6.15 八王子駅演説会に行く
東京都議会選挙の、選挙期間の唯一の日曜日、八王子駅に出かけてきました。
正午から、アオヤギ候補と山添拓議員の街頭演説会が開かれたんです。
理屈の上で間違いないとしても、
実際の選挙期間の中で、候補者の政策、立ち向かう気力を確かめ、応援する必要があるじゃないですか。

私なりの感想です。
東京都は昨年7月の都知事選挙で、小池都政は都民の願いを受けとめようとしない問題が明らかになった。その元には自民、公明、都民ファーストの都議会の多数派があること。
その中にあって、この約一年間ですが。
一つは、自民党の裏金政治が、萩生田都連会長のもと、東京都議会にもまん延していた。
だいたい、2万円のパーティー券を売ることで企業回りをしている都議が、都民の暮らしが大変だなんて、口は便利ですが、わかってっこない。
そんな都民の切実な声なんてに、裏金議員の関心はまったく無しなんですね。
これは、習慣であり、体質なんですね。
その問題の自民党をかばう、小池知事、公明党、都民ファーストですが、これも同じ穴の狢ですね。
この裏金問題を真剣に問題とし、これを正す立場を明確にしているかどうかが、判断基準の一つです。
第二は、選挙は有権者の支持を得ることですから、候補者はだれしも耳ざわりの良いことを、「あれをします」「これをします」といいます。
しかし、この4年間に、実際に何をしてきたのか、実績が問われます。小池予算や都民の請願に対するその議員の態度が、口先ではなく行為の事実として判定されます。
シルバーパスの2万510円から1万2千円への値下げ、学校給食費の無料化。たしかに都民の願いは前より前進しました。
「オレがやった」とそれぞれの議員・会派はいうんですが、
確かに最後は賛成議決に参加したことはたしかですが。
しかし、問題は、シルバーパスは、革新都政のもと「敬老パス」として無料だったんです。「福祉は無駄遣いだ」とする石原都政において老人医療の無料化は有料化され、敬老バスも有料化された。
その有料化提案に、自民党と公明党が賛成したことで有料化された。
さらにその後、5回も値下げを求める条例や請願が出されたのに、その都度否決してきたのが、自民・公明・都民ファーストだという、事実の経過があるわけです。
なにが「オレがやった」ですか。
まぁ、私などは、この二点の感じていたことを、今回のアオヤギ演説によって、確認させてもらいました。
やはり、八王子にとって、アオヤギ都議の存在はかかせない。絶対に欠かせないということでした。
山添拓議員が、その勝利の大きな意義を紹介
これも演説会の話の中にあって、記憶に残る断片ですが。

あのやせた小柄な山添議員から、どうしてあの迫力ある話が出てくるのか、不思議ですが。
きっと真実の力ですね。
二つが、ふくまれてました。
一つは、お米の問題。
メディアの多くは、いいかげんな農政の構造を問題にせず、生産者には1時間10円を押しつけ、減反を強いてきた。消費者には不足する中で5,000円の高価を強いてきた。自由化路線の結果がもたらしてきたもの。その長年続けてきた自民党の農政にたいする反省、批判がないこと。さらには、ミニマムアクセスの輸入米を買うことを拡大するなどといっている。
こんないいかげんな話は無い、との怒りを感じるんですが。
その小泉氏のいいかげんな話を、自民党もマスコミも、さかんにもてはやしている。
この事態をどう変えるか。
もう一つ、平和の問題を言ってました。
戦争の反省として、平和・民主主義の憲法がつくられたのに、逆行する事態がすすめられている。
日本学術会議も、戦争協力の反省から出来たのに、戦争に協力をさせる組織にかえようとのこと。
共産党の存在、その敢然としてそれと対決する存在がなかったら、いったい日本はどうなるのか。
この都議会議員選挙、八王子では、だれがどうなろうとかまいませんよ、
しかし、このアオヤギさんを都議会に送ること、ここにしか選択はない。
小柄な山添拓さんですが、
瀬長亀次郎さんがそうだったんでしょうが、民族・国民的なその主張です、
巨人のように感じさせてくれる、大きな迫力ある訴えでした。
一番言いたかったのは、
八王子は、この都議選の縮図だということです。
ここでぶつかっている問題は、全東京の、それぞれの選挙区でぶつかっている問題について、
もちろん、私などは井の中の蛙ですから、その全体を知る由もありませんが、
しかし、八王子が選挙でぶつかっている問題は、全都に共通の問題があると感じているわけです。
全東京で、19名以上の議員をつくるためには、
私などにとっては、この八王子で勝つ、アオヤギさんを都議会に送り出すことです。
前回の自分たちの活動の水準よりも、少しでも前進するということです。
そんなことは、「ちゃのこ」だということです。