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みかんの木を育てる-四季の変化

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2018年05月17日
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カテゴリ:生き方

​映画『マルクス・エンゲルス』を見てきました​

今、都心で映画『マルクス・エンゲルス』(「岩波ホール」)が上映されています。

日ごろ映画を見るなどの機会はないのですが、今回は出かけてきました。



「マルクス(1818-1883)生誕200年記念作品」だそうで、

監督は、南米の島ハイチ出身のラウル・ペック氏、フランス・ドイツ・ベルギーの合作です。

原題は「若きマルクス」ですが、対象は1840年代の「ライン」新聞のころから『共産党宣言』を書いたころまです。

5月16日午後4時からの上映を見たのですが、ホールの客席は7割方のいりで、ほぼ私などと同輩の、シニアの方たちが多く来ていました。「なるほど」といった感を感じさせられたんですが。

私などの感想ですが、

こうした主題を、現代に取り上げた監督が、中南米のハイチ出身の方だということが、注目されます。

ハイチは、キューバの隣の、中南米の島国なんですよ。そうした国の出身者がマルクスを正面からとらえようとしているわけです。

この映画の案内冊子が販売されていたんですが、その中で日本の評論家が様々な角度から書いていますが。日本というのは、マルクス主義にとって、造詣ある歴史があるんですね。その現代日本の解説者なんですから、色々あって当たり前なんですが。

はっきりしているのは、日本は映画作り自体をしているのではありのません。そうではなくて、ただその評論をしている事態なんですね。中南米の方たちの方が、今を躍動しているということです。ここに今の日本の現実の事態があるわけです。しかし、それはそれで、きっとかけがえのない意義があると思うんですよ。日本には、それを受け止めた苦闘があるとともに、発達した資本主義の、ハイチにはない現実がありますから。

この映画「若きマルクス」ですが、それは現代の世界諸国のテーマは、それを見る国、人によって、様々な受け取り方をすると思うんです。

それでは、今の日本にとってはどうか。本当の民主主義を確立しようとする戦いと、劣悪な状態からの労働者階級の戦いという、先進諸国で現代にぶつかっている問題、本質的で普遍的な問題がここにはあると思うんです。同じ時期の「若きマルクス」が、さらに別の側面を示してくれると思うんです。

その意味で、この映画を見た後で「あぁ、よかった」と見終われるような人はひとりもいないと思うんです。これは問題を解決した鑑賞作品ではないんです。この精神をもってしたら、今何を問題とすべきか。それが問われる作品なんです。

そもそも、科学的社会主義の理論というものを、簡単に映画で中身を得られるなどということは、とんでもないことです。その思想を、あたかも料理のように、丸ごと食べようと口を開けて待っているようなたいどでは、ペック氏にとっても、マルクス自身にとっても、おこがましい。まして、人の人生を映画の映像において描けるのは、本質のごくごく限定されたものでしかないんですね。

なんたって、この時代というのは、日本でみれは鎖国の末の時代のことです。それからでも200年を経ているわけです。200年前のことなんですよ。現代の日本は、発達した資本主義国の一つとして、もっと多岐多彩なスケールの社会状況、波乱な岐路にあるわけです。歴史は無為には過ごしていないはずですが、この映画の時代と現在とでは、共通性とともに、異なる事態があるわけです。

だから、この作品に対しては、これを映画の総合芸術として、一つ原点的なヒントとして、肝心なのは、自ら今の日本の国はいったいどうなっているのか、その指摘される問題の現実性をつかむこと。そして、マルクスが目指そうとしたこと、日本の諸先輩が目指そうとしたこと。それらを探ることで、今日のわれわれが、どの様な生き方が、学習と活動が必要なのか、問われているわけです。

そうしたことを、この映画『若きマルクス』ですが、それを見ている我々の側にたいして、するどく問題と課題を、不断に問いかけてくる作品になっていると思います。それに対して、十分な答えを出しているか、私には、まだまだだと思っています。

しかし、この映画を見た人のそれぞれに、その人なりに問いかけられて来るものをもつ作品としてみさせてもらいました。もちろん、映画を見ていなかったとしても、歴史は問題自体については、はつきり提起していることは確かなんです。






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Last updated  2018年05月17日 14時54分26秒
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