てんてこ舞いに応援が
今、小田原のみかん園は、収穫作業でてんてこ舞いしています。
12月19日(木)は、小雨がぱらつきそうで、心配していたんですが。
幸いにも、雨が降ることはありませんでした。
「百姓殺すにゃあ、刃物はいらない」なんて、誰かが言ってましたが。
みかんの木が濡れてしまっては、収穫作業は出来ないんですね。
今、短期間にすすめられているみかんの収穫作業ですが、
当方のみかん園には、まだ木にいっぱいのみかんがついています。
ヒヨドリやメジロが、そのみかんを目指して、たくさん集まってきます。
そうした収穫作業に追われているさなかに、今回もご夫婦の応援者が来てくれました。
「みかんの収穫は初めて」という奥さんでしたが、
何回か収穫に来てくれているご主人が、アドバイスしてくれていました。
こちらの方面はこのお二方に任せて、当方は反対側にある高枝の木に登って収穫しました。
お二人は、2時間でほぼ木一本を、コンテナ箱にして2つを山盛りに、
したがって45キロくらいを収穫してくれました。
『今日は、楽しい経験をさせていただきました』との言葉を残して帰られました。
お二人の収穫は、熟したみかんを、切り枝を残さずに収穫してくれていますから、
これなら「収穫マイスター」の資格アリといった結果だったんです。
私などは、収穫作業で、自然の豊かさに圧倒されても、
『楽しい経験』などと感じたことはなかったんです。
新鮮な言葉として聞きました。
実際としては、終わりがなかなか見えなくて、とにかく終わらせなければならないとの基本です。
やってもやっても、まだまだかなり残りがあり、残酷な労働だと感じていたんですが。
お二方の感想は違っていました。
もしも、こうした援助者が増えてくれたら、
私などの収穫作業も、少しは楽しく感じるようになるかもしれません。
本来は、そうでなくてはいけないんですが。