みかんの木を育てる-四季の変化

2017/11/20(月)19:50

早生みかんを基本的に終了して、温州みかんの収穫は次の段階へ

みかん栽培(1352)

早生みかんの収穫を基本的に終了しました11月20日(月)、早生みかんの大方を、収穫終了しました。 今週は、時々に雨の予報が出ていますから、 早生みかんの大方を収穫するために、出かけてきました。午前7時6分、平塚から見えたの富士山です。雨が降るのが近いことを、この富士山にかかる雲が示しています。 今週は、いつ雨が降ったとしてもおかしくありません。 雨が降れば、みかんの木が濡れて、収穫作業はできなくなるんです。 そのため、本日中に早生みかんの大方を収穫しておこうと、出かけてきたわけです。次の写真は、今朝の早川の市民みかん園からの様子です。 早生みかんが色づいていて、小田原城と相模湾は、白黒写真の様で、 やはり天気は、あやしい雲ゆきにあります。この市民園の早生みかんの木を収穫しました。 次は、収穫を完了した木の様子です。今年は、この早生みかんの木は、表年で、成り年だったんです。 摘果もしてませんから、小粒のみかんがたくさんなったんです。 すべての果実を採りさること、みかんの「枝おろし」が、今は一番の手入れとなります。次は、市民園の収穫の、次に対象としている木です。すでに熟している果実も中にはあるんですが、 まだあと少し置いて、全体的な成熟を待っています。ところが、木の枝の裾の方を見て回ると、 すでのこの木のみかんですが、 部分的には成熟しているということの、お墨付きが与えられていました。これは、イノシシがパクリと食いちぎった、その痕なんです。 イノシシが、みかんの成熟したことを、教えてくれているんですね。イノシシは地面から50センチ位の、自分の口が届く範囲の完熟ミカンを荒らしています。 美味しいみかんを、イノシシが食べるのか、それとも栽培者が確保するか。 草刈りなどの一年の苦労が、ここで収穫できるか、イノシシに食い荒らされるか、 今、そのことが問われているわけです。それで今回は、イノシシの下からの視線で見るようにして、 地面近くに垂れ下がった完熟ミカンですが、これを重点的に採るようにしました。 除草剤を使っていない、この市民園は、イノシシの絶好な饗宴の場になっています。 イノシシは熟したみかんを食いちぎるだけでなく、 地面の下のミミズを取ろうとしているんでしょうが、 地面のあちこちを、水田を耕すように穴を掘っていて、 この市民みかん園の地面全体を、周囲の畑に比べて、激しく掘り返しています。今日のこの木の収穫は、イノシシが背伸びして届きそうな高さ、 地面から高さ50センチ位までの完熟ミカンを採るようにしました。 もっとも、上の方からは、鳥たちが完熟ミカンを狙っていますから、 次は、上から見て、おいしそうに完熟したみかんを取るようにしたいと思っています。要するに、美味しくなったみかんを、下からはイノシシ、上からは鳥たちがねらっています。 みかん農夫は、のんびりと休息していたら、苦労の成果をもっていかれてしまう。 キチンと収穫しに来るようにせよと、動物たちに尻をたたかれている次第です。  

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