梅干づくり、土用干しを始めました
このところ、強い日差しがある一方で、上空に寒気があるとかで、
急に曇ったり、雨が降ったりて、天候が安定しません。
そのおかげで、梅干づくりの「三日三晩の土用干し」ですが、
この間、いつ始めるべきか、様子を見てきたんですが、
ついに8月2日(日)、土用干しを開始しました。
今年も、6月11日に収穫した梅ですが、
青梅は梅酒に、熟した梅は梅干用に塩漬けにしてありました。
カメは3つ仕込みました。
あとから、6月22日でしたが、この中に赤ジソを加えておきました。
やはり、梅干は、赤ジソで赤く染めるようにすると梅干らしくなります。
シソには殺菌力もありますから。
「土用干し」は、梅雨が明けてからのこと。
これを開始するかどうかは、「三日三晩」の晴れ間が続くかどうかが肝心です。
なかなか今年は、この間天気が、『山沿いに局地的に急な雨』と安定しません。
確かに午前中は晴れていても、午後になると急に雨が降ったりで、
実施するかどうか、判断をしあぐねていたんですが。
しかし、そうそういつまでも待てません。
「落ち着いた夏晴れの日々」が望ましいのですが、今年は常に不安が伴うようです。
8月上旬の今が、決断すべき時とみました。
そこで、カメを引っ張り出してきて、
上にのせてあった赤ジソを取り除きました。
当方は、この数年、梅仕事を定番にしています。
梅酒づくりと梅干しづくりです。
梅干というのは、すごいですよ。
たいした材料は必要としません、せいぜい塩と赤ジソくらいで出来るんですから。
あとは、この時期の日本の天候に合わせて、作業を進めるだけですから。
いぜんは、この梅干づくりを「年寄りの仕事」とバカにしていたんですが、
梅の実が採れる以上、その利用をしない手はありません。
すでに身近な年寄りはいなくなり、つくり方を聞くことは出来なくなっていたので、
近くの図書館で、料理コーナーに梅干づくりの本をさがしました。
それに、梅の木があるのは真鶴で、梅の産地の小田原の近くですから、
いくらでも、つくり方を、お店の人たちから聞けるわけです。
当方の手探りも、数年を重ねたら、すっかり自然の営みとなってきました。
これは、去年につけた梅です。
美味しそうでしょう。
じっさい、柔らかくて美味しいですよ。
『3年ものが、味もなじんでおいしいよ』と、小田原の梅干屋さんの方が言ってました。
さて、最後の仕上げの 「三日三晩の土用干し」です。
これから、朝方に干しては、夕方には取り込んでカメの中の梅酢につける、
翌朝には、また干すようにして、これを三日間繰り返せば、出来上がりです。
今年も、いよいよ梅干しづくりも大詰め段階です。