梅の花が咲き始めました
1月4日、まだ三が日が過ぎたばかりだというのに、
神奈川県真鶴町のみかん園ですが、梅が早くも咲き始めてました。
関東は、今年の年末年始は、暖かく晴れた日が続いていますが、
この陽気にさそわれて、梅の花が開花を始めています。
梅の木は、どんどん伸びていきますから、
「梅を切らないばか」ともいわれて、
剪定をしないと、高くなり過ぎて実が採りにくくなります。
「万花に先駆けて咲く梅の花」、
草花がようやく芽を出そうとしているころ、
まだ花の少なく寒い時期に、梅はいち早く花を咲かせて楽しませてくれます。
メジロが来てました。
チョコチョコと、枝から枝へ飛び回って、写真には収まってくれないのですが。
『万葉集』には、梅を歌った歌がたくさん載っています。
巻第五には「梅のうた32首と序」があります。
天平2年(730年)正月13日に、九州の大宰府ですが、
大伴旅人の家に集まって、梅の花見の宴をひらいたそうです。
序に、その様子まて紹介されてます。
その時に読まれた一首です。
春さればまづ咲く宿の梅の花 ひとり見つつや春日暮らさむ
(818 山上憶良)
むかしの人は、現代人より自然に敏感で、
ささやかなことでも暮らしを楽しんでますね。