みかんの団地朝市
2月13日、土曜日は毎週みかんの朝市です。
団地のボランティアが隔週で野菜市を開いていて、
地元の多摩市や黒川、さらに群馬県の月夜野から生鮮野菜を運んで来て、
小田原のみかんと合同で、定例朝市を隔週で開いています。
団地の生活者にとっては、新鮮で安い野菜や果物は、日々の暮らしに欠かせません。
だけど、「新鮮なものを安く」となると、それにはボランティア的な活動が必要なんですね。
どうしたって、今の社会では、儲けることがすべての根本基準になっていますから、
すべては儲かることが目的になっています。
見栄えのするもので、高利ザヤを稼ぎだすものが、求められる商品の大勢になっていきます。
それじゃあ、年金暮らしでつつましい生活をしている庶民にとは、感覚が違ってくるんですね。
多少見栄えは劣っても、新鮮で、安心安全で、安い商品が欲しいというのが、庶民の常識です。
ここに、私などのみかん朝市が続いている根拠があります。
このギャップがあるから、小田原のみかんが、他の店舗では扱かってくれなくても、多摩の団地の朝市では売れていく、その条件があるわけです。
今回も、私のいた間に、8割がたの温州みかん(青島)、ネーブルが売れて、
レモンとハッサクは完売してしまったんですから、順調な朝市でした。
みかんの朝市は、大儲けなどは出来ませんが、その規模は限られていますが、
それでも庶民の暮らしに役立ち、農家にも消費者にも喜ばれるような商いになっていると思います。