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みかんの木を育てる-四季の変化

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2021年10月10日
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​『農業消滅』(鈴木宣弘著)に注目します​

といっても、まだこの本そのものは読めていないんですが。
10月10日付「しんぶん赤旗」の読書欄ですが、
元農林水産大臣の山田正彦氏がこの本を紹介しているのを見ました。



私は神奈川県の真鶴と早川でみかん栽培をしているんですが。
農家の人と話すと、営農の将来の見通しをもててないことを感じさせられてました。

「日本の農業の中心は稲作だし、そこですら本質的に同じく深刻なんだから…」と。
私などの真鶴方面は、箱根山が海に注いだところですから、平地は無く水田などありません。
しかし、農業の本質においては、ともに共通している問題だと感じていたんです。

本書の山田氏の紹介ですが。
「今秋の米価のJA買取価格の各都道府県概算額がそろった。なんと栃木県では昨年より最大4800円の下げ幅である。私が農水大臣の時に全国の60キロあたりの生産原価を調べたが、全国平均で1万5000円だった。それを割り込めば赤字で、もう数年前から1万3000円ほどに落ち込み、農家は実質赤字経営なのに、このままでは1万円をきりかねない勢いである。
 著者の鈴木氏は、日本の食料を輸入に依存する愚かさを嘆き、アメリカの農業政策を説明している。アメリカでは生産原価をもとに、それより下がった場合にはその差額を補填する支持価格制度を導入して、農家が安心して農業に専念できるような制度を構築している。
さらに今回のコロナ渦の救済のために経済的な安全保障法を成立させて2兆円の予算を組み、その8割を農家への直接支払いの助成金に、3000億円で農家から穀物、酪農製品、野菜などを買い上げて無償で生活困窮者に給付している。・・・」

元農林水産大臣が、自らの経験にてらして昨今の「農政の失敗(無策)がまねく国家存亡の危機」を、鈴木氏の紹介にかさねて、指摘しているわけです。

それにしても、都会にくらす国民・消費者は、こんな事態にあることを知っているんですかね。
私なども、この書評によって認識を新たにしているくらいですから、同じようなものですが。
しかし、これは、みかん農家が感じている問題と、本質的に共通です。みかん農家は、家族経営ですから、もっといえば老夫婦経営ですから、政治のまったくの蚊帳の外なんですね。草刈りなどの日々の作業に追われていれば、こうした情報なども体感的にはまったく知らなくて、もっともそうなごまかしに丸め込まれちゃってるんです。やれ菅系がいいとかやれ河野系がどうだとか、結局自民・公明農政の枠内で、みずからの勘を頼りにして「選択」し、それで結局自分の首をしめている。それにより現状と将来に絶望している事態わけですから。
ようするに選択肢が見えて無いんですね。隠されちゃってるんですね。

だれか、この狭い社会関係の中にいる人たちの中に分け入って、現状問題が今の政治とどうつながっているのか、どこに問題があるのか、わかりやすく語ってくれる人はいないもんですかね。

私などに出来ることというのは、そうしたためにも、今、隠されている問題です。
農家の抱えている問題が、その打開策が、ここで耳新しく紹介されていそうなこの本ですから、
これをブログにて紹介すること。
当然、私なども、早めに取り寄せようと思っているところです。






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Last updated  2021年10月10日 08時49分53秒
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