雪・凍結の被害は、今現れてます
総選挙の投票日・2月8日が、大雪だったことを記憶されてる方もいるかと思います。
神奈川県・小田原ですが、今、そこでのみかん栽培にとんでもない被害が明らかになってきています。
農民連の本部が、その柑橘被害の調査に入りました。

当地の特産になる「湘南ゴールド」と「甘夏」の被害については、すでに紹介してきました。
この「農民連」ニュースでも、レモンと湘南ゴールドの被害の様子が紹介されています。
小田原方面ですが、
2月8日の大雪もさることながら、その翌日に零下6度の寒さが襲い、冷凍世界になったというんです。
道路が通行止めでしたから、私などは行けなくて、その様子は見れてないんです。
このニュースによると、30年ぶりの大雪と低温だったというんです。
今回、神奈川県真鶴町のみかん園ですが、
わたしは日向夏(ニューサマーオレンジ)ですが、そのすべての果実を収穫してきました。
これが、手を入れる前の日向夏の木です。

かなりの実が木についている。
「やれやれ、今回の雪害を乗り越えたか」と、初めは思ったんですが。
しかし、
よく見ると、そんな単純な事態ではないことがわかってきました。

果実の周りにあるはずの葉がなくなっている。
ないし、茶色く枯れて丸まっている。
果実のへたと、果実が木につながる枝は枯れだしている。
これじゃあ、果実がいつ落果したとしても、おかしくはない事態です。
それで、日向夏の木の様子を見るだけのはずの真鶴行きでしたが、
事態を見て、急遽予定変更です。
日向夏の収穫というのは、4月下旬からを予定する。それが例年であれば予定でしたが。
しかし今年は、そうはいかないというのが、今回の日向夏の収穫判断でした。

3月29日(日)、予定にはなかった、現場判断による日向夏の収穫作業でした。
今年は、落果するのを避けて、はやめに収穫せよというのが、木の様子からの判断でした。
しかし、このことは、湘南ゴールドも同じです。
次の写真が湘南ゴールドです。

下に落ちているのは湘南ゴールドの果実ですが、なんとももったいないですね。
以前には他の人の畑でこうした光景をみて
「捨てるのはもったいないから、捨てないで残しておいてほしい」と要望したんですが。
「コンテナに集めておくような時間がない」との返事でした。
そうした農夫の気持ちですが、
私などは、その気持ちが、すこしですがわかるようになりました。
たぶんに、捨ててしまうのは「もったいない」、との気持ちが働いていたんですが。
しかし、今回のことで分かりました。
地域社会の特産品としての特質をまもるためには、
本来のその味の質を維持して地域ブランドにするためには、確かなその信頼を得るためには、
スカスカで内実のないような果実は、どんどん捨てろということ。
農家の提供する品に対する責任というのは、それにより守られているということ。
今回、あらためて農家のポリシーということを、認識させられました。