湘南ゴールドの網掛け
2月17日‐18日、湘南ゴールドへの網掛けで、小田原のみかん園に行ってきました。
この時期、下からはイノシシ、上からはヒヨドリと、
熟してくるこの時期の柑橘類へ、鳥獣たちの被害が問題になります。
イノシシには畑を鉄柵で囲うようにして、ヒヨドリには木に網かけをしています。
なにしろ大きな木に網掛けするのは、容易なことではないんですね。
これまで、鉄柵を張る以前に畑を囲っていたビニール網ですが、
イノシシには簡単に突破されて役立ちませんでしたが、
ヒヨドリ対策には有効ですから、移動して湘南ゴールドの木を囲むようにしています。
前回ですが、畑の周辺の木の高枝には、ヒヨドリがとまっていて、こちらを見ていました。
温州みかんはすでに収穫されていて、みかん畑の木からはきえてますから、
湘南ゴールドとか清美オレンジとか、これから熟してくる柑橘類を注視して狙っているヒヨドリです。
木も大きくなると、網をかける作業も簡単ではありません。
これは、今回途中で時間切れとなって木です。
すでに湘南ゴールドも、ヒヨドリの加害が始まっています。
ヒヨドリに試食された湘南ゴールドがありました。
その実はえぐられていたんですが、そのすぐ隣のあったのがこの実です。
確かに果実の香りがただよってきていました。
ヒヨドリのお墨付きの湘南ゴールドです。
農家によっては、すでに収穫してみかん小屋に貯蔵していね方もいるんですが、
樹上で完熟させるには、3月上旬まで、もうしばらく待たなければなりません。
これからの一カ月間が、熟させた実をどちらが採るか、ヒヨドリとの競争になるわけです。
まだ、網掛けは終わっていません。
イノシシ対策で鉄柵で畑を囲わなければならないし、
みかんの剪定作業もあるし、雑木も切らなければならないし、
1月の温州みかんの販売が終わっても、
みかん畑の手入れは、いまもって大忙しです。