貴重なお店の店じまい
小田原・真鶴方面は、新鮮な地魚・みかん・温泉が魅力の地ですが。
先日、一つの便りがありました。
「諸般の事情により7月26日をもちまして閉店いたすこととなりました」と。
コロナの問題だけではないとは思いますが、残念なことです。
本日・7月20日に、知人とともに、最後の賞味をさせていただきました。
これまでにも、そこでふるまわれた地魚を、何回か紹介させていただきました。
遠路はるばる、東京方面から来てくれた人たちにたいして、
当方が小田原・真鶴の土地柄の魅力として、胸を張って紹介できたのは、
当地の頼朝や秀吉などの史跡や箱根の温泉、そしてみかんがありましたが、
加えて欠かせないものに、相模湾の地魚がありました。
多彩で新鮮に美味しく、しかも安く賞味していただけるわけですから、
遠路出かけてきた来た甲斐ありと、満足していただけるこ間違いなしだったんですが。
その大切な場所が、また一軒お店を閉じることとなりました。
諸事情のなかで精いっぱいに努力してきた結論ですから、
私などとしては仕方がないんですが、残念なことです。
今日は、早川のみかん園の園主さんご夫婦とともに、
急な事でもありましたが、
最後の機会となりますが、その味をご相伴させていただきました。
この魚がし旅館「まるなか」は、
「昭和52年に開店して以来、42年余にわたって」営業を続けてきたそうですが、
学生時代の同窓会や職場の旅行会、地元の関係の知人たちにも、胸を張って紹介してきました。
とかく、外から来た人たちには、名ばかりの観光ずれしたお店が多い中で、
ここであれば、いつでも安心して案内できるお店だったんですが。
そして、いつでも期待にたがうことのなかったお店だったんですが。
この間の42年余の勤労に感謝です。
なにごとも終わりというのは、新たな始まりということでもありますから、
次のさらなるステージにおいて、出来うる協力を探っていこうと思います。