフをつかってささくれた部分を削ってみました。
すると、やっぱりです。
いました、いました!カミキリムシの幼虫が。
(2月18日)
影のためほとんど見えないのですが、
白っぽい透き通ったカミキリムシの幼虫が出てきました。
写真の感度を修正してみました。
見えました、白い幼虫が。
これが木の根を枯らしてしまった原因です。
このカミキリムシの幼虫が犯人です。
こうしたささくれ症状の木は、他にもかなりの本数ありますから、
(ほとんど、大方の木に見られます)
これから土壌改良で中耕しながら、基幹を調べていきます。
木はある程度なら、樹皮の再生能力がありますから、
ささくれを削って、カミキリムシを駆除できれば、すべすべの樹皮に戻れます。
しかし、それが不十分だと、樹皮の枯れこみが進んでしまい、枝や木自体が枯れてしまいます。
この10年で、数本の木を枯らしてしまっています。
毎年、6月から8月はカミキリムシの成虫が駆除の相手でしたが、
いまは、禍害を始めているその幼虫とのケンカです。
この対処の成否に、みかんの木の存亡がかかっています。