みかん園の「残払い」終了
小田原・石垣山のみかん園ですが、
昨年の10月からみかんの収穫をしてきましたが、
本日・1月20日、みかん園の「残払い」を終えました。

「残払い」って言葉ですが、わかりますか。
みかんの収穫は、1.上(うわ)もぎ、2.中もぎ、3.残払い、この3段階で進めています。
「上もぎ」は、早めに熟してくるみかんの実の、いわば「いいとこどり」です。
「中もぎ」は、いわば全体の主要な部分の収穫で、これが基本収穫です。
これに対して、「残払い」は、みかんの木についている果実を、すべてを木から下ろします。
みかんの木に果実がいつまでもついていると、その間に木の養分が吸い続けられますから、木自体が弱ってしまいます。
普通であっても隔年結果がありますが、いつまでも果実をつけたまま木を放置しおくと、木が枯れてしまう場合もあるわけで。「残払い」は後始末で、みかんの手入れの年間サイクルの締めくくりです。

残払いのついでに、密集しすぎているむだ枝の剪定もしています。
こうして、温州みかんの収穫は、本日で終了しました。
これからの仕事は、収穫したみかんの選果と、その販売です。
今のみかん園ですが、
そこで残っているのは、私の場合、清見、湘南ゴールド、レモン、日向夏、甘夏です。
これらは、主力の温州みかんに比べると、大した量ではないんですが、
それでも、中・晩柑橘として、みかんを5月まで、楽しんでいただけるわけです。
つまりみかんを楽しめるのは、早生の10月中旬から5月までの半年間なんですね。
その中心は、温州みかんで、それは12月末までに収穫して、2月くらいまでに販売するわけです。
ということで、今季のみかん作業の、中心の収穫が、本日終了したというわけです。
さて、今回のみかん園行きですが、それには、もう一つ目的がありました。
それはフキノトウです。

みかん作業に追われていると、私など、フキノトウのことをついつい忘れてしまうんですが。
今回が、今季の初めてですが、フキノトウを採りました。
これが、そのふきの畑です。

この時期に、1月の上旬には「フキ畑」の草刈り仕事があります。
畑の周りから倒れている竹を切り払って、雑草の枯れた茎を草刈りします。
フキの生育環境を整える草刈り作業です。

この草刈りの時期を見はかる、タイミングの見定めが大事なんです。
遅れると、雑草が繁茂しだして、フキノトウは見つけにくくなり、花がが開いてしまいます。
農夫はみかん作業でへとへとになってますから、ついついフキのことは忘れがちなんです。
だからカレンダーに「フキの草刈りを忘れるな」と書き込んであるんです。
そして今回、ドンピシャリ、フキノトウが出だしているのを見つけました。
まさに、今が、フキ畑の手入れを始めるときだったんですね。

フキノトウを大切にしている人たちがいます。
天ぷらによし、フキみそにしてよし。
日本の食生活にとっても、ほろ苦い旬の味。
冬の寒さの中にも、春を告げるフキノトウの芽が出てくる、
これは、古くから日本の新たな季節の到来を感じさせてくれる、一つの楽しみなんですね。