第26回参議院選挙の結果がでました
選挙の結果について、まだその詳細な分析はわかりませんが、
とにかく、猛暑の中の努力を、ご苦労様でした。
少なくとも、首都東京で、日本共産党の山添拓候補が、
沖縄では「オール沖縄」のイハ洋一氏が、
激戦だったようですが、その中で当選しました。
私などは、この参議院選挙で思っていたのは、
2月24日以降、ロシアのウクライナへの侵略戦争が続いている中で、世界や日本国民の不安を逆手にして、日本の反動勢力が長年すすめてきたヌエ政治、軍事国家づくりが、
この選挙をきっかけに、軍備を大増強して、憲法9条を改悪しようとの、危険な大合唱が始まったこと。
どうしたら、この選挙で、この危険な反動的流れを止めれるか、これが中心問題でした。
この点から、何回かブログでも、フェイスブックでも、注意を喚起してきたつもりなんですが。
選挙の結果は、憲法改悪派が多数を占めることになりましたが、
しかし、その中で、このお二方が当選したんですね。
沖縄と東京都民の民意ですが、その見識は大したものだとおもいます。
日本の全国で、私と同様に昨今の日本の戦争への危険な動向に対し、
うれいが広がっていると思います。
だけど、この事態を憂れえる見識というのは、まだまだ少数派なんですね。
戦争の悲惨さを体験者したひとや、学者・知識人は、全体の中の少数派なんです。
もしも、東京の山添氏、沖縄のイハ氏が、選挙で落選していたら・・・、
日本の未来は、いくら理屈がそうでも、感覚的には見えなくなるじゃないですか。
実際に、全国の多くの地方では、その地方だけを見たら、そうした面もあるんじゃないかと思います。
日本の政治革新に期待する、高齢者や、苦難の中にある多くの全国の人たちは、今回の選挙の結果に、内心がっかりしたと思うんですよ。
でもね、その希望は、決して間違っているわけじゃないわけです。
だけど、その努力はむくわれていない。
もしもですよ。
万が一にでも、山添氏やイハ氏が落選していたとしたら・・・。
高齢者の精神的ダメージというのは、命に直結してますから、ゾッとします。
逆に、このお二方の当選ということは、
全国の、今回報われることのなかった、多くの人たちの努力に対して、
諸々の苦労に対して、大きな励ましのプレゼントをあたえてれたんじゃないでしょうか。
それは、お二人の努力とともに、それを支えた良識ある国民の力ですが、
それがあるのと、力が足りなかったとでは、それこそ天と地の差ですね。
大きな歴史的な、未来の兆しという、大事なプレゼントなんですね。
その宝を全国にむけて発信してくれたんですね。
じつに、ありがたいことですね。
それにしても「おごれる平家は久しからず」です。
もっともっと、今の政治の実態を、各分野・自分の生活からも、国民の中に明らかにして、
この政治のどこを、どのように変えることが必要なのか。
そのためには、何が必要なのか、これが問われています。
とにかく、
もっともっと政治革新の必要性と、それをすすめる自力を大きくすること、
被害を被っている人たちが、心と力を合わせるような関係をつくること、
なるべく早く作らなければならない、ということです。