7月3日のNHK「日曜討論」
7月3日(日)のNHK「日曜討論会」ですが、
この参議院選挙で問われていることが明確になったと思います。
選挙の直前にマスコミが各党の政策をまとめてくれました。
当然それは各党がチェックしていると思います。
また、選挙に入って、選挙公報が届きました。
それらを具体的な形で示してくれたのが、日曜討論だったと思います。
私などは、選挙討論というものを誤解していました。
討論というと、普通は聞かれた質問に答えることじゃないですか。
しかし「選挙討論」というのは違うんですね。
痛い質問にたいしては、適当な言葉を取り繕うだけで問題に答えない。
いかにも自分たちの政治が最高なもだと、綺麗な言葉を駆使して宣伝しようとする。
だから、いわゆる世間でいう本当の意味での討論じゃないんですね。
その全体から、見ている側の一人ひとりが、問題が何なのか。
どうしたら、政治が願わしい方向に変わるのか、それを判断するということです。
私などは思うんです。
日本は戦後75年の曲がり角にあります。
戦争を知らない本人たちは、そのことをどこまで意識しているのか、
戦争への道に日本国民を、そっちの方向に引っぱり込もうとしているんですね。
それは、国民関連の暮らしや福祉、医療、教育の予算を削って、軍事費に回すということです。
それは、戦後75年、みんなが大切にしてきた日本国憲法の平和主義を、9条を捨てちゃえ、ということです。
政治家、政党の多数が、そうした実際の道を、言葉たくみに言いくるめ、押しすすめようとしている。
ここで問われるのは、国民の判断です。
あと5日ありますから、政治不信の国民の中にも、棄権は危険だということもふくめて、
選挙の結果が、自分たちの未来を決めることを明らかにすることです。