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2015年06月02日
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カテゴリ:生き方

憲法学者・森英樹氏は語る

憲法記念日の5月3日、この日の「赤旗」に森英樹氏の談話が載っていました。
どうしたわけか、その記事を持ちあるってるんですが。

森英樹氏は、1942年三重県生まれ、憲法学者。名古屋大学名誉教授。
日本民主法律家協会理事長、憲法会議代表委員とのことです。

当方は1950年生まれなんですが、
この年が、憲法の歴史で一つの節目になったとのことが、談話の中にありました。

写真: DSCN3255

そのインタビューからの抜粋です。

「・・・憲法9条の根底にあるのは、戦争に明け暮れた国民の被害体験と、アジア諸国民への深刻な加害への反省から、もう戦争はごめんだという心の底からの決意にほかなりません。憲法の制定過程には紆余曲折がありますが、この9条を受け取った国民は「これてもう殺し合うことはない」と心底から安堵したのです。9条はすべての「戦争、武力行使、武力による威嚇」を「永久に放棄」し、そのためにすべての「戦力」の不保持と交戦権の否認をきめています。
 どう読んでも「丸腰で行こう」という高貴な決意です。9条の制定当時から「丸腰ではどうも」という懸念の声はありました。
 しかし当時の、自民党の先輩たちによる政府は「みなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」(文部省『あたらしい憲法のはなし』(1947年))と説いていました。

 これがぐらつくのは、1950年の警察予備隊設置からです。この再軍備が1954年の自衛隊設置に及ぶや、政府は、わずか7年前に「正しいこと」と断言した見地を捨てて、憲法を変えようとしました。しかし、国民の反撃にあって1955年総選挙でも1956年参院選でも、護憲の声が両院とも三分の一を超える議席として結実し、改憲は失敗します。すると今度は解釈を変えて「必要最小限の個別的自衛権」保持・行使なら憲法に違反しない、といい始めました。
 いま、憲法解釈を変更して集団的自衛権行使を合憲にしようとする「解釈改憲」が問題になっていますが、実はもう前科があるのです。ただ、9条があり、「正しいこと」と言い切った最初の解釈があるので、これを気にして、せめて海外に出て戦争することはしない、という「専守防衛」の「歯止め」を維持してきたのです。
 そこを崩そうというのが今の解釈改憲です。・・・」

もともとの戦後の原点、戦争体験とその反省と、憲法の三原則(平和主義、国民主権、基本的人権)とが合致していたこと。これは1950年生まれの当方としては、直接体験ではありませんが、得心できます。
当方としては、生まれてこの方の憲法の歴史を、大筋でたどる必要があります。
とにかく今は、自民公明により、戦争法案が国会に提案され、議論の最中です。この動向の追跡も必要です。
なにしろ安倍首相は、アメリカで「8月までに通す」と手形をきってきていますから。

こうして今は、憲法の中身が、真価が日々とわれています。
個々には、これまで解釈改憲論にある人たちですら、今の安倍内閣の戦争法案は『これは専守防衛ではない。自分たちの思ってきたものとは違い、ひどい』と反対の動きもでだしています。
しかし、まだまだ国民的議論としては程遠い状況です。

当方は、あらためて憲法の三原則の真価をたしかめて、法案の本質をとらえて、
日本国憲法の成果を歪め・棄て去さろうとする戦争法案と、その推進勢力に対して、
たしかな「No」の意志表示していきます。








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Last updated  2015年06月02日 21時53分12秒
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