第26回参議員選挙の争点を探る
6月22日に第26回参議員選挙(7月10日投票)が公示されました。
みかん農夫としても、今後の進路がかかる選挙として、この動向を注視しています。
公示から3日間がたとうとしています。
この街の片隅では、近くのバス停にある公設掲示板の候補者ポスター以外には、今が選挙の最中にあるのを感じさせてくれることは無いのですが。
農夫は、21、22、23日が梅雨空の小雨模様だったこともあって、早めにみかん畑を引き上げ、帰京してきました。それは、公示日から3日たとうとしていますが、「今、この選挙で、何が問われているのか?」、この問題を探る必要があると思っているからなんですが。
というのは、農夫は2月24日のロシアのウクライナ侵略戦争が始まって以降、この日本の国がどこに転ぶのかわからないような、大事な現実的曲がり角にあるように思うんです。それは、これまで自分が生きてきた、その生き様が問われている事態にあると思うんです。
私などが注目している選挙にかんする材料ですが。
その一つは『日本記者クラブの党首討論会』です。
6月21日(火)の選挙の公示日前日に行われたたものですが。2時間半くらいでしたか。
あす公示の参院選で何を訴えるのか 9党の党首討論を完全収録 [参院選2022]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
当方は、その時はラジオで断片的にしか聞けなかったし、2時間半もの時間がないじゃないですか。しかし大事です。それで新聞でフォローしようとしているんですが。
もう一つは、6月22日の各党首の第一声の演説の内容ですね。
これも新聞でフォローするしかないんですが。
これは、まだ集めなければならないんですが。
ここに重要な材料があると思っています。
ようするに、各政党の客観的な主張と動きの中から、「今の事態の中で、この選挙で何が問題なのか」をつかむ必要があると思っているんですね。
選挙というのは、その場しのぎの、有権者の支持をかすめ取ろうと、耳ざわりの良い空公約が乱発されますが、しかし注意して見ると、その政治勢力がすすめようとしている実際な姿も見えてきます。
一方、有権者にとっても、さんざん耳ざわりの良い公約や、義理人情としがらみでの信頼や、さらには「ろくなことはない」とのあきらめで、関心や投票率が善くない。
結果として、自分たちの首を絞めるような結果になってきているわけですが。
しかし、それでも、有権者の一人として、一票を投ずる選挙権をもっているわけです。
それは、先人が努力した結果です。
総体として、個々人の「自由」ということで、
一人ひとりの、その現実に対する理解力や判断力が問われているわけです。
知恵を絞って、より良い方向をひらくための、国民的な討議の期間なんです。
ただ、未だ残念ながら、その権利や可能性を、生き生きと行使するようにはなっていない。
それは、東アジアの各国が、それぞれの国民が模索しつつある途上なわけで、
その中の日本ですが、
また同じ似たような問題もあるし、しかし独特に切り開いてきた地歩もあるわけですが。
とにかく、平和・民主の現憲法の下で、戦後75年をあれこれ苦労しながらも生きてきたんですよ。
世界で唯一の戦争による原爆の惨禍を、被爆体験をもつ国なんですよ。
そんな土台にあるのに、こうした今、グズグズしているわけには行かないじゃないですか。
力を合わせるよう努力する。
そうしなけりゃ、苦労してきた先人に対して申し訳ないじゃないですか。
私なども、たんに雑草やイノシシ、カミキリムシの、ただ自然を相手にしているだけでなく、
国民にとっての農業ですから、みかん農夫も社会的な存在ですから、
安全安心の食糧自給率を高め、平和で安心、未来を拓くような道を見つけだすように。
この選挙期間を、よりよい道を探るようにしていく。
そのために、事実や学術を集めて、討議・発信できるようにしていく、
そんな未来を拓く機会にしていきたいと思っています。