今日の朝市は、みかんとレモン、ユズです
11月18日(土)、今日は多摩の団地の定例朝市でした。
昨日収穫してきたみかんと、レモンとユズを出しました。
みかんは、これまで大・中・小をミックスにして出していましたが、
それぞれを分けて、少し価格に差をつけて出すことにしました。
小粒みかんは、1.2キロで200円です。
写真の左側にあるものですが。
だいたいこんな小粒みかんは、一般の商業ルートにはのらないんですよ。
農協などでも、規格外として受付してくれないと思います。
だから、小売りのテンポには出てこない訳です。
ところが、味の方は、濃くておいしいんです。
ミニトマトならぬ、ミニみかん・一口みかんです。
この間、その味をこの朝市でも、ミックスして袋に入れたり、
別に味見用として試食していただいて、その味を実感していただきました。
このため、なかにはポツポツと、
「小粒が美味しい、小粒はないの?」という消費者もでてきました。
こうなると、規格外どころか、廃棄どころか、
「ミニの一口みかん」とのことで、
当方の販売ならではのブランド品になりました。
また、その他では、今回が初物として、レモンとユズが登場しました。
ここへきて、陽気が冬のように寒くなりました。
商店街の人通りも少なくなり、なにかと足早な季節になりました。
「寒くて大変ですね」なんて声もかけられるんですが。
ところがみかん農夫の身となると、内心では少し違うんですよ。
この朝晩の冷え込みがはじまり、この日中は秋晴れで暖かくなると、
みかんが色づき、美味しくなるんです。
それがみかん成熟の自然条件なんです。
だから、農夫は内心ではニコニコとしてきて、
「よい季節になった、いよいよみかんの季節だ」なんて、
喜びすらも感じてくるしだいです。
ものごと、存在条件によって、自然の見方も変わってきます。
その社会的存在によって、気持すら変わってきます。
もちろん、風邪なんてひいてはいられません。
「風邪なんて、たるんでいる証拠だ」、
「さぼらずに収穫に来い、来ないなら鳥の方にあげちゃうぞ」と、
みかんによって、この時期は尻をたたかれている次第です。