みかんの木を育てる-四季の変化

2019/07/01(月)21:31

梅雨空の関東でしたが、今日の仕事は、この数年間の整理です

生き方(70)

​この数年間を、少し整理してみました​当方のこの6月ですが、梅の収穫と販売、それと草刈りや施肥と、 相も変わらず、ドタバタと片付けきれない作業が続いています。そんな中、この数日は台風3号の刺激による梅雨前線の活発化で、表での仕事はできません。 草刈りしようにも、小雨と濡れてみかんの木や草のもとでは、出かけても仕事になりません。だいたいこの間の仕事でヘトヘトに伸び切っている体ですから、 こんなエポックの時は、とかく無前提な意識の白紙状態にはまりがちなんですね。 あらゆる興味を刺激するテレビや、美味しそうな食べ物に流されがちになるんですが、 しかしそうそういつも、それらにもたれかかっているわけには、いかないじゃないですか。 それで今日は、この間のこの間のドタバタを整理してみることにしました。 私などの基本は、みかん園の手入れと、学習と、政治社会の変革です。 この三点なんですが、 1つ目のみかんの手入れの方は、お天気次第ですが、これは日々、体力のギリギリまでの労働なんです。 この時期は、草刈りと施肥、そしてカミキリムシ対策が、まったなしです。 3つめの、社会を変えるというのは、私などのしがない力が、どうしたら生きるのか、 その目鼻をつかむ上でも、やはり2つ目の課題の学習が大事になっているわけなんですね。 しかし、農夫は自然との体力勝負だけで、大体、いつものことですがヘトヘトになっています。 良い果実については一般の人の視野に入りますが、 一雨ごとに繁茂してくる雑草の草刈り作業などは、イノシシの害を防ぐ為の柵張りなどは、 そうした基礎作業は、農夫の自身の肩に完全にかかってくるわけです。 良いものをつくるためには、これしどうしても避けられない、逃げられない仕事なんですね。 この土台の下作業を果たした後で、ようやくまわりのことが見えてくるわけです。 私などは、遠距離のかよい農夫ですから、少し条件が違います。 農地の手入れの諸々の関係から、東京に帰ってくると頭のチャンネルを切り替えれるんですね。 現地の農家の方は、生産の場に暮らしていますから、自分自身でメリハリつけるようにしないと、 四六時中、そのしがらみの中におかされて、やらなければならないことが賽の河原なんですね。 ゴムも気を使いすぎると、伸び切っちゃうわけです。 とにかく、今日はモグラたたきのようになっている頭を、朝から酒でも飲みたくなるような頭を、 その鈍なる頭をなるべく切り替えて、この間の試行錯誤してきたこと整理しようとしたことです。 ランダムにあげるといろいろありますが。 中心は、やはり今の遅れた日本の政治を主権者国民の力でかえることだと思います。今の国の政治は国民の各界の切実な声を取りあげようとしていないと思うんです。いろいろかっこはつけても誤魔化しています。もちろん相手自身に問題がありますが、しかしそれは国民自身が問われているんだおもいます。 戦後の民主主義というものが、このゴタゴタした中から、そのしっかりした力を本当に示すことが出来るかどうかが、その真価が、今問われているんだとおもうし、それがテストされているんだと思います。 これを実りあるものに結実させるためには、近代の民主主義とはなんなのか新ためて学びなおして、その民主主義的な国民的共同をつくることが求められているんだとおもいます。 これが戦後の日本社会が、様々な形でかかえつづけてきた大事な課題だとおもうんです。 日々の一つ一つのことは、その部分的な現れですから、たいしたことが無いようでいても、一人ひとりに出来ることはほんのささやかなことでしかないかもしれませんが、それでも時として、それが全体として集中的に合わされる時が、それが待ったなしで問われるような時というのが、やはりあるんですね。 今、私たちはそうした時にさしかかっているように思います。 農夫がいくらヘトヘトであっても、そうした全体の一員として、ここをしっかりと踏み越えていく力が求められているということです。そうした位置にあるということですね。

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