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カテゴリ:生き方
憲法学者・森英樹氏は語る 当方は1950年生まれなんですが、 そのインタビューからの抜粋です。 「・・・憲法9条の根底にあるのは、戦争に明け暮れた国民の被害体験と、アジア諸国民への深刻な加害への反省から、もう戦争はごめんだという心の底からの決意にほかなりません。憲法の制定過程には紆余曲折がありますが、この9条を受け取った国民は「これてもう殺し合うことはない」と心底から安堵したのです。9条はすべての「戦争、武力行使、武力による威嚇」を「永久に放棄」し、そのためにすべての「戦力」の不保持と交戦権の否認をきめています。 これがぐらつくのは、1950年の警察予備隊設置からです。この再軍備が1954年の自衛隊設置に及ぶや、政府は、わずか7年前に「正しいこと」と断言した見地を捨てて、憲法を変えようとしました。しかし、国民の反撃にあって1955年総選挙でも1956年参院選でも、護憲の声が両院とも三分の一を超える議席として結実し、改憲は失敗します。すると今度は解釈を変えて「必要最小限の個別的自衛権」保持・行使なら憲法に違反しない、といい始めました。 もともとの戦後の原点、戦争体験とその反省と、憲法の三原則(平和主義、国民主権、基本的人権)とが合致していたこと。これは1950年生まれの当方としては、直接体験ではありませんが、得心できます。 当方は、あらためて憲法の三原則の真価をたしかめて、法案の本質をとらえて、
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Last updated
2015年06月02日 21時53分12秒
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