みかんの木を育てる-四季の変化

2013/04/08(月)22:18

雨が降り出す前に、花芽のついた甘夏を収穫しました

みかん栽培(1352)

雨が降り出す前に、     花芽のついた甘夏を収穫しました 「強風と強い雨が降るので、なるべく出歩くな」 4月6日(土)、くり返し、くり返し天気予報で警告されてました。 しかし、それであきらめるような休日農夫ではありません。 よく聞けば、「午後から雨が降りだす」とのことなので、 それなら、早めに出かけて、早めに帰るようにする、とのことで出かけました。 午前6時53分、小田原PAからは、雲の中にかすかに富士山が見えました。これは意識的に、「そこに富士山があるはず」と知っていないと見逃しているはずです。 ほとんど雲と同じような色で、雲の中にかすかに頂が見えているくらいでしたから。途中の厚木付近は、雨雲の通り道なのでしょう、すでに雨が降り出していました。 しかし、小田原の海岸に近づくほどに、空は明るさをまし、 ついに、こうして富士山が見えるほどになっていました。 「よし!」これなら、まだしばらくは雨の心配はなし、です。「来た、収穫した、帰った」、これが嵐の前の予定です。 午前7時半、みかん園について、直ちに甘夏の収獲です。今回の収穫は、清見、日向夏、甘夏です。 気が濡れては収穫は出来ませんから、雨が降り出す前の作業です。甘夏というのは、不思議なんですよ。果実の隣りには、花芽がついています。 この写真でも、果実と花芽が同時についているのが分かると思いますか。 普通の植物では、花が咲いてから、その後で果実がつき大きくなる。 果実がなった後には、しばらくは葉だけのひと休みする期間があって、 その後で芽が出てくるはずなんですが。 甘夏は、これから5月上旬にかけて、果実と花が同時に見られます。 二世代が、同時に見られるわけです。今回、みかん園を見たところ、早生の木に花芽がつきだしていました。 これが早生の成木です。その枝先を見てみると、この丸い玉の様なのは、みかんの花の芽です。 いま、みかんの木は、いっせいに芽吹きが始まりだしている所です。 新たな生命力の現れを感じさせてくれる時です。普通温州の木の方は、まだ花芽は出ていませんが、 早生の木の方は、御覧の通り、いっせいに花芽が出だしています。 いよいよ、みかんの花が咲く季節は、もう直ぐです。 去年のみかんは、裏年の木が多くて、収穫量がかなり落ち込みましたが、 今年は、まだよく分かりませんが、この分だと収穫が期待できそうです。 ただし、剪定でかなりの量の枝を切ってます。 混み合った枝をすくのは、必要なことなんですが。 それが適度な剪定の範囲内に、おさまってくれてるとよいのですが。4月下旬から5月初めの、花の咲き具合で、ある程度はわかるのですが。 はたして、どうなりますか。この日は、午前8時10分には、帰途につきました。 「我来て、我勝ち、我帰る」、です。

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