みかん山の景色です
小田原の石垣山のみかん園ですが、
今、みかん山は、山全体が黄色で輝くようになってきています。
上の写真ですが、こまかくは3-4軒の方のみかん園からなっています。
いちばん上の方は、みかん畑を柵で囲うようにしています。
まわりからイノシシが侵入してくるわけで、それを防ごうとしているわけです。
その南側の中ほどの方のみかん園は、全体として今年が表年のようで、みかんの黄色が目立ちます。
鉄塔の下から中央の二つの小屋の周辺が、当方が手入れをしている畑です。
色づいたみかんの木が、こうして遠くから見ても、何本かは目立つようになっています。
その個所をアップしてみました。
前回と今回に収穫していたのは、上の写真で一番左側に移っている木です。
これは、この木を収穫している途中に、遠くから見た時の様子です。
その右隣の木は、みかんがほとんど目立ちません。今年が裏年の木です。
次は、前回この木を最初に収穫しはじめたときのもの。
くれぐれも早やもぎをしないようにということで、
みかんの色づきと味の具合とを、実際に吟味しているところです。
吟味した結果は、
『よし、これならどこに出しても申し分なしだ』
ということで、収穫のゴーサインが出ました。
こうした木が、今年は、東園に12本、西園には5本あります。
12月末までの年内に、石垣山園に行ける日は11回あります。
この木は、1本の収穫に2日かかりました。
初めは早やもぎしないよう慎重だったからですが。
ということは、この石垣山園だけでも、これからは、天気が良いという仮定の話ですが、
1日に1本以上を収穫しなければならない、ということになります。
この1本の木から170キロのみかんが収穫できましたから、
この石垣山園からだけでも、2890キロくらいの収穫が想定されるわけです。
それを仮に1.1キロ袋に入れたとしたとしたら、2620袋ができるわけです。
今、団地の朝市で、毎週土曜日に35袋くらいが売れているんですが。
しかし年内にあと残された日は、あと50日です。
仮に毎日、毎日、その規模で売ったとしても、75日が必要になるわけです。
朝市の販売は貴重なんですが、それだけではあふれ出してしまうということです。
どうやってこの規模のみかんを収穫しきるのか、ということと、
どうやって、この大量に収穫されたみかんを出荷しきるか、ということが問題です。
だいたい、販売・出荷がされないことには、流通がパンクしていては、
そこいらじゅうみかんだらけになって、収穫すること自体が出来なくなるわけですから。
さて、この難問をどうやってのりきるのか。
だいたいみかん農家は、この同じような難問を抱えているはずですが。
私などの新米みかん農夫としては、初めてのことなんですね。
この年内の50日間ですが、これが私などが課題としていることがらです。