朝市と草刈り
昨日は小田原からあずかった野菜を東京・稲城市に届けたんですが。
納品書を書く時に、当方は「エ~と、今日は何日でしたっけ?」
するとすかさず、『明日が原爆の日だから、今日は8月5日だ』と。
なかなか優れた認識ですね。
8月6日(土)の永山団地の朝市に到着する前に、大方の野菜が販売できました。
したがって、朝市の並んだ品物は、ごく少なかったんです。
もちろん、その隣には、群馬県や地元の多摩市から多彩な野菜が並べられたんですが、
当方のだした品物は、ブルーベリーとミョウガ、ブルーベリージャムだけでした。
まぁ、この時期はこんなものです。
早く完売して、帰って休めということです。
今回の小田原・真鶴行きですが、
真鶴のみかん園の草刈りが、ポイントでした。
もともと真鶴のみかん園の手入れが、当方のそもそもの課題なんですが。
途中の広大な小田原・早川の石垣山みかん園にかかわると、そちらが大変になるんですね。
なにしろ、石垣山のみかん園は、真鶴園の10倍の面積がありますから、草刈りも大変なんです。
ついつい先送りしがちな真鶴園の草刈りですが、「今回こそは」ということだったんです。
これが草刈り前の真鶴園の様子です。
これまでにも何回か草刈りをしてるんですが、それでもご覧の通りです。
前回の時には、根回りの草取りをしっかりとしたはずなんですが、
そんな努力は、まったくのどこ吹く風の、雑草の繁茂ぶりです。
今回は、草刈り機で1タンク分の、約一時間の草刈りをしたんです。
これがその結果です。
まだ成木の草取りについては、手が及んでないんですが。
小木・苗木については、雑草に覆われてしまいますから、優先してあたりました。
雑草に覆われると、木の生育が遅れちゃうんですね。
草刈り機での草刈りも、1時間作業すれば、もう汗びっしょり、完全にクタクタですから、
今回の真鶴園の作業は、こんなところで一区切りとしました。
一般にみかん畑が、雑草ががなく、綺麗に抑えられているのは、
みかん農家の、ほとんどの人が知らないところでの、こんな努力が行われているからなんですよ。
「日本の農産物は立派だから、外国へ輸出すればいい」なんてのたまう政治家がいますが、
そんな連中には、この苦労をたとえ15分間でもさせてみたいですね。
何を感じるか実ものなんですが、絶対にやりっこないですね。
まったく実情を知らない政治家が牛耳る農政は、
農家と国民財産を、崖と谷に突き進むようなものです。
今の客観性は、そうした事態にすすんでいます。
そして、そんな政治家を信頼して、投票している農家の人たちも、どうしたものか?
もっとも最近、そうした農村県が変わりつつあることは、確かなんですが、
しかし現実は大変な困難な事態ですから、それに比べて変化は規模もテンポもまったく弱いんです。
もう一つ、都会の消費者が、この農村事情を知らないことも、大きな背景としてあります。
朝市では、消費者に対して、くり返しこうした実情を紹介しているんですが。
しかし、まだまだ、私などの努力が足りないということです。