1月15日の仕事は、雪かきから
東京・板橋区の中山道・志村の坂からです。
雪の翌日の仕事は、雪かきから始まりました。
前の道路は、中山道。
幹線道路は通行には支障はないのですが、一日中、大渋滞が続きました。
ここは志村の坂、長い坂が続いています。
雪かきは、まず事務所の前からです。
全体は、雪でけもの道の様な歩道ですが、
となり近所の人たちの力もあって、
まずは、事務所の前だけは、かき寄せしました。
幹線道路は、渋滞はしても通行できるのですが、
一歩わき道にはいると、
陽のあたる部分はとけだしますが、
日蔭部分はアイスバーン、道路の上に氷で、その上に雪です。
チェーンをしてあれば、問題無いのですが、
東京では、年に1度あるか無いかのこうした雪です。
チェーンは用意してあったとしても、
私などは、巻き方を忘れちゃっている。
問題を起こしやすいと見えて、
坂の入口には、いち早く警察が通行止めの標識を置きました。
ここは手前に下り坂で、カーブしていて傾斜がある、
おまけに、日陰のため雪がほとんど溶けずに残っているので、
道は滑り台の様になっています。
駐車場からの出口は、カーブした所の雪だけは、
以前に横滑りした経験もあったので、かきよけたのですが・・・。
この道路まで、車を駐車してある場所から出すのが、またひと問題です。
アクセルをふかし過ぎてもダメ、ハンドルを切りすぎてもダメ。
わだちをつくるのが、ひと苦労でした。
当方の仕事は、介護ペットなどの搬送・設置が仕事ですから、
この雪くらいで、依頼をことわるわけにはいきません。
高齢者の、体に支障のある人たちの生活に関係しています。
今晩の寝場所がかかっている方たちもあるからです。
この日も、引越しの途中の方からの依頼でした。
元の家は片付けちゃったあとで、この雪。
まだ新居の方は、手つかずでがらんどうの状態。
このままでは、今夜の寝場所が出来無い状態でした。
作業は、介護ベッドの分解・搬送、そして設置でした。
雪による難儀は、元の家に車が近づく時もそうでしたが、
介護ベッドを積み込んで、搬送の道の渋滞はともかくとしても、
引越し先の近くにも難関がありました。
新居の集合住宅は、建屋のなかはバリアフリーなんですが、
周辺の道が新雪のままで、車が建屋のあるところまで近づけない。
一歩私道にはいると、その住宅に行く道は雪に埋もれちゃっている。
歩行用に、けもの道のような雪かきだけはしてあったのですが、
車道は新雪のままで、とても車を近くまで寄せれる状態ではなかったんですね。
なるべく車を建屋の近くに寄せたのですが、
このため建屋までは、かなりの距離がありました。
もう、こうなったら最後は人力勝負です。
分解してある介護ベッドを、けもの道をつかって搬送し、
何とか設置するようにして、ことなきをえました。
雪国の人からすれば、この程度の雪は、たわいもないことでしょうが、
雪の経験の少ない東京としては、この日は一日中、大騒動でした。
