東京農民連・タケノコ朝市
いやいや、盛況なタケノコ朝市でした。
4月27日(日)、午前9時半から東京・町田市の農家、大谷宅で開催されたタケノコ市ですが。
当方も、小田原から甘夏を35袋持ち込んで、
初めてのことですが、この朝市に参加させてもらいました。
用意していたタケノコですが、足りなくなってしまい、
とうとう家主の大谷さんは、その責任上、2回、3回と、臨時にタケノコとりに出動していました。

この朝市ですが、これには若ものが参加してくれていたんです。
このことの意味が分かりますか。
今や、日本全国の農家は、70-80歳代の高齢者が第一線で頑張っています。
今や畑は、その高齢者によって維持されているわけで、
明日は耕作が、その体力から言って、出来なくなったとしても、まったくおかしくはないんです。
その子弟たちは、家族のためには安定した生活が必要ですから、農業からは離れています。
日本の農業に若ものがいない、これが1960年代からの自民党農政の結果なんです。
そんな農業の世界あって、
この朝市には、その収穫の補助者として、また会計係として、
貴重なことに、若ものが参加してくれていたんです。

もちろん、農家の産物はタケノコ・みかん、それだけではありません。
キャベツ、ホウレンソウ、小松菜、スナップエンドウ、フキ、等々、
多彩な農産物が、いろいとならべられました。

私は甘夏の35袋が完売したころには、午前11時過ぎには、この朝市を引き上げてきたんですが。
よういされた農産物は、だいたい完売状態でした。
この大都会の、首都東京ですが、
そこでも、農家の人たちが頑張っている。
それを応援してくれている若者がいる。
なによりも、その作物を求めている消費者の人たちがいる。
日ごろは、それぞれ隔絶されている、農家ー若もの-消費者ですが、
今回の朝市が示してくれていることは、
この根本的な共同ですが、
今日の朝市に示されたように、日本の未来というのはここにある。

わたしなどは、そんな感想をもって、この朝市から帰ってきました。
東京の農家は、日本全国の農業問題の矛盾の縮図です。
がんばれ! 東京の農家です。