早生みかんの収穫を基本的に終了しました
11月20日(月)、早生みかんの大方を、収穫終了しました。
今週は、時々に雨の予報が出ていますから、
早生みかんの大方を収穫するために、出かけてきました。
午前7時6分、平塚から見えたの富士山です。
雨が降るのが近いことを、この富士山にかかる雲が示しています。
今週は、いつ雨が降ったとしてもおかしくありません。
雨が降れば、みかんの木が濡れて、収穫作業はできなくなるんです。
そのため、本日中に早生みかんの大方を収穫しておこうと、出かけてきたわけです。
次の写真は、今朝の早川の市民みかん園からの様子です。
早生みかんが色づいていて、小田原城と相模湾は、白黒写真の様で、
やはり天気は、あやしい雲ゆきにあります。
この市民園の早生みかんの木を収穫しました。
次は、収穫を完了した木の様子です。
今年は、この早生みかんの木は、表年で、成り年だったんです。
摘果もしてませんから、小粒のみかんがたくさんなったんです。
すべての果実を採りさること、みかんの「枝おろし」が、今は一番の手入れとなります。
次は、市民園の収穫の、次に対象としている木です。
すでに熟している果実も中にはあるんですが、
まだあと少し置いて、全体的な成熟を待っています。
ところが、木の枝の裾の方を見て回ると、
すでのこの木のみかんですが、
部分的には成熟しているということの、お墨付きが与えられていました。
これは、イノシシがパクリと食いちぎった、その痕なんです。
イノシシが、みかんの成熟したことを、教えてくれているんですね。
イノシシは地面から50センチ位の、自分の口が届く範囲の完熟ミカンを荒らしています。
美味しいみかんを、イノシシが食べるのか、それとも栽培者が確保するか。
草刈りなどの一年の苦労が、ここで収穫できるか、イノシシに食い荒らされるか、
今、そのことが問われているわけです。
それで今回は、イノシシの下からの視線で見るようにして、
地面近くに垂れ下がった完熟ミカンですが、これを重点的に採るようにしました。
除草剤を使っていない、この市民園は、イノシシの絶好な饗宴の場になっています。
イノシシは熟したみかんを食いちぎるだけでなく、
地面の下のミミズを取ろうとしているんでしょうが、
地面のあちこちを、水田を耕すように穴を掘っていて、
この市民みかん園の地面全体を、周囲の畑に比べて、激しく掘り返しています。
今日のこの木の収穫は、イノシシが背伸びして届きそうな高さ、
地面から高さ50センチ位までの完熟ミカンを採るようにしました。
もっとも、上の方からは、鳥たちが完熟ミカンを狙っていますから、
次は、上から見て、おいしそうに完熟したみかんを取るようにしたいと思っています。
要するに、美味しくなったみかんを、下からはイノシシ、上からは鳥たちがねらっています。
みかん農夫は、のんびりと休息していたら、苦労の成果をもっていかれてしまう。
キチンと収穫しに来るようにせよと、動物たちに尻をたたかれている次第です。