みかんの木を育てる-四季の変化

2019/07/27(土)07:41

みかんの木の加害は、ナガタマムシの問題も大きいようです

みかん栽培(1352)

​これはナガタマムシじゃないでしょうか​小田原・石垣山のみかん園で、カミキリムシ対策で防虫剤を基幹塗布していたところ、 みかんの木の樹皮が浮き上がって樹皮が枯れていました。 どうもカミキリムシの加害だけではなさそうなんです。枯れた樹皮を取り除いていたら、小さな虫が出てきました。 この虫が、木の本体と樹皮の間に入り込んで、樹皮を枯らしているわけです。 病害虫書の解説をいろいろ読んでみると、 どうもこれはナガタマムシのようです。確かめることはできていませんが。 枝が枯らされていたんで、枯れた部分を折ってみたら、 枝の芯に坑道が掘られていました。 これはカミキリムシの仕業ですね。枝の先の方にも加害する場合があるようです。 やはり、この場合も樹皮が枯れて、ひび割れし浮き上がってくるんですが。 しかし、基幹部分で樹皮が枯れている場合ですが、 これはどうもカミキリムシの仕業だけではなさそうです。 だいいち、基幹にあけられた穴ですが、 カミキリムシの羽化穴よりも、もっっと小さく2ミリくらいの穴です。 木くずを出して坑道を掘っていくカミキリムシとは違って、 主には木本体と樹皮との間に食い込んで加害していきます。 根の所にカミキリムシは住み着いて穴を掘っていき、そのためその上は枯れだしますが、 それとは別に、樹皮の下に住み着いて、樹皮を枯らしていく虫がいます。 この方は、木は樹皮を回復する力をもっていますから、 枯れた樹皮を削り取り、枯れだしの先端にいるこの虫を駆除すれば、木が復活する可能性があります。私はナガタマムシじゃないかと思っているんですが。 長さ1センチくらいの幼虫ですが、これでも幼虫としては成虫のようです。 羽化穴の大きさから見ても小さな成虫のようですが、どの様な成虫かわかりません。 これ二つ、カミキリムシとナガタマムシを放置しておくと、 みかん園の木々は、30-40年の苦労して育てた木が、無残に枯らされてしまいます。 こうした事態をきたさせないように、 今みかん園では、絶対にゆずれない戦いが、存亡をかけた戦いが展開されています。

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