お茶の新芽の伸びが弱い
ことしも新茶の季節が近づきました。
この4月は、八十八夜の5月初めの茶摘みに向けて、新芽が伸び始める時です。
つぎのお茶の木は、真鶴のみかん園のものですが。
4月13日時点の様子です。
きれいな新芽がいっせいに伸び始めています。
特別に何か手入れをしているわけではないのですが、自然はたいしたものです。
今年も、まずまずといった新芽の生育ぐあいです。
他方、これは早川園のお茶の木ですが。
早川のみかん園にもお茶の木があって、今年はそれに期待をふくらませていたんですが。
どうも早川園の新芽の伸びが弱い。
これは4月6日時点ですが。
あと半月ですが、これから出遅れを取り戻してくれるか、心配です。
当方は、去年の11月から、早川の市民果樹園をかしてもらっています。
みかん園の手入れで、真っ先に手掛けたのは、お茶の木の整枝剪定でした。
一見して人の手が入ってなくて、荒れたままでしたから。
これが11月7日時点での、その様子でした。
お茶の木につる草が巻き付いていて、ボサボサの状態でした。
このままではどうしようもありません。
それで、みかん園を借りて、いの一番にした仕事が、みかんでなく、お茶の木の整枝でした。
まずは、この巻き付いたつる草を取り除くことでした。
刈り込みばさみで伸びた枝を切っていたら、
なんと、ボサボサの中から、オオスズメバチの巣が出てきました。
11月以前に着手したら、大事になっていたはずです。
「くわばら、くわばら」
お茶の木の剪定には、以前に経験がありました。
2011年3月の原発事故の後、翌年のことでしたが、
真鶴園のお茶の木でですが、「放射能の影響」で荒剪定を強いられました。
翌年の2012年4月のことでした。
http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201204190000/
その経験からして、かなり大きく剪定しても復活してくれることは分かってたんですが。
ただし、この場合、その1-2年は、茶摘みが出来るかどうかは、分からないのですが。
このため、今回の早川園のお茶の剪定ですが、かなり抑えたつもりでしたが。
それでも、あの時の荒剪定と似たような状況になってしまったんですね。
何たって、背丈を三分の二くらいに切り縮めたんですから。
あたまは枝がむき出し状態で、虎刈り状況でした。
そこは、今年の茶摘みは無理です。
本来なら、早川園の自然条件は、はるかに恵まれてますから、
「今年は美味しいお茶がのめるぞ」、と期待もふくらましてたんですが。
しかし、かなり乱暴な手を加えたものですから、「だめかもしれない」と。
予想は、五分五分だったんですね。
さて、4月6日の時点ですが、
やっぱり、お茶の新芽の伸びが弱い。
真鶴園に比べて、かなり芽の伸びが弱いんですね。
これから、まだ半月間ありますが。
はたしてこの遅れを取り戻してくれるでしょうか。
JAの製茶工場の稼働日は、地域の生育の平均状態にあわせての期間限定の稼働ですから、
その稼働期間を過ぎると、せっかくの茶葉も製茶が出来なくなります。
以前に手もみに挑戦したんですが、素人には無理ですね。
苦いウーロン茶風になっちゃって、とても飲めたものではありませんでした。
早川の大自然の中にあるお茶の木です。
遅れている茶葉の生育状況ですが、
なんとかその自然の力で、遅れを取り戻してほしいものです。