イノシシ対策で鉄柵設置を開始しました
本日・7月2日は、早川のみかん園で、イノシシ対策の鉄柵をはりはじめました。
いよいよ設置作業の開始です。
これがその鉄柵ですが、最初の一枚目を設置したところです。
早川の石垣山のみかん園では、イノシシの加害が激しくて、シーズンにはかなりの被害が生じます。
この地の農家は、イノシシ対策をとることが、今では作物をつくる上で欠かせない前提となっています。
当方のみかん園でも同様でして、
園主さんとともに、ビニール製の網を、みかん園の周りにはってきたんです。
ところが、このビニール網くらいでは、イノシシにとって食い破って通路をつくっちゃうんですね。
何もしないよりかはましですが、イノシシの侵入をとめることは出来ていなかったんです。
それで、農家が一般的に設置しだしている鉄柵ですが、
これを、私たちのみかん園でも導入することにしたんです。
これまで設置してあったビニールの網を撤去して、設置する線沿いに草刈りをして、鉄柵を雪駄していきます。
これは、ビニールの網を外しているところですが。
この間の陽気で雑草の繁茂が著しくて、網に巻き付いちゃってるんですね。
このビニール網の撤去するには、巻き付いた雑草を取らなければならない、
柵がはれるスペースをつくるには草刈りもしなければならない、
この下作業が、一番の苦労だったんですね。
本題の鉄柵の設置作業よりも、この下準備の方が、はるかに大変でした。
何しろ今日は、早朝から強い日差しが照り付けていたんです。
次の写真は、みかん園へ向かう途中の、平塚から見えた富士山です。
午前6時7分時点で、すでにこうした真夏のような天気でしたから、
鉄柵の設置は3人がかりで取り組んだんですが、もう暑くて、暑くて大変だったんです。
今日は作業の初日でしたから、とにかく設置作業の要領を確かめる程度にして、
熱中症の危険もありましたから、8枚を設置したところで、
午前11時には作業を打ち切るようにしました。
これから、機会をつくって、全体は150枚ですが、徐々に設置していきます。
イギリスの囲い込み運動のようでもあり、アメリカの西部に鉄道を敷くようなものですが、
これによって、イノシシの侵入と加害は、完全にストップできるはずです。
秋までには、この鉄柵によるみかん園の囲い込みを完成させます。