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みかんの木を育てる-四季の変化

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2014年03月15日
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カテゴリ:みかん栽培

雪国でのみかん栽培の経験を紹介します

「みかんの木を雪国でも育てられないか」、この挑戦をされた方がいます。
冬にはたくさん雪が降りつもる土地柄での経験です。

その方がその栽培経験を、3月11日にブログされてました。
それはたいへん大事なことと思います。
今回は了解を得て、それをそのまま紹介させていただきます。

http://plaza.rakuten.co.jp/momotaro1188/diary/201403110000/

当方は、関東平野の南部、小田原の近く、真鶴で小さなみかん園を手入れしています。
おそらく、この辺がみかんの産地としては北限にあたるとおもいます。
「産地」というからには、農協などの農家がかなりのまとまった量を生産・出荷しているということです。
個人でなら、みかん栽培をしているケースは、東京の大都会の中でも、ところどころで見かけますし、
東京・板橋区でも、稲城市でも、黄色のみかんをたくさんつけた木を見かけることがありますが。
みかんの産地としては、湯河原、真鶴、根府川、早川、小田原あたりが北限かと思います。
この地域では、みかんを栽培することは、自然に一般的になっていますから、
それが特定の自然条件を前提にしていることなどは、あまり意識することなどは少ないのですが。

今回の経験は、雪国でもみかん栽培は可能か? 
それを実際に挑戦された結果ですから、注目したわけです。
この2月に、その東京でも、2月8日と14日の二回、まれな大雪が降りました。
北国の冬のきびしさのミニ版を経験したわけです。
東京・八王子でもかなりの積雪があり、その積雪の様子から、みかん園を心配したのですが。
さいわい小田原方面の海沿いは、雪は降ったとしても、大して積もらず、ほどなく解けて消えていました。
大事はありませんでした。

桃太郎さんのブログを見ての、私なりの勝手な感想ですが、
一、北の雪国でもみかん栽培は、絶対的に不可能ではないけれど、だいぶ手間がかかりそうです。
鉢植えにしているのは、雪にうもれるのを避けるために、移動できるようにした為でしょう。
やはり栽培とすれば、露地栽培が出来ないと、自然に定着したものとは言えないと思います。
だとすると極寒と積雪に耐えさせるためには温室栽培となりますが、
はたしてそれまでしても、よいみかんができるかどうかは、わかりません。

二、仮にうまく実がついたとしても、鳥が味を覚えると、きっと鳥害も発生するかと思います。
鳥たちにとっても、食料が乏しくなる時期ですから、かっこうの標的にされてしまいます。
人間が収穫をする直前に、美味しくなりつつあるみかんを、勝手についばまれちゃうわけです。
関東南部の小田原方面では、1月中旬には果皮の薄いみかんには、防鳥ネットをかけるようにしています。もしかけないと、ヒヨドリやメジロに、美味しくなたところを、ほとんど食べられてしまいます。

三、栽培の基本問題ですが、土地柄にあった種類を選ぶことが大事ですが。
柑橘類のなかでも、寒さに強い耐寒性のある品種を選ぶということでしょう。
桃太郎さんの経験によると、どうやらユズと夏ミカンは、寒さに耐えれそうです。
おそらくキンカンもいけるかもしれません。
ただ、雪が降る前に収穫できないとダメだという制約があります。

四、それと小木のころは、樹木自体をしっかり育てることが大切です。
木が大地に根付くまで、果実のほとんどを(全部を)、摘果する必要もあるかと思います。
木が小さいうちに果実に全体の栄分が集中すると、木がやせ細って葉を落としてしまい、
せっかくの木が、アレヨとアレヨと目前で枯れてしまうからです。

一つの経験を成功させるには、1,2回の失敗がつきものですし、
いろいろな曲折をへてなんとかものにするには、5年、6年とかかるかとおもいます。
みかんの木は、苗木を植えてから、10年くらいは最低でもかかりますから。
当方、60代の農夫としては、1本の苗木が生育して、何とかものに出来た頃には、
自分自身が、もうこの世にはいないかもしれません。
そうであっても、やはり挑戦は、出来るところまで続けるということですが。

写真: 030

当方としても、カミキリムシに枯らされた1本を植え替えしようとしています。
これは、3月12日に早川の知人から分けていただいた「大津」みかんの苗木です。

基幹をボロボロにされてしまった成木があります。
しかし、太く育ったみかんの木を簡単に切ることは出来ません。
もう一年間は手入れして、来年に植え替えをしようと思っています。
従ってこの苗木を、1年間はポットで育てて、来年の植え替えに備えようと思っています。
苗木を見て感じるのは、自分としても、植えた木にしても、二度とはない試みだよということ。
確実に30年後にはこの世にいないということですが。
それでも、一歩でも二歩でも、ベターな状況をつくるためにがんばるということです。

 

 

 

 






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Last updated  2014年04月06日 11時08分58秒
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