みかんの木を育てる-四季の変化

[富士山、相模の自然、真鶴] カテゴリの記事

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  フキがたくさん採れました、桃源郷の早川園です

  桃源郷でフキを採ってきました早川の石垣山は、みかん畑だけではありません。4月23日は、甘夏とともにフキを採ってきました。春のこの時期は、フキが旬です。日本人は、独特の苦みのある味と、その香りを、昔から楽しんできたんですね。多摩の団地に、お試しでフキをだしたところ、大変に好評だったんです。大体、野辺に生えているフキですから、みかん園では珍しいものではありません。他方、都会の生活者には、春の味と香りで、珍重してくれる人がいます。この二つをつなぐのが、当方の役目の様です。草の伸びた、ひと一人が通れるくらいのけもの道ですが、その細い道をぬけると、窪地に小さな畑が広がっていて、まるで桃源郷です。もう大きく、硬くなったものもあるでしょう。これじゃぁ、逆立ちしても採れ切れませんし、運びきれません。こうして採ったフキは、10本くらいの束にして、車に積んで、どんどん都会の団地の人たちのもとへ運びます。これだけ生えていると、お金の問題じゃなくて、無駄にしないことが大事なんです。そうはいっても、資本主義社会ですから、東京－真鶴間をいち往復すると、ガソリンと高速料で3000円がかかりますから、せめてこの交通費くらいは、続かせるために、埋めたいと思っているんですが。朝、6時39分、小田原厚木道路の小田原サービスエリアから見えた富士山です。同じ場所から、富士山が見えるたびに撮っているんですが、同じ富士山が、その都度自然状況が違って、異なる姿になります。今日も真鶴園では、ミツバチの巣箱を改造したんですが。今日は珍客がありました。ミツバチ用の重箱式巣箱を干しておいたところ、アシナガバチが巣づくりを始めようとしていたんです。アシナガバチの女王蜂も、最初は一匹での巣づくりをするんですね。何事も、最初の仕事始めは大変なんですね。せっかくの仕事始めですが、アシナガバチの為の巣箱じゃないので、濡れた草むらの中において、巣づくりの場所を他にかえてもらうようにしました。二ホンミツバチが来てくれたら、大歓迎なんですが、なかなか人の目論見通りにはいかないものです。しかし、春本番で、蜂が動き始めたことは、これは間違いないということです。

  2017年04月23日

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  真鶴半島が、箱根山の火山の溶岩によって出来たという証明です

  真鶴半島は、箱根山の溶岩によって出来たこの4月2日に、箱根・入生田にある県立地球博物館を見学する機会がありました。去年の3月に退職した職場の「退職者の会」が、当地にやってきたんですね。生活者は、日ごろの生活圏については、まったく疎かったんですが。これまで伝聞していた一つのことが、この博物館を見れたことにより、納得する所となりました。「真鶴半島は、箱根山の溶岩によって出来た」との点です。一、真鶴半島の成り立ちが、地質学的に証明されていたんです。真鶴の名産になっている小松石ですが、これも溶岩の産物だったんですね。「本小松石溶岩グループ」がそれを示していましたが、岩石の違いは、溶岩流の違いに寄っていたんですね。二、箱根山とその周辺の絵図を見れば、さらに明らかです。箱根山は、大涌谷など今に残る噴火のあとがありますが、そうした中心部のほかにも、外輪山の外側のすそ野でも噴火があったということです。三、その箱根山火山が、現在の形をつくるまでの歴史経過が開設されていました。現在のだいたいの形が出来たのは、約3000年前の噴火によるものだったんですね。そこの周辺に暮らしている人たちは、自分たちの自然環境が出来たいきさつについて知らないと思います。私なども、地球博物館がそこにあることは知っていましたが、今回「退職者の会」が見学をしなければ、そこに足を踏み込むことはなかったんですから。生活者にとって、地球博物館を見学することなどは、なかなか機会が無いと思います。私なども、偶然にめぐってきた機会でした。四、もう一つ、貴重な映像写真が展示されていました。上空からみた、宇宙から見た真鶴半島の映像です。富士山－箱根山－真鶴半島の位置関係がわかります。これによって、富士山が箱根山によって視界がさえぎられていることがわかります。また、地上から見ると、三浦半島と房総半島の区別が、なかなか識別しにくいのですが、その地理関係が分かります。もう一つ、実際に三浦半島を見て、江の島がどこにあるのか、わからないのですが、今回宿泊してみたら、夜になると江の島の灯台の明かりが点滅することでわかるんですね。昼間には燈台の明かりは見えませんから、なれていないと江の島の位置は分かりません。源頼朝は、真鶴の岩海岸から房総に逃れたわけですが。石橋山の旗揚げで敗れて、普通なら自害するところ、そんなことはせずに、小舟で、相模湾を横断して、房総の千葉に逃亡したこと。それから2カ月後が、富士川のたたかいですから、すごい時代と個人の変化です。この九死に一生を得たことで、新たな時代の転換が始まったんですね。ものごと、どんな逆境であってもあきらめることなく、新しい時代にむけて頑張れと、この航空地図が示しています。

  2017年04月21日

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  前職場の退職者の会・総会が、近くに来るというので参加してきました

  いろいろ発見のあった前職場の旅4月2日－3日、前の職場の退職者の会一行ですが、総会のため、真鶴のみかん園のすぐ近くにやって来ました。会場となったのは、となりの江の浦にある宿泊施設です。自然の景観が、みかん山の中にあって、素晴らしいんですよ。相模湾の景色が、正面に広大に広がっていますから。みかんを狙って、ヒヨドリがすぐ近くまで来ていました。1000回近くも通っていながら、灯台下暗しで、江の浦のみかん畑に車を止めることも、宿泊施設というのも、私などは、全く初めての経験だったんですね。この会場への途中で、箱根登山鉄道の入生田駅にある地球博物館を見学したんですが。ここで、これまで伝聞で聞いていたことですが、新たに確認することができました。それは、真鶴半島は、箱根山の溶岩が相模湾に流れ込んで出来た半島だということです。真鶴が背中の山の奥の方に位置する箱根火山に関係しているというのは、真鶴からは箱根山は見えませんから、生活者にはピンとこないと思うんです。地球博物館にある箱根山の形成過程の解説にそれがありました。箱根山の噴火というのは、中央部の大涌谷あたりだけでなく、外輪山の外側でも噴火していたたようで、その溶岩が流れて真鶴半島が出来たことが、地質の上から示されていました。これでは、真鶴に温泉が出ないのも、あたりまえですね。退職者の会の人たちは、4月3日は小田原城を見る予定になってましたから、わたしは、その方は見てますから、別行動とさせていただいて、真鶴のみかん園で、ミツバチの巣箱の修理、重箱式への手直しをしました。そして、出来上がった巣箱を、さっそく早川のみかん園に設置してきました。さあ、いつミツバチが来てもよいように、まだ一つ巣箱の修理の状況で、まだ改造する対象はいくつもあるんですが、とにかく、ひと箱だけは、迎い入れの準備が完了しました。

  2017年04月03日

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  早川の果樹園では、キウイとブルーベリーに、春の芽ばえが出ています

  早川園のキウイとブルーベリー3月26日は、終日早川のみかん園でした。甘夏を収穫し、みかんの木の草取りをしてきました。これは、その様子です。これまで枯れ野だったみかん園は、春の暖かさとともに、緑の春草が伸び始めています。左端にモジャモジャと密集しているのは、キウイの木です。これでも、この間、かなりの枝を剪定して、巻き付いた蔓枝を取り除きました。なにしろ、初めてのキウイの手入れですから、不十分さはしかたないのですが。今回、近づいて見たら、枝の節々に毛の塊のような芽が出始めていました。いよいよ、キウイの木も春のはじまりです。もう一つ、早川の市民みかん園の中に、ブルーベーの木が1本あります。この市民園のすぐ隣には、隣接する畑にブルーベリーの木が多数育てられています。当方は、この数年、7－8月になると果実の摘み採りさせてもらっていたんですが。今回からは、この1本をとおして、木の栽培も経験させてもらってます。「栽培」といっても、手入れの仕方は知りませんから、ただ観察しているだけですが。そのブルーベリーの木にも、今回は、春の兆しです。ブルーベリーの木の枝のあちこちに、花が咲き出していました。当方は、ブルーベリーの花を見るのは、初めてなんですが。ブルーベリーは7－8月が収穫期となります。その時期というのは、柑橘類にとって、収穫できるものの無い時期なんですが、ブルーベリーは、ちょうどその空白の時に収穫の楽しみを与えてくれます。去年の11月から、この早川の市民みかん園をかりていますが、それにも、11－12月の温州みかんと、4－5月の甘夏があります。さらに、みかんだけでなく、今回のキウイやブルーベリ―をはじめ、他にも、お茶の木や柿など、様々な木々がある果樹園なんですね。今は、それぞれの木々について、年間の栽培サイクルを知りつつあるところですが、四季の移りゆきの中で、さまざまな自然の恵みを楽しめるよう工夫されています。この早川の自然と環境の豊かさを実感させてくれる果樹園です。 

  2016年03月27日

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  春のみかん仕事を始めるにあたり、まずは腹ごしらえです

  みかん栽培も、新たな年度のスタートです3月19日(土)、真鶴の「まるなか」へ昼食に行ってきました。たまにですが、仕事はおいて地魚を味わうことも、たのしみなもの。まして今回は、午前中の雨脚はかなりのものでしたから、気持の上でも、完全に仕事休みで、天の恵みの陽気でした。それでも、お店を出て帰るころには、青空も広がりだしていました。今回は電車での旅でした。三連休ですから真鶴道路が混むことは必至でしたし、それに、お刺身にはつきものを味わうためでもありました。これが、今回の地魚の刺身です。これで二人前ですから、お店の心意気もあいかわらずです。たいへんきれいで、見ごたえのある盛り合わせです。もちろん、たべごたえも、味もとびきりです。1.アジ、2.メバル、3.イサキ、4.タイ、5.ホウボウ、6.カサゴでした。なにしろさばきたてですから、この味は他では味わえません。遠路出かけてくるだけのことがあるわけです。「まるなか」のホームページです。http://www.ryokan-marunaka.co.jp/ だいたい相模湾は魚種が豊かなんだそうです。それに真鶴半島の自然林「お林」は、その魚たちを引き寄せるとききました。真鶴は、漁業と石材とみかんです。平らな土地がほとんど無くて、まとまった畑も無い土地柄ですから、まさか、石を食べるわけにもいきませんから、昔から漁業、海産物が、暮らしにかかわっていたんでしょう。真鶴から伊豆にかけては、だいたいそうした土地柄です。今回は、「是非、味を試してみたい」とのおまけのリクエストがありました。キンメの煮付けです。伊豆の金目はたいへん有名ですが、この辺でも食べれます。当方のみかん作業による真鶴行きですが、2000年に父が亡くなって、2001年2月に始まったんですが、以来、八王子と真鶴間を往復していますが、15年で900回を越えました。ここまで、大きな事故もなく来れたことは、幸いです。いつのまにか、たいして無理することもなく、自然になっています。さて今は、また新たな年度のスタートです。今回の舌ずつみを力にして、一年の最初の仕事－草取りと元肥の施肥の作業を完了させることにします。

  2016年03月20日

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  2月20日、雨が降っては剪定は出来ず、大平台へ湯治行きです

  2月20日は姫之湯で湯治です雨が降らなければみかんの剪定ですが、2月20日は、あいにくの天気で下り坂。こんな日は早出して、電車に揺られて箱根・大平台へ、姫之湯で湯治です。湯けむりがたつのは、外が寒いためですが、その後ろには、梅の花が咲き出していました。いろいろ、読みたいものをたくさん持ってきたんですが。「読みたい」ものと、実際に「よめた」ものとでは、かなりのギャップがありましたが。それでも、最小限はすすみました。一つは、昨日・19日の野党間の合意をつたえる新聞です。もう一つは、今日こそ終わらせようと、プレハーノフの『史的一元論』(下)の「結論」でした。今日は、午前10時33分ころでしたが、「ガタガタ」と地震がありました。箱根町の地下10キロを震源としたものとのことで、震度3でした。また、天気も午前9時半くらいには雨がパラつき出し、雨音が聞こえるようになりました。「夕方から雨あしが強まる」とのことでしたので、午後3時には、早々に帰途につきました。帰り道の、小雨と霧の大平台駅です。霧の箱根というのも、なかなか綺麗なんですよ。途中の出山信号所からの景色です。小雨と霧で、いつもの景色とは違って水墨画のような外輪山でした。さらに、出山鉄橋から見た、下を流れる早川です。やはり、雨の強弱が大きくなってきてました。この帰りの電車もふくめてでしたが、なんとかプレハーノフの『史的一元論』ですが、「結論」を終えるところまできました。まだ通読したくらいですが、やはりこの時期のプレハーノフは、科学的社会主義の唯物史観を独特に解明しています。レーニンが推薦しているのもうなづけますし、今日でも真剣に学ぶに値すると思います。当方に中身を紹介できる力があればよいのですが・・、とにかくもう少し読んでからですね。  

  2016年02月20日

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  野生のキジを時々見れる、大自然の中の早川のみかん園です

  野生のキジが撮れました12月16日に、すでに紹介しましたが、野生のキジを撮影できました。早川・石垣山の「だんだん園」でのこと。人通りのあるところでは、キジはあまりみれなのですが、みかん園の中で収穫をしていると、ヒヨドリとは違った鳴き声を、すぐ近くであげて、存在をアピールしています。最初はカメラを手元に持っていなかった時でしたが、目の前を悠々と歩いているのを見てびっくりしました。以来、近くにカメラを置くようにしました。これが最初の一枚です。日陰になった農道を、何やら黒いかたまりが歩いていたんです。よく見るキジでしたが、カメラを向けても逃げないんです。「おれのところで何してるんだ」と近づいてくるんです。そのとなりには、もう一羽いました。二羽で、何か餌を探しているようです。普通はひとが近づけば逃げると思うんですが、ガラパゴス状態で、警戒心が少なく、逆に人間を観察しているかのようでした。すぐにまた餌探しを始めました。なるべく近づいて撮ろうとしたんですが、一羽が餌を探していると、もう一羽が様子を見るようにしたりしてます。あまりにも近づきすぎたのでしょう、二羽とも顔を上げました。写真にしてみると、一羽の尾っぽがくの字に折れ曲がっています。その点で見る人が見れば、雄雌の区別がつくのかもしれません。近くの場所でよく二羽をみかけますから、もしかして、縄張りがあるのかもしれません。また、別の日には、夕暮れの迫ったころでしたが、一夜城への幹線的な車のかなり通る道でもみかけました。これまでの「来た、見た、かえった」の時には気がつきませんでしたが、だんだん園の「市民みかん園」で2時間くらいですが、作業をしてみると感じます。オオスズメバチの巣をみつけたのもそうでしたが、今回のキジもそうです。やはり、大自然の中の早川のみかん園では、普通では見られない、自然の動物たちと人間との共存がみられるということです。

  2015年12月18日

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  今日は、東京から真鶴へ、縁者がはるばるやってきました

  真鶴への来客がありました12月12日(土)は、昨日の雨が朝方まで降っていたようで、路面は濡れていました。しかし、午前11時くらいには、素晴らしい快晴の天気になりました。せっかく東京から、遠路はるばるお客さんが出かけてくるわけですから、みかん園の方も、見てもらいたいじゃありませんか。天気も幸いしてくれました。この時期の真鶴は、地魚とみかんがお楽しみどころです。食事処「まるなか」で、地魚を賞味してもらいました。今回の地魚は、1.カレイ、2.カサゴ、3.ムツ、4.アジ、5.イサキ、6.タイ、7.ホウボウでした。さばきたてのお刺身ですから、やはり美味しさが違います。遠路出かけてきて、楽しんでいただけると、やはり案内のし甲斐があります。「まるなか」のホームページです。http://www.ryokan-marunaka.co.jp/ それと、せっかくですから、真鶴のみかん園を見てもらいました。これが、そのみかん園なんですが。街中にあるみかん園です。みかん畑は遠くから見ただけでは、状況はわかりません。しかし、実際に間近で見てもらうと、収穫が、これまでの作業で、かなり進んではきているんですが、まだまだたくさんのみかんが木についているのを確認してもらいました。もうひと踏ん張りすることが求められているんですが。もちろん今日は、地魚を賞味してもらうことが中心です。気になるみかんの方ですが、みかんはまだかなり濡れてます。これでは収穫作業はできません。濡れたみかんは傷みやすいんですね。チョット切り方が悪いと、ヘタの切り枝で他の果皮を傷つけてしまい、そこからすぐにみかんの痛みが広がってしまいます。今日のところは、すこし時間を置くようにして、みかんの木が乾燥するのを待ちます。収穫作業は、すこしお休みです。ですから、こころおきなく案内することに徹することが出来るわけです。しかし、あまり時間を置おくと、別の問題をきたします。みかんの実と皮が離れてブカブカのみかんになってしまいます。こうなるとみかんの肝心なジューシーさが無くなってしまいます。みかんの木が乾燥したら、間を置かずに収穫したいものです。ということで、真鶴のみかん園をも案内することが出来ました。さらにおまけがありました。帰り道でしたが、早川の石垣山によって、一夜城の跡も見てきました。二の丸、本丸と、見晴らし台からの小田原の眺めも見てきました。残念ながら時間がなくて、「市民みかん園」の方は寄れませんでしたが、石垣山のみかん山の景色と、相模湾の眺めは、楽しむことは出来ました。ということで、楽しい一日でしたが、この方面の、今の収穫期のみかん山を、一人でも多くの人に、直接に見ていただくことも、大事なことと思っています。

  2015年12月12日

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  まだ危険なオオスズメバチの巣－早川の自然の豊かさです

  これがオオスズメバチの巣です11月21日、早川のみかん園でオオスズメバチの巣を見つけました。お茶の木に巻き付いた蔓を引きはがして整枝の刈り込みをしていた時でした。その後、少しずつ周りの枝を切って、全体が見えるようにしつつあります。朝晩の冷え込みが厳しくなってきて、スズメバチの活動もにぶくなってきましたが、まだ巣の中にいますから、油断は禁物です。今回も、周りの枝を2,3本切っていたら、『誰だ、何をしてるんだ?』と、偵察するために蜂が出てきました。ただちにその場を離れましたが。蜂の巣のあるお茶の木です。二本のみかんの木の間のところです。お茶の木を刈り込みばさみで切り縮めて、巻き付いた蔓を引きはがしていたんですが。目の前になにやら得体のしれないものが出てきて、びっくり。写真では見たことがありましたが、これぞオオスズメバチの巣でした。注意してみると、巣の周りには数匹のオオスズメバチが警戒していたので、なおのこと、びっくりしました。以来、少しずつ周りの枝を切って、全体が見えるようにしつつあります。まだ、中には蜂がいますから、危険なんですが。少しずつ見えてきましたが、なかなか芸術的な縞模様です。中ほどより下に、一センチ弱の穴が一つあって、それが入口になっているようです。養蜂家の方によると、「もう少し寒さがすすめば、オオスズメバチはいなくなるはず」、とのことです。そうしたら、この芸術品をいただくことにします。下に手網を入れれるように、まわりの枝を切っておき、つる下がっている上の枝を切るようにして、捕獲する予定です。そうしないと、お茶の木の整枝剪定が出来ないし、手前のみかんも安心して収穫ができないわけです。早川のみかん園は、なかなか自然とスリルに富んだ草取りです。このオオスズメバチの巣ですが、早川のみかん園・「だんだん園」には、直売の店舗があります。そこで、この地の自然の豊かさを示す逸品として、その飾りものとして、鑑賞できるようになるかと思います。あとすこしで、オオスズメバチが芸術品をプレゼントしてくれるわけです。 

  2015年11月29日

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  早川のみかん園では、イノシシがみかんを食べてます

  みかん園にイノシシの痕が早川のみかん園での、11月19日こと。みかん園のあちこちに地面を掘り返した痕をみつけました。二、三日前に見た時にはなかったんですが。これはイノシシがミミズを捕まえようとして掘った穴です。深さは15センチくらいです。イノシシは夜行性ですから、昼間出会うことはないんですが、穴の箇所が、行くたびに、あちこちと広がっています。当地、早川の「だんだん園」は、みかんの無農薬栽培をしていますから、イノシシの好物のミミズが、周辺に比べるとたくさんいるようです。これほど掘り返した痕は、ほかでは見かけません。イノシシの好物はミミズだけではありません。穴の近くのみかんの木を見ると、へたを残して、まるごとパクリ、食いちぎっています。これもイノシシの仕業です。みかんを試食したんですね。イノシシはどんなみかんを選んで食べているのか?気になったので、当方もその箇所の近くのみかんを試食してみたんですが。これがまた美味しいんです。イノシシはどうやって見分けるのか知りませんが、かなりのグルメです。どうやらイノシシの食べ痕は、その辺が収穫時なことを教えてくれている様です。真鶴では、メジロやヒヨドリがおしえてくれますが、ことしは、あちこちに美味しいところがあるようで、例年に比べて、その動きがまだあまり見られないのですが。この早川では、イノシシがその役割を果たしてくれているようです。何たってこの自然ですから。早川の石垣山のみかん園というのは、イノシシをはじめ動物たちにとっては、楽園であり、天国のようです。 

  2015年11月24日

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  お茶の木を伐り縮めていたら、その中にオオスズメバチの巣をみつけました

  オオスズメバチの巣を見つけました11月21日、早川のみかん園で、オオスズメバチの巣を見つけました。お茶の木の中でした。つる草がお茶の木にかぶさって、屋根がわりになっていたんですね。お茶の木を伐り縮め、巻き付いた蔓を取り除いていた時に見つけました。もう少し早い時期に作業を始めていたら、蜂の数も多く、戦闘的だったでしょうから、ただではすまなかったでしょう、大変なことになっていたと思います。くわばら、くわばら、です。真鶴のみかん園でも、オオスズメバチを11月に入ってから見かけるようになりました。例年よりも、だいぶ遅くなってからの出会いでした。それは、11月17日のブログで紹介しました。http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201511170000/このブログに養蜂家の方からアドバイスがありました。「シートを取り換えて、さらなるオオスズメバチの襲来に備えた方が良い」と。それで、11月19日に80匹の張り付いたシートを廃棄して、新しいシートに交換しました。普通11月ともなれば、陽気も寒くなり、オオスズメバチの脅威はなくなるはずなんですが。今年が異例なのか、それとも真鶴あたりでは冬でも動きがあるのか、分かりませんが。二度目のシートを本日・11月22日に見たところ、さらに多くの蜂がつかまっていました。これで、この11月には、100匹以上が捕獲されました。真鶴では、オオスズメバチはどこから来るのか、どこに巣があるのか、分かりません。しかし、執拗にミツバチの巣箱の周辺にやってきています。そんな中でしたが、早川のみかん園で、オオスズメバチの巣を見つけました。みかん園の境界に植えられたお茶の木の、ヤブカラㇱなどの蔓がかぶさった下でした。次の写真ですが、真ん中くらいに、まわりの枝を払って、穴のあいたようになっているところです。みかんの木と、お茶の木の重なり合いをなくして、お茶の木をひとの胸くらいの高さに切り縮めようとしていたんですが、よもやこんなところに、オオスズメバチの巣があるなんて、ちっとも知らずに、バサバサし枝を切り、巻き付いた蔓を引っ張って取り除いていたんですから、無事に済んだのは、まったくの幸運でした。手前の枝を切ったら、その奥から巣が出てきたわけです。まだ、オオスズメバチが巣の周りにいたし、数匹が巣の周りを飛んでいましたから、危なかったんですね。もう少し、陽気が寒くなるまで、蜂がいなくなるまで、この辺の、お茶の木の整姿作業は中止することにしました。

  2015年11月22日

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  豊臣秀吉の小田原攻め、石垣山に残る一夜城の跡です

  みかん園は一夜城の近くです早川のみかん園は、石垣山にあります。石垣山は、秀吉が小田原・北条氏攻めで、一夜城を築城したところです。この『一夜城』を紹介します。時代劇のドラマなどには、秀吉の天下統一の最終段階の話としてよく出てきますが、みかん園のある石垣山には、そのお城の遺構が、ほぼそのまま残されています。これはお城の石垣の一部です。秀吉は、本格的なお城を石垣山の頂上につくったんですね。小田原攻めが終わると秀吉は、すぐに一夜城を壊してしまうんですね。普通だと、城跡は、開発の波により、あとかたなく壊されがちですが、この城跡は違いました。幸いにして、ほぼそのままに、今でも残してあるんですね。これまでにも、それを何回か紹介しました。http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201011250001/http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201107240000/歴史の舞台が残されていることが、少しでも伝わればさいわいです。一夜城のまわりは、今では石垣山の全体がみかん畑になってます。それも幸いして開発が規制され、城跡が残されたわけです。

  2015年11月10日

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  早川の石垣山でも、これから自然の恵みを見つけていきます

  驚きです、自然ゆたかな石垣山のみかん園11月3日に早川のみかん園に寄った時に、得難い話がありました。「みかん園を借りていた方が、高齢のためやめたので、代わりにやってみないか」と。不足分のみかんを提供していただいていた園主さんからの提案でした。この景色の一角に、そのみかん園があります。白い物置ボックスが見えるかと思いますが、そのすぐ手前側の所です。これぞみかん園、素晴らしいみかん畑の景観です。当方は、2000年から真鶴のみかん園へ、手入れをしに通っています。125坪のみかん園ですが、亡くなった父が「道楽」でつくっていたんですね。東京・八王子とこの真鶴の片道80キロを、車で往復してきました。早川とは違って、真鶴のみかん園は、まわりに宅地化がすすんできますから、徐々に狭まりゆく中というのが、みかん畑の環境です。しかし、そう簡単にみかん園を放ったらかしにするわけにはいきません。そうした中での今回のありがたい提案でした。早川のみかん園は、歴史の石垣山にあって、自然とみかん畑が守られています。いつも真鶴に通う道の途中でもありますし、来年の3月には、当方も完全退職となりますから、無理もなくちょうどよしです。当面、この一年間を、試しとして引き受けてみることにしました。これが、そのみかん園です。正面の左右にみかんの木がありますが、フツウウンシュウミカンの木です。果実をつけている木が4本くらい、他にも倒れかけた木や、植えられたばかりの苗木の木もあちこちにありました。それにしても、この自然の豊かさは、いったい何としたことでしょう。のびのびとしているみかん畑で、これぞ最高の自然環境です。正面のみかん小屋は、お隣さんです。その手前にある甘夏の大きな木からが、こちらのみかん園とのこと。写真の右側のみかんの木ですが、それに続く右側に、つる草に覆われたぼさぼさの植え込みがありました。「なんだ、これは?」と、近づいて見ました。なんと、これはお茶の木でした。つる草が巻き付いて覆っていたんですね。今回、11月7日に、この巻き付いた蔓を除いてみました。その下から、やはりお茶の木が出てきました。つる草を取り除くことは、大仕事です。当方は、剪定用の刈り込みばさみしか持ってませんから、これがたよりです。これだけでも大仕事だったんですよ。ところが、一段落して、周りを見てみると、すぐ隣に柿の木が1本ありました。これにも蔓草がしっかりと巻き付いていたんですが、その柿の木の下周りを見てみると、ここからも、お茶の木が出てきました。しかし、柿の木の下だけじゃない。写真の左の方を見てください。そこにも、蔓に覆われたお茶の木が続いていました。要するに、当地ではよく見かけることではありますが、お隣のみかん畑との境界を示すものとして、お茶の木が植えられているんですね。それはこの地では、かなり一般的にみかけることです。ということは、ここにはかなりのお茶の木が眠っているということです。作業を広げて、せめて柿の木の下周りだけでも、つる草を取り除こうとしたんですが、とても簡単には取り除けません、しっかりと蔓が巻き付いていますから。なんとか、ここまではやったんですが。午後3時半を過ぎると、太陽は石垣山に隠れます。「シンデレラのお片付けタイム」です。道具を、といっても刈り込みばさみだけでしたが、片付けて、そうそうに、店じまいしなければならない時間になりました。お茶の木を復活させることは、第一歩です。当初、気づいた場所だけでなく、その他にもこの宝が眠っていました。つる草に覆われて、人の背丈以上にも伸びていますから、おまけに、当方には刈り込みばさみしかありませんから、なおたいへんです。これだけでも、あと2,3日は帰りに汗をかかねばなりません。それにしても、早川のみかん園は、すごい豊かさです。これは、全体からしたら、ごくごく、ほんの一部分のことですから。かつて、当地の人々がどんなに努力してみかん畑をつくって来たか、このみかんの木やお茶の木の一本一本にしても、それがうかがわれます。先人が苦労をしてつくって来たこれらの宝を、この国の政治家たちは、自公の政治家たちは、何と粗末にしていることでしょう。TPPでも、平気で立ち行かないような状況を押し付けてきている。沖縄はその一番の縮図です。日本の全国の農家もこれと同じですね、もっと怒らなければおかしいですね。

  2015年11月08日

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  故郷の岩小学校の正門の横にある石仏－宝篋印塔です

  大きな石仏－宝筐院(ホウキョウイン)塔当方の故郷は、みかん園のある神奈川県真鶴町です。その岩小学校(今は統合されて廃校ですが)の正門横には、大きな石仏があります。これが、その宝篋印塔です。左の石段が、小学校の入り口です。46年前にこの地を出たんですが、14年前からみかん園の草取りに通うようになりました。親しい人たちは、すでにあの世に行っちゃってます。あらためて「故郷とはどんなところか」、草取りしながらふりかえるようになりました。みかん園の草取りに帰るように、真鶴の農業はみかんです。町の産業といえば、観光と漁業、石材とみかんでしょうか。当方のみかん園のすぐ近くに、「石工先祖碑」という石碑がありました。幕末に建てられたものですが、その碑文は当方には謎だったんですが。今年になって、真鶴町の教育委員会の協力で、わかりました。http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201501160000/それを解読文を、この9月にあった真鶴中学校の同窓会で紹介したところ、逆に、『ほかにもいくつか大きな石碑がある』との指摘がありました。そのひとつが、この宝篋印塔でした。その正面には碑文があります。「銘を立てるの序」とありますから、ここにいわれが書かれているはずですが。町の教育委員会によると、「この読み下し文はない」とのことでした。町の年表によると、この宝篋印塔は、1767年(明和4年)に建てられたとのこと。もらった資料に、その解説がありました。「明和4年(1767年)徳川10代将軍家治の時、龍門寺13世鳳州了悟和尚が、不穏な時世を救うため托鉢、村内外の善男善女の喜捨を得て建造。朝倉伴造・鈴木安右衛門が大般若経を100巻ずつ、村中が300巻を寄進して納めた。」小さな村に残された歴史の謎の記録ですね。

  2015年11月06日

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  50年前の真鶴中学生の仲間たちと交流、同窓会に出かけてきました

  真鶴が違って見えました9月4日、真鶴中学校の同窓会が開かれました。四回目とのことですが、なにしろそれから50年が過ぎてます。こうした機会でもない限り、それぞれ一同に交流する機会はありませんから。そこここで、昔と今の交流が交わされてました。確認し損ねたんですが、42名の参加だったとききました。とうほうは、真鶴へは、草刈り仕事でよく行きます。2人、3人くらいなら、その際に話す機会もあるんですが。普段は多くの人たちは、それぞれ近隣のあちこちに暮らしているわけですから、会えるはずもないのですが。しかし、この時ばかりは、これだけの面々が集まりました。こうなると、顔と名前の一致しない人たちも出てきます。まぁ、仕方ありません。50年のブランクは、大きいですから。それぞれ自己紹介したんですが。幹事さんたちは、せっかくみんなが戻ってくるというので、お店の協力を得て、きばりました。真鶴の海の幸を、豪華にたっぷりと用意してくれました。これだけではありませんが、他にもたくさんならびました。しかし、これだけでもさすがです、すごいものです。だいたい、子どものころは、ウニなんて食べなかった。いまでもそうですが。遊んでいて足に出も刺されば、ハリを抜くまで痛い思いをさせられて、こんなもの! と、ポイポイ捨てていたものでしたが。しかし、たべてみると、やっぱりおいしいんですね。この料理も、これだけりっぱなものは、食べたことはありません。しかし、今日は、それすらも刺身のつまでしかありません。人もよし、たべものもよし、でしたから。14,5歳だった面々が、いまや64,65歳になっちゃっていて、目の前にいるこの65歳のオジサンやおばさんは、いったい誰だったっけ・・記憶を絞る。一度でもあっていれば別ですが、なにしろなかには、まったくこの50年間、会ってない人もいるわけですから。ところが、突然、フラッシュバックで記憶がつながる人が出てくるんですね。しばらくたつと、あちこちに、あれやこれやで昔と今の交流の輪が出来ました。あちこちで、新たな交流の輪ができていました。当方のみかん栽培を指導をしてくれた「先生」もいます。他の小中高の同窓会で顔を合わせている人たちもいます。体を壊したと聞いていた人も、しっかり元気な、わらい顔でいます。それでも、記憶がつながらない人たちもいたんですが、それも50年ぶりじゃ仕方がなし。参加できなかった人たちも含めて、それぞれの所在もがんばって、まとめてくれました。草刈りに出かける日々とはちがって、この時・この場所では、うつろだった真鶴が、別な世界によみがえったような、不思議なひと時でした。

  2015年09月05日

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  ようやく、「石工先祖碑」が読めました（その2）

  ようやく「石工先祖碑」が読めました あちこち碑文を紹介したのですが、解読出来ませんでした。しかし今年に入って、新たな展開がありました。あるきっかけで、真鶴町の教育委員会に問い合わせしたところ、 『それは町の重要文化財になっていて、たしか「読み下し文」があるはずだ』とのこと。 今年の1月14日に、その「読み下し文」を送って来てくれました。それで、ようやくその内容が分かりました。  「天の物を生ずるや必ず其の人を待ちて世に顕るなり。相(相州　神奈川県)の巌邑(いわむら　岩村)は、嶮岸東南の海に沿い峻岳西北の函関(カンカン　箱根山の関所)に連なり樹林縫うが如し。ガン石間を為し一項の田無し。しかれども百有余戸飢渇を知らず。　古昔保元平治の時〔1156－59年〕土屋氏の族格衛、乱を此に避け石工を創業す。右(頼朝)幕府鎌倉に城くや納め錫い、太田氏桜田(江戸城)に城くやまた石を此に取る。是れ巖邑(岩村)出石の天下に顕るるなり。　　東照君(家康)大江都を城くや諸侯に命じて大石を納め錫う。然り而して大事毎に此に納め錫わざるなし。此此に於いて徳沢(トウタク　めぐみ)下降し屋を潤し身を潤す。乃ち格衛の成功を楽しむ。初の文明中〔文明年間1469－1487年に〕始めて成功を頌(ショウ　ほめる)し石に勒(ロク　ほりきざむ)し碑を建て、春秋に祭祀し以て之を思う。其の子孫を謂て古元業と号し世々邑宰(ユウサイ)に比す。元亀天正の乱〔1590年の秀吉の小田原攻め〕駿相(駿河・相模)彊(ゴウ)を争いしばしば戦場となり碑銘摧壊(サイカイ　くだかれる)す。　慶長十一年〔1606年江戸城の増築〕筑州の都督〔黒田長政か〕に台命し諸侯の人に先んじて其の人を使わしむ。小河政良は善工七人を以て山勢を観、地理に由りはじめて山をひらく。故に其始むる処を謂て後世発口(クチアケ)と名づくるなり。役やみて(修繕)七子、古元業及び父老に謀り碑銘を再興す。是を以て父老其の功徳を懐い、また墳墓を碑の傍らに為し中興の祖となして併せ祭祀するも、嘉永の震〔1853年2月2日の関東地震〕に摧折(サイセツ　破壊された)没入す。之に加うるに年凶穀貴時又季世(キセイ)なり。しかれども天徳を断たず至誠を佑(たす)け三興復古成功益々明らかなり。因って以て石工先祖と名づけ石に勒(クツワ　彫り刻む)し、以て功徳をあらわし後人をして事業に怠慢無からしめんと欲す。不肖、父老に代わりて諸千載に謹告す。　　　　安政己末年(1859年)七月　　　　　　　　加州　南陽金剛山入　長良連謹識　」ずーっと、その石碑の中身は分からなかったんですが。今回、ようやく謎が解けました。真鶴町岩は、石の産地として、古くから知られていたんですね。小さな村の片隅に残された石碑に、郷土の大きな歴史が刻まれていました。(今年の5月9日のブログで紹介したものですが、再度の紹介です)

  2015年08月13日

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  真鶴のみかん園のすぐ近くに「石工先祖碑」があります(その1)

  「石工先祖碑」を紹介します 当方の真鶴のみかん園の直ぐ近くに「石工先祖碑」があります。 側面に漢字で文章が刻まれているんですが。いったい何が書いてあるのか?　ずーっと分からないままだったんですが。 その碑文です。 「天之生物必待其人而顕干世也相之厳邑物嶮岸沿東南海峻岳連西北函関樹林如縫品 石為間無一頃田而百有餘戸不知餘渇兵古昔保元平治之時土屋氏族格衛者避乱干此 創業於石工矣右幕府城鎌倉也納錫大石大田氏城櫻田池亦取石於此是巌邑出石顕干 天下者也　　  　東照宮大城江都也命諸侯納錫大石然而毎大事無不納錫於此於之徳 澤下降潤屋潤身乃楽格衛之成功矣初文明中始頌成功勒右建碑春秋祭祀以思之矣謂 其子孫號古元業世此邑幸矣元亀天正之乱駿相争疆数為戦無碑銘権壊尭慶長十一年 台命幸刀都督先諸侯之人使其人小河政良者以善工七人観山勢由地理首辟山故謂其 如恵後世名発口也俣軽而ヒ子謀干古元業及父老再興碑銘矣是以父老懐其功徳亦為 為墳墓於碑旁為中興之祖併祭紀為嘉永之震催折没入矣加之年凶殼貴時父季世然而 天下断徳佑於至誠三興復古成功益明因以名石工先祖勒石以欲彰功徳使後人無怠慢 干事業矣不侫代父老謹告諸千歳　　安政己末年七月 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　加州　南陽金剛山人長良連謹識　」書き写しては見たものの、何が書かれているのか、ほんのうっすらとしかわからなかったんですね。(字数の制限で、つづきは次回です)

  2015年08月13日

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  7月18日、義母は真鶴・熱海まで遠出してきました

  義母と真鶴まで遠出してきました7月18日(土)、義母は真鶴まで遠出してきました。台風11号の通過で、天気や状況が危ぶまれていたんですが、まだ、その余韻は残ってはいたものの、支障はありませんでした。義母は86歳ですが、群馬県から東京・八王子へ6月29日にやってきました。初めてのことです、一カ月間もの郷里を離れて東京で生活するというのは。その東京生活も、残すところあと一週間となりました。せっかくの機会ですから、休日農夫の定番コースですが、八王子から真鶴まで遠出するようにして、海の幸、相模湾の地魚を賞味してもらうことにしました。真鶴の案内先は「まるなか」でした。そのホームページです。http://www.ryokan-marunaka.co.jp/これが、今日のお刺身でした。1.ヒラメ、2.タイ、3.イサキ、4.ホウボウ、5.アジ、6.イナダでした。台風による漁獲への影響が心配されましたが、この地魚の船盛です。心配は徒労で、なんともお店の心意気がありがたく伝わってきました。舌鼓をうちながら、色々な話が飛び出してきて、「これは、タイやヒラメの舞踊り♪」だねと、歌まで出てきました。ゆたかな地魚を堪能しているうちに、義母の話は、なぜか『金色夜叉』へ、「熱海の海岸散歩する、貫一・お宮の二人づれ♪」以前に郷里の町の旅行会で、熱海に来たことがあるようです。最近のことは忘れちゃいますが、昔の記憶はかなりしっかりしています。それで、食事の後は、さらに足を延ばして熱海までドライブして、熱海海岸のお宮の松と、貫一・お宮像を見てきました。歌を通して、一番詳しくストーリーを知っていたのは義母でした。海岸に近づいた時、急にザーッと雨が降りだして、傘のない観光客の人たちは、ズブ濡れになっていました。私たちは、走ったまま車の中から見ただけでしたが。『あった、あった』と大喜び。まぁ、過ぎたことは記憶からすぐに消えてしまいますから、これも次の瞬間には完全に忘れちゃっているんですが、それでも、その瞬間の認識はしっかりしてますから、その時々を楽しんでくれたこと、これは間違いなしです。

  2015年07月18日

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  今回の真鶴行きは、地魚と温泉の慰労の旅でした

  地魚と温泉、真鶴方面へ慰労の旅4月1日(水)、神奈川県西部の真鶴までドライブしてきました。今回は、芽吹きの季節を慰労の旅ということで、いつもの往復とは違って、作業はいっさい無し。初春の当方のふるさと方面への観光案内が主題です。 やはり一番のお目当ては、真鶴の地魚です。 食事処「まるなか」で、お刺身を賞味することでした。これが、本日の地魚のお刺身です。 ホウボウ、メバル、ウマズラハギ、ブリ、アジ、カサゴ。さらにおまけの、旬のイカです。   お店の心意気がすばらしいじゃありませんか。すごい!　おもてなしです。相模湾の豊かな魚種を、新鮮そのもので堪能させてもらえました。これらは全部で二人前なんですよ。その「まるなか」のホームページです。http://www.ryokan-marunaka.co.jp/  さて、食事の後は、歴史の散策です。 二番目には、土肥一族の墓所を、湯河原の城願寺に訪ねました。 先日、土肥一族の菩提寺を、湯河原に見つけたんですね。鎌倉時代初期には、湯河原に館をもち、小田原にかけてが領地だったんですね。   当方には、一人、歴女がいまして、詳しく関東の武士たちを解説してくれます。  土肥氏は、鎌倉幕府を興した源頼朝にとって、命の恩人であり、支え手だったんですね。 土肥次郎実平は、石橋山の合戦に敗れ、追討された源頼朝の逃避行を助けました。 石橋山から箱根山中を逃げまわって、ついに岩海岸から船で房総へと脱出させました。 その様子は『源平盛衰記』に詳しく紹介されています。 城願寺は、湯河原駅のすぐ北側にありましたが、ひっそりと、その一番奥に、66基の墓が並んでいました。ずーっと、守られているんですね。   さて、三番目ですが、湯河原といえば温泉です。 ここまで出かけてきて、その温泉を利用しない手はありません。 今回は、「こごめの湯」を利用させてもらいました。     『万葉集』巻十四　3368　にこんな歌があります。 　　足柄の土肥の河内に出づる湯の　 　　　世にもたよらに子ろが言はなくに (足柄の土肥の川沿いに出る温泉のように、 　ほんとうに動揺するとは、おとめ子は言わない)湯河原の温泉は、『万葉集』に紹介されているように、京都の都にまで、この片田舎の温泉が知られていたんですね。ということで、今回は、すっかり慰労の旅でした。

  2015年04月02日

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  本日(3月18日)、休日農夫がみつけた春5題です

  休日農夫がみつけた春5題3月18日(水)、本日はいよいよ草取り開始です。今朝、厚木・中津川の気温は、9度(午前6時13分)でした。雨が時々降るようになり、日中の気温が暑くなってくると、春本番です。みかん園では雑草の繁茂が始まりだし、これとの根競べが始まりました。本日のみかん園行きで、春を実感させられたいくつかです。一、富士山の春霞です。午前6時40分の平塚からのもの。ピンボケではありません。春霞がかかって、ぼやーッとした富士山でした。二、みかん園では雑草の繁茂が始まっていて、今日は春一番の草取り作業の開始です。今日は、小木を10本の草取りと、施肥をしてきました。ひと雨ごとに、生き生きと雑草が繁茂し始めています。草萌える春、いよいよみかん園も春の草取り作業の開始です。これから、この作業で450平米を一回りしますが、最後のあたりを終わったころには、初めの所は元の草むらになってます。三、今回、草取りをしていたら、ノビルを見つけました。ノビルは、以前はどれがノビルか知りませんでしたから、雑草とともに十羽ひとからげで草取りされていました。ところが、このノビルを求めて、遠方からはるばる出かけてくる人がいたんですね。それに刺激されて、雑草からノビルを区別するようになりました。掘ると球根が出てきますし、茎もしっかりしているので、見分けがつくようになりました。ノビル採りも、これも春ならでわのもの。おかげで難行苦行だった草取りでしたが、楽しみな面もでてきたということです。四、草取りした後には、後ろからいろいろな野鳥がついてきます。これは、ムクドリです。草取りして土を掘り返した後に、元肥を施肥するようにしていますが、そのあとから、ムクドリが何やらついばんでいました。ムクドリ意外にも、ヒヨドリ、モズ、キジバトなどがやってきます。いずれも草取りで掘り返した地面を、何やらさかんについばんでいます。ふだんは臆病なはずの鳥たちですが、比較的手近に見れれるのも、春のこの時期です。五、「梅は咲いたか、桜はまだかいな」、桜の枝も蕾が膨らみだしていますが、すでに花の散った梅の木には、小さな梅の実がついているのを見つけました。これは、南高の木です。とがった芽が発芽したのを撮ろうとしたら、すでに小さな実がついていました。これらは、その一つ一つが春の主題になるのですが、おいおい、それぞれの動きを紹介していきたいと思います。しかし、今回は、これらが同時的に展開してくれている様子の紹介です。それこそ春のパワフルな全体的な力を感じさせてくれます。 

  2015年03月18日

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  「東京民報」で、吉良よし子議員が国会を卑近に紹介してくれてます

  「自共対決!　国会論戦がおもしろい!」今日は雨、休日農夫はたまった新聞をかかえて湯治行きです。今回持ち込んだ中に、「東京民報」3月1日付がありました。この2面に「吉良よし子　キラキラ　国会のおと」が載っていました。月に1回掲載しているのだそうです。「自共対決！　国会論戦がおもしろい！」からです。゛共産党が躍進したことで、議場での拍手の音が鳴り響くように感じられる゛と。なかなか、臨場感あふれる国会の様子が紹介されてます。この中で、「躍進したことにより質問時間が増えたこと。志位委員長の予算委員会での雇用問題での質問なんて、1時間39分。安倍首相側が長時間の追及にうんざりしている様にみえたくらい時間をフルに使って悪法の矛盾を暴き出し、相手をコテンパンに追い詰める様子は圧巻でした。」と。中継だと、相手の首相の表情は時々しか映されませんでしたが、たしかに苦虫のような表情で、いつもとは勝手が違うとは感じましたが、吉良さんは近くからの観察ですから、実際的ですし、ズバリ鋭い。国民の声など聞こうとしない面々には、一番のクスリだとわかります。ただ、この記事の中で、一つ異論を感じました。「ちなみに、私も先日ブラック企業・雇用問題を追及しました。論戦力では志位さんや小池さんには遠く及びませんが、ブラック企業名の公表について『貴重なご意見』などの答弁も得ることができました」とありますが、　　当方も、映像を見させてもらいましたが、なかなかのものでした。相手は海千山千の「ベテラン」で、簡単に論戦で負けは見せません。しかし、切実な青年労働者の状況を取り上げられては、その一生懸命な質問姿には、「遠く及ばない」どころか、直接的な答弁とは違って、全体として見ていると、明らかに「勝負はあった!」、吉良さんの勝ちでした。一生懸命に正論をぶつければ、必ずつたわるもので、何ものにも勝る独特の論戦力と見ました。記事を読んでいて、討論の様子を思い出しました。「がんばれ!」です。今日の箱根山は雨の天気でしたが、それでも、時として霧が晴れて、山が見える時もありました。　

  2015年03月01日

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  石橋山の古戦場にある佐奈田霊社によってきました

  石橋山の佐奈田霊社によってきました2月21日の剪定作業の帰り道のことですが、早川の石橋山、その古戦場跡にある佐奈田霊社によってきました。石橋山の古戦場というのは、源頼朝が平家に対し旗揚げして敗れた歴史の場です。その古戦場の跡にある佐奈田霊社は、その時戦死した佐奈田与一を祭った神社です。その境内には、与一塚があります。以前に、この戦を紹介しました。http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/200909170000/一般には、武士は戦に負けたとなると自害する場合が多いですが、頼朝という人は、違いました。生き延びるんですね。きっと、関東では自分が必要とされていると確信していたからだと思うのですが。先日、紹介した湯河原を拠点とするの土肥実平らの導きで、石橋山が負け戦となっても、山中を逃げて、逃げて、逃げ延びるんですね。ついには、みかん園のある真鶴町岩の海岸から、小舟で房総半島に渡り、逃げ切ったんですね。この石橋山は、箱根山が海にせまった天然の要害です。これは、2月21日(土)の昼過ぎの様子です。左の車線は伊豆に向かう行楽の車の渋滞です。何とも大変なことです。ここの一車線を通り抜けなければ、伊豆の温泉や河津桜には行けませんから、この時期は、朝も早く、午前8時ころから渋滞が始まります。当方のみかん園の往復も、いかにこの渋滞をかわすかが、最大の問題です。源頼朝がここに立てこもったのも、この地形によるものと思われます。たった300騎の少数で、3000もの敵を相手にしたわけですから、この山にたてこもって、関東からの味方が来るのを待ったんですね。この狭さは交通の難所だったわけで、天然の要害だったんですね。いまでも道路こそ整備されましたが、しかしみてのとおり一車線です。何本もの道が集まってきて、そのすべてがこの一車線を通過しなければならない。車が混みがちなのは当たり前です。それでも伊豆方面へ行うとして、この難所を通るわけですから、運転者する方は、ご苦労様なことです。

  2015年02月27日

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  土肥実平の菩提寺－湯河原の城願寺を訪ねました

  土肥実平の菩提寺、城願寺を訪ねました2月7日、土肥実平の菩提寺、湯河原の城願寺を訪ねました。みかん園のある真鶴は、その昔、鎌倉時代は、土肥実平の領地だったようです。バス停には、今でも「土肥道」の名が残っています。土肥氏の墓所を訪ねるのは、湯河原に訪ねるのは、はじめてだったのですが。これがそのお墓の正面です。城願寺というのは、湯河原駅のすぐ北側にあります。いつも、「ままねの湯」に行く時には、そのすぐ下側の東海道線に平行する道を通っていたんですね。これがお寺への登り道、正門です。これがその本堂です。本堂の脇に、案内板がありました。 「　土肥一族の墓所　城願寺は、土肥次郎実平が菩提寺として建て、室町時代に中興されたと伝えられています。土肥次郎実平は、源頼朝が石橋山で旗揚げした時に従いましたが、頼朝が敗れ、脱出する手助けの際、功績がありました。その後、木曽義仲、平家、及び奥州藤原氏の征伐に従軍しましたが、それ以後のことは定かではありません。　城願寺本堂左方の広さ10坪ほどの土肥一族の墓所には、６６基の墓石があり、嘉元二年(1304年)7月の銘のある五層の鎌倉様式の重層塔や、永和元年(1375年)6月の銘のある宝筺〔ほうきょう〕印塔をはじめ、塔身が球形をした五輪塔などの各種の墓型のそろっているのが見られるのは、関東地方ではめずらしく、貴重なものです。 　　　　　　　平成7年9月　湯河原町教育委員会」頼朝の旗揚げ、石橋山の古戦場については、以前に紹介したことがあります。http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/200906140000/湯河原が土肥一族の館のあったところだというのは知っていたのですが。当然今は、兵どもが夢の跡で、一切残ってはいなかったのですが。菩提寺と、その墓所は、しっかり守られていました。66基ものお墓が、ひっそりとありました。寺の境内に入った時、若い婦人がお堂に向かって、深々と手を合わせていました。「土肥氏の菩提寺というのは、こちらですか?」と聞くと、『そうですよ、正面の左側です』と、優しく教えてくれました。みかん園のある故郷の、また一つ歴史を知ることが出来ました。

  2015年02月09日

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• 故郷の謎の碑文－『ご先祖さん』が、ようやくにして読み解けました

  「ご先祖さん」碑文の意味が解りましたこの1月14日、真鶴町教育委員会から手紙が届きました。中身は、当方のみかん園の近くにある「石工先祖碑」の碑文の読み下し文でした。前々から、この石碑に何が書かれているのか謎だったんです。50年をさかのぼる、私の子どものころは、「ご先祖さん」と呼ばれていました。そこは小竹が生えた寂しいけもの道の脇にありました。そこに冒険に出かけて、クワガタをつかまえたり、ニッキの根を探したりしました。5年前に、60近くになって、みかんの手入れの合間に、今でも残っているかなと探ったところ、ありました。今では、松林はすっかり宅地に切り開かれていて、小竹の小道はどこへやら。様子はすっかり変わっていましたが、しかし、石物はしっかりと残っていました。それは、あらためて見ると、「石工先祖碑」と刻まれた石碑だったんですね。子どものころは巨大に見えた石物でしたが、よじ登ろうとして、登れなかったんですが。今の目で見ると、大きめなお墓くらいの、こじんまりしたものに見えました。それでも何で「ご先祖さん」なのか、刻まれている碑文は何が書いてあるのか、謎でした。そこで、碑文に何が書いてあるか、石業組合に聞いたり、町役場に聞いたり、はては知り合いの学校の先生に聞いたりしたのですが、この5年間、分かりませんでした。http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201006190000/自分でも解読しようとしたのですが、碑文の約４百字を写しとって、挑戦したのですが、江戸時代の末に刻まれたもので、おおよその部分しか解りませんでした。http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201005190000/今回、上さんのアドバイスで、あらためて真鶴町の教育委員会に問い合わせしてみました。すると吉報が返ってきました。それは「町の重要文化財になっている。読み下し文があるはず」とのこと。そして、1月14日に、さっそく送って来てくれたわけでした。それで、ようやく次の様な内容だということが分かりました。 以下、「石工先祖碑」の読み下し文に、字引を引いたものです。  「天の物を生ずるや必ず其の人を待ちて世に顕るなり。 相の巌邑(いわむら)は嶮岸東南の海に沿い峻岳西北の函関(カンカン　箱根山の関所)に連なり樹林縫うが如し。ガン石間を為し一項の田無し。しかれども百有余戸飢渇を知らず。　古昔保元平治の時〔1156－59年〕土屋氏の族格衛、乱を此に避け石工を創業す。右幕府鎌倉に城くや納め錫い、太田氏桜田に城くやまた石を此に取る。是れ巖邑〔四方が山で囲まれた村〕出石の天下に顕るるなり。　　東照君大江都を城くや諸侯に命じて大石を納め錫う。然り而して大事毎に此に納め錫わざるなし。此此に於いて徳沢(トウタク　めぐみ)下降し屋を潤し身を潤す。乃ち格衛の成功を楽しむ。初の文明中〔文明年間1469－1487年に〕始めて成功を頌(ショウ　ほめる)し石に勒(ロク　ほりきざむ)し碑を建て、春秋に祭祀し以て之を思う。其の子孫を謂て古元業と号し世々邑宰(ユウサイ)に比す。元亀天正の乱〔1590年秀吉の小田原攻め〕駿相(駿河・相模)彊(ゴウ)を争いしばしば戦場となり碑銘摧壊(サイカイ　くだかれる)す。　慶長十一年〔1606年江戸城の増築〕筑州の都督〔黒田長政か〕に台命し諸侯の人に先んじて其の人を使わしむ。小河政良は善工七人を以て山勢を観、地理に由りはじめて山をひらく。故に其始むる処を謂て後世発口(クチアケ)と名づくるなり。役やみて(修繕)七子、古元業及び父老に謀り碑銘を再興す。是を以て父老其の功徳を懐い、また墳墓を碑の傍らに為し中興の祖となして併せ祭祀するも、嘉永の震〔1853年2月2日の関東地震〕に摧折(サイセツ　破壊された)没入す。之に加うるに年凶穀貴時又季世(キセイ)なり。しかれども天徳を断たず至誠を佑(たす)け三興復古成功益々明らかなり。因って以て石工先祖と名づけ石に勒(クツワ　彫り刻む)し、以て功徳をあらわし後人をして事業に怠慢無からしめんと欲す。不肖、父老に代わりて諸千載に謹告す。　　　　安政己末年(1859年)七月 　　　　　　　　加州　南陽金剛山入　長良連謹識　」今回、ようやくにして、長年の謎が解けました。それは、小さな村の片隅に、今でも残る大きな郷土の歴史の記念碑でした。「たかちょうば」とか、「うがくぼ」とか、昔年寄りたちの茶飲み話に出てきた言葉が、ふと想い浮かんできました。当時の子どもには、何のことか、どこの場所のことか、ちっとも分からなかったんですが。幻の世界です。古老たちが健在なうちに、もっともっと聞いておきたかったですね。

  2015年01月16日

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  東京・多摩市から、真鶴にみかん狩りに来てくれました

  東京・多摩市から、みかん狩りに来てくれました11月12日、東京・多摩市から21人の人たちがマイクロバスでやってきました。早朝まで雨が降ってましたが、到着した頃には曇り空にかわって、さいわいでした。もちろん今回の目的は、「みかん狩りと、地魚、それと温泉」です。まずは、みかん狩りです。町のはずれに広いみかん農園（松本みかん園）があります。そこでみかん狩りをさせてもらいました。海に面したみかん山には、4000本の木があるそうです。まさに今、みかんの木々には、いっぱい綺麗なみかんがなっていました。ついついみかんを採るのに夢中になってしまい、その写真を撮り忘れました。みかんは、今が、ちょうどシーズンにはいったところで、枝もたわわでした。「藤中」という種類だそうですが、540円で食べ放題でした。たいへん綺麗で美味しいみかんであることは、味見もしましたが間違いなしです。みなさん、美味しそうなのを自身で採って、みかん袋にいっぱいにつめていました。ついで、真鶴といえば相模湾の地魚ですみかん園の後は、食事処の「まるなか」に移動しました。そこで地魚のお刺身定食をごちそうになりました。（この方は、撮りましたよ、忘れずに）魚種は、ハガツオ、タイ、ホウボウ、ムツ、カマス、イサキ、カクアジ、マアジ、ムロアジなどなどが盛られていました。これで6人前です。はるばる来ていただいたからと、お店の方も大サービスでした。早朝、お店の方が真鶴の魚市場で仕入れてきたもので、とびきりの新鮮さです。何たってさばきたてで、お店の人のこころいきも加わって、きっと、それぞれ、満足していただけたかと思います。食事処「まるなか」のホームページです。http://www.ryokan-marunaka.co.jp/最後にもう一つ、温泉ですさて、ここまで来たからには、もう一つ温泉を利用しない手はありません。真鶴には温泉はありませんが、ちょっと走ると隣には湯河原温泉があります。今回は、湯河原温泉「こごめの湯」へ案内しました。湯河原温泉というのは、静かな落ち着いた温泉場です。『万葉集』にも歌われてるくらいの歴史があります。　足柄の土肥の河内に出づる湯の   　世にもたよらに子ろが言わなくに　　巻十四　3368当方は、「こごめの湯」へ案内したところで、みなさんと別れて、農協からみかんを4箱を発送して、自分の方のみかん園に戻りました。夕暮れが迫っていたので、1時間でしたが、ささやかに収穫しました。はるばる来てくれるというのは、ありがたいですね。たいへん楽しい一日でした。　　　　  

  2014年11月12日

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  どことなく郷愁を感じるようになった小田原、その小田原城です

  どことなく郷愁を感じた小田原城の周辺です 当方は神奈川県真鶴町出身ですから、小田原は高校の３年間だけなんですが。10月25日に４０数年前の高校同期会が小田原城の一角で開催され、行ってきました。 せっかくの機会なので、同期会の始まる前に小田原城を散策してみました。今は、小田原は電車で通過するだけで、散策などはまったく無しでしたが。   やはり小田原といえば小田原城です。そのシンボルの天守閣です。外国からの観光客もいましたが、わざわざ地方都市のここまで足を運ぶとは、すごい関心力ですね。   天守閣の手前では、なにやらさかんに作業が行われていました。天守閣の手前には、軒先づくりがおこなわれていました。「菊まつりですか?」「そうだよ、その準備だよ」「11月の文化の日あたりですか?」「11月16日までやってるよ」 せっかくなので天守閣に登ってみました。 内部は歴史資料館になっていて、江戸時代の小田原藩が中心ですが、戦国の北条五代の歴史、秀吉の小田原攻めなどが解説されてました。当時の生活用具や武具などの現物も展示されてました。内部は撮影は禁止でしたから、紹介できないのですが。 天守閣から見た周りの風景です。   城下では菊まつりの準備がすすめられてました。 西の方面は、一夜城の築かれた石垣山と、その背後には箱根山です。   山頂にある一夜城の城跡は、全体が残されていて、公園として整備されてます。全体がみかん山になってますから、開発が抑えられて、今に残ったということでしょうか。北側は、小田原城の一角ですが、母校のある場所です。高校は木々の裏側にありますから、見えません。さて、同期会の方は午後4時からだったんですが、なつかしいひと時は終わりました。秋の日暮れははやいもので、午後6時半をすぎると、あたりはすっかり暗くなっていました。小田原城公園の中は閉められていたので、帰路は迂回してお堀端通りを歩きましたが。人影も少なくて、ひっそりとしていました。お城の門の背後に、ライトアップされた天守閣がみえました。  お堀端通りは、内堀にそって小田原駅の近くまで続いています。昼間の通りは、人と車でにぎわっているんですが、夜になると、といってもまだ午後7時くらいですが、すっかり静かな通りにかわってました。この静かさは、むかしの面影を想像させてくれます。夜道を歩くことなんてなかったんですが、同期会もそうでしたが、夜の小田原城周辺も、なかなか趣のあるひと時でした。                            

  2014年10月29日

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  お祝いに、とびきり新鮮な地魚を、多彩にふるまっていただきました

  「さんまは目黒にかぎる」ではないのですが長寿のお祝いがあり、それに新鮮な地魚を、お店の人が花として添えてくれました。「新鮮な魚は真鶴にかぎります」時には、こうしたお祝いもあってよいと思います。それにしても、素晴らしいでしょう。一番左端が1.カマスです。中心の大きなのは、2.ホウサンです。その下に3.コチ、4.シロダイ、5.ホウボウ、６.ムツ、その裏の陰になってますが、7.メアジ、８.イサキ、が盛られていました。角度を変えて見ました。じつに華やかでしょう。いずれも真鶴で水揚げされたものだそうで、相模湾の海の幸です。こうした魚種の豊かさは、さすがに相模湾です。その時に何が出てくるかがお楽しみです。お店の時々の心意気が伝わってきます。なかなかありがたいものです。「ホウサン」というのは、当方は初めてだったんですが。調べてみると、確かにいました。http://www.zukan-bouz.com/saba./saba/hagatuo.htmlスズキ目サバ亜目サバ科ハガツオ属　ハガツオ　だそうで、関東では「ホウサン」とか「トウサン」と呼ばれているのだそうです。姿もきれいです。白地の脂ののったカツオです。秋から冬への、この時期ならでわの新鮮なお刺身です。食事処は「まるなか」で、そのホームページです。http://www.ryokan-marunaka.co.jp/ 

  2014年10月18日

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  秀吉の一夜城づくり、これが黒田長政と真鶴の石との出会いのようです

  神奈川県真鶴に黒田長政の供養碑がありますみかん園のある神奈川県の真鶴に黒田長政の供養碑があります。以前にそれを紹介したんですが。どうして、九州の大名・黒田長政の供養碑が真鶴にあるのか、なぞだったんですがhttp://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201005260000/また、みかん園のすぐ近くには、「ご先祖さん」と呼ばれる石工の顕彰碑もあります。これも以前に紹介したんですが。http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201005190000/昨日の10月5日、NHK「軍師官兵衛」－小田原落城で、つながってきました。長政の父・黒田官兵衛は、秀吉の小田原攻めに軍師として参加していたんですね。小田原城の包囲は、1590年(天正18年)4月3日から始まり、7月5日には降伏開城したそうです。秀吉の一夜城ですが、4月初めから6月下旬の80日間でそれをつくり上げたそうです。のべ4万人が投入されたと案内板にありました。黒田官兵衛は、北条氏の説得に小田原城に乗り込んだそうですが。この戦さで、無血開城に大きな功績があったとのことでした。同時に官兵衛は、総力を挙げた一夜城の突貫工事にも大きくかかわったのでは、それは推測ですが。これだけの短期間に本格的なお城をつくり上げるには、石材と大工をどこからどうあつめたのか、石垣づくりの石をどこから切り出したか。今に残る一夜城の石垣の跡。この大きな、沢山の石をみると、近隣から総がかりで切り出したものと思われます。そのひとつが、真鶴の石切り場だったのでは、という推測です。しかし、一夜城づくりと真鶴の石丁場をつなぐ歴史資料は聞いたことがないのですが。豊臣から徳川に時代が代わると、息子の黒田長政は、江戸城改築にあたり真鶴から石を切り出しています。長政は家康の許可を得て石工を派遣したと、これは「石工碑」の碑文にでてきます。長政に、どうしてそれが出来たのか。真鶴の石をどうして知っていたのか。それは、その前の小田原攻めの時に、父・官兵衛が、一夜城をつくる時に、真鶴をふくめた近隣の石材資源の状況を知っていた、とおもわれます。それにしても長政は、近隣にいくつも石切り場があるのに、どうして真鶴の石に注目したのか。九州の石工(技術者)を派遣する白羽の矢を、どうして真鶴の岩にさだめたのか。やはり謎ですね。おそらく、父・官兵衛でしょう。一夜城の石垣の調達のときに、「へんぴな真鶴によい石がとれるよ」との情報と、何らかの人的な縁があったんでしょう、あくまで当方の推測ですが。 

  2014年10月06日

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  「捕らぬ狸の」待ち箱作りと、姿を見せた富士山

  連投です、待ち箱作りをしてきました 8月24日(日)は、前日に引き続いて遠出してきました。 入手した板材を持ち込むだけでも、と思っていたんですが。 せっかくですから、昨日のつづき、ミツバチの待ち箱作りをはじめました。     あと蓋をつくれば、箱の本体は完成です。  外見は重箱式ですが、中身は巣枠式にします。 ミツバチは一群しかいないのに、しかも試練の秋から冬がこれからだというのに、なんとも気の早いこと。 これは知人のところに待ち箱として置かしてもらう予定なんですね。秋はみかんで忙しくなるので、今しかなしです。   今回は、この待ち箱作りの作業にはいる前に、 ミツバチの住む巣箱を、その底床を掃除しました。     黄色の屑は、ミツバチたちが古巣を壊した時に出来たゴミです。ミツバチは、活発に古巣を新しい巣につくりかえているようです。 このゴミがたまると、スムシの発生する温床になりますから。 当方も、少しお手伝いです。 出入りを見ていると、なかには花粉を付けた働き蜂が帰ってきます。 ネットの効果か、スズメバチの姿が以前ほどにはみかけなくなっています。 これから秋から冬へ、生存競争は厳しくなっていきますが。  さて、富士山です。 朝、真鶴に行く途中で見える姿ですが、 まずは、平塚からのもの。       昨日と違って、形が見えます。ついで、小田原からのものです。       今日も頂上あたりは、かなり厳しい天候ですよ。しかし、６合目あたりまでは、赤い火山岩の山肌が見えてます。 日々刻々、富士山は新たな姿は示してくれます。

  2014年08月25日

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  8月20日、真夏日に見えた富士山です

  真夏の富士山(8月20日)8月20日(水)、今日も関東は暑い。たいへん厳しい残暑です。 その同じ時に、広島では大雨による土砂災害と救出活動が行われていたんですね。動いているときは知る由もなく、夕方のニュースで知ったんですが。お見舞い申し上げます。 関東ですが、ま逆の猛暑が続いています。8月20日(水)は、早起きです。職場で使えなくなった資材をもらって、みかん園へ搬送しました。使えなくなるとごみとして廃棄処分されますが、機能上は問題ないので、もったいない。何かにしら別の形で有効利用ができないか、いろいろ探ぐるようにしています。 さて、その移動の途中で見えた富士山です。       午前6時8分、平塚からです。雪がほとんど消えています。暑そうな夏山の富士山です。  次は少し走って、6時25分に小田原から見た富士山です。       「頭を雲の上にだし・・・」、本当ですね。 きっと頂上でも暑いし、押すな押すなの登山者でいっぱいですよ。眺めるだけで十分なんですが、姿が季節を感じさせてくれます。 そろそろ秋風を感じてもよいころですが、 残念ながら今日は風がほとんどなし。 下界の暑さは、荷物をちょっと搬送するだけで大汗状況ですから、 これでは御身第一で、まったく仕事になりません。 激しい気象変化の夏もあと少しの辛抱です。秋はすぐそこまで来ていますから。

  2014年08月21日

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  8月13日(水)、真鶴道路の下りは、早朝から大渋滞でした

  8月13日(水)、真鶴道路は朝から渋滞してました 8月13日、休日農夫はみかん園に行ってきました。 国道135号線、真鶴道路は、いつもなら早朝なら車は流れているんですが、やはり、今回は午前7時には渋滞が始まりだしていました。   早川の石橋料金所の道が合流している箇所です。 すでに伊豆方面へ向かう車で、渋滞が始まりだしていました。   正面の山が石橋山です。この一帯が「石橋の古戦場」です。 源頼朝が、平氏に対し最初の旗揚げをした所なんですね。ここに立てこもって、味方の集まるのをまった。300対3000で、ここでは負けちゃうんですけど。 なにしろ箱根の山が海に迫ったところですから、 ここを抜けるには、海路か、箱根の山路を越える以外には、 この狭い道を通るしか、他にすべはないんですね。 むかしから交通の要衝、自然の関所だったんですね。   走っている道が一般道で、右から小田原厚木道路、西湘バイパスが合流してきます。ここがネックになって、渋滞が発生するわけです。いくらお盆だといっても、平日の朝7時からこれですから、 これから、時間がたてば、さらに大混雑になるということです。 行楽に行くのも、行き帰りの道がたいへんなんですね。 休日農夫の真鶴往復にとっても、同じくそこを通ります。 この石橋の渋滞をいかに避けるようにして、行き来するか。 そこが、一番の問題になっているわけです。

  2014年08月14日

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  早川のだんだん園で、ブルーベリーの摘み採りをしました

  だんだん園でのブルーベリーの摘みとり 8月3日(日)の小田原方面は、日差しはそれほど強くなく、穏やかな晴れでした。 早川のみかん園「だんだん園」へ、ブルーベリーの摘みとりに行ってきました。前回の7月20日はまだ早すぎて、実が成熟していなかったんですが、今回のブルーベリーは成熟が始まりだしていました。 こうなると収穫は真っ盛りです。順次、紫色に実が熟してきますから、日々収穫がつづいているでしょう。きっと園主は、こまめな収穫で、大忙しかとおもいます。収穫というのは喜びなんですが、毎日、毎日が追われるようになる、これはこれでなかなか大変です。今回は、その苦労の一端を、瞬間だけですが体験させてもらいました。 「あそこにもある、こっちにもある」熟した実を採ろうと、枝から枝へ、木から木へ、手を伸ばしていきます。     どうしたら効率的にベリーの果実を収穫できるか。 そこが、工夫のしどころです。     当方は、梅の実を振動させて落とす方式をまねました。虫取りの網を枝の下に置いて、軽く実をさわることで、ゆすり落とします。 パラパラと熟した実だけを落とすようにしました。 多少未熟なものも交じりますが、それは後で分ければよいことですから。 短時間でひと当たりするには、これが効果的な方法だと確かめました。 真鶴ですでに十分汗を流していましたから、ブルーベリーの収穫は、1時間若の集中作業です。休みも必要ですから。その後は、ただちに持ち帰って、ブルーベリージャム作りでした。  この日の朝の富士山ですが。夏の山の姿を見せてくれました。 朝、出かけてくるときに平塚から見た富士山です。     山頂は雲がかかっているものの、全体の姿は見えました。 東京は太陽の強い日差しが照りつけて、厳しい夏日和でしたが、 小田原方面も晴れてはいるんですが、薄く雲がかかって日差しはそれほど強くはなかった。 おまけに風も幾分あったので、まずまずの収穫日和でした。   つぎは、もう少し走って、小田原から見た富士山です。       大気がすんでいて山肌が鮮明に見えました。雪がほとんど消えていて、まさに夏山の富士山です。きっと現地では、大勢の登山者が登っていることでしょう。チョット頂上の天候は厳しいかもしれませんが。

  2014年08月04日

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  ちょっと早すぎた、今年のブルーベリーの摘み取り会

  だんだん園のブルーベリー摘み取り会7月20日(日)、神奈川県西部・早川の「だんだん園」で、今年も「ブルーベリーの摘み取り会」が開かれ、参加してきました。ミツバチもそうですが、ブルーベリーも、自然を読み解くのは単純ではありませんでした。梅雨の時期、今年はとくに曇った日の多いので、ブルーベリーの成育が遅れてるんですね。張り切って参加した当方でしたが、完全に肩すかしをくいました。果実が熟すのはやはり太陽の恵みですから、その年の気候によって、例年の成熟と比較して誤差が出てくるんですね。今年の、現在のブルーベリーの木の様子です。残念ながら、まだ紫色の実がわずかしかありません。今は、まだ希少価値の段階です。はりきって参加した人たちでしたが、熟した果実はまだ少ない。その年の自然の、気候条件に左右されますから、これはしかたがありません。ブルーベリーの摘みとり体験を楽しみにしていたんですが。楽しみは、あと少しお預けです。さいわい、この日は晴れ間が広がり、天候に恵まれましたから、野外ガーデンで、園主のご夫妻が用意してくれた食べ物・飲み物をいただいて、様々な交流の輪ができていました。当方も、少しでしたが蜂蜜を持ち込んで、味見をしてもらいました。「うん、たしかに蜂蜜だ」「何の花からできたのか」「味が濃いかんじがする」。「昔はこの辺でもミツバチを飼っていた人もいたが、最近は減っている」。などなど、ミツバチ談義も交わされました。当方としても、もしも真鶴でミツバチの群れが増えてくれたら、この早川の大自然でも、みかん園の片隅に、巣箱を置かしてもらって、この地で、みかんの蜂蜜をとってみたい、とアピールしてきました。だんだん園の生産物のレパートリーに加わったら最高じゃないか、と。もっとも、まだまだ先の、夢の話なんですが。 

  2014年07月20日

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  この時期の富士山と、相模湾の景色

  梅雨の時期の富士山と、相模湾の景色 富士山はその都度様々な姿を示してくれます。同じ姿はないのですが、さて今回はどうか。6月8日、午前6時21分、平塚から見た富士山です。 雲に隠れて、ほとんど姿は見えなかったんですが。   さらに、午前6時38分、今度は小田原から見た富士山です。 すそ野の雪が、わずかですが見えてます。   6月5日に関東も梅雨入りして、 その後は雨が降り続いていたんですが、そうした中では、まったく雲に隠れて見えません。 6月8日(日)の朝は、ラッキーで雨が上がったからこその眺めでした。 今度は午前6時54分、根府川から見た景色です。   予報では、雨一時曇りだったんですが、東京はそれが当たっていましたが、南相模ははずれました。この時期に伊豆大島が見えるのは、雨上がりの時だけです。   この日、蜂蜜の採取と、梅の収穫をしたんですが。 みかん園は、この雨で雑草が繁茂してきます。 この時期は草刈りシーズンです。 ところでこの巣箱ですが、中は空です。 これから新たにミツバチを迎えるために、そのための待ち箱です。 その巣箱の隣には、キンリョウヘンの鉢が置いてあります。 千葉の養蜂家の方から、特別に分けていただいたのですが。 もっとも、今回は当方のミツバチが分蜂することはないようですし、 他のどこからかミツバチがやって来るということもないのですが。 そして、花の時期も過ぎてしまったのですが。 それでも、注意してみていると、 ときどきは、1匹、そしてまた1匹とミツバチが訪ねてきているんですね。 やはり二ホンミツバチは、キンリョウヘンの香りが好きなんですね。 まぁこの様子を見れただけでも、これを置いた意味はあったということです。

  2014年06月11日

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  美味しかった相模湾の地魚と、淡い富士山

  相模湾の地魚と富士山   5月31日は快晴で、真夏日のように暑くなりました。 知人が遠方よりみかん園のある真鶴にやってきました。 真鶴はみかんだけではありません。 当地でとれる相模湾の地魚を賞味しようということでした。 これが今回の地魚のお刺身です。     なかなか見事な船盛でしょう。品目は、1.チカメキントキ、2.カワハギ、3.ムツ、4.イサキ、5.ハナダイ、6.アジ チカメキントキという魚は、私なども初めて知りました。 キンメに似ているようですが、この時期だけ獲れるとのことでした。 これで3人前ですから、豪華な大サービスですね。 食事処は「まるなか」です。 http://www.ryokan-marunaka.co.jp/ お店は真鶴駅から歩いて20分くらいでしょうか。 いつも新鮮な地魚を、気持ちよくサービスしてくれますから、 真鶴の「おもてなし」としてこうでなくちぁ、安心して紹介できます。遠来の人を迎えるときは、ときどき利用させてもらっています。     それと、この日の富士山です。     午前7時50分、小田原厚木道路の小田原SAからの景色です。 淡くかすんでいて、よく注意していないと見逃してしまいます。この梅雨近い時期に特有の富士山です。

  2014年06月02日

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  やった!　ついにタケノコをとりました

  筍(タケノコ)掘りに行ってきました   この笑顔、子どもも大人も同じです。タケノコ掘りの苦労の産物です。   5月5日、早川の「だんだん園」でのこと。毎年この時期、タケノコ掘りを企画してくれています。当方は、今回が初参加でした。 当方にとっては、竹というのは、厄介な印象がありました。 みかん園に地下茎で侵入してくる厄介な存在でしかなかったのですが。 しかし、この日ばかりは違いました。 同じ竹でも、種類と所によっては、その評価は天と地の違いです。 この時期ならでわの、貴重な食材の収穫でした。 　当方も、初めてのタケノコ掘りでしたが、簡単そうでいて、やはりコツが要りました。大地に根を張るものを取るのは、そうそう簡単ではありません。この家族は、力を合わせて、頑張っていました。タケノコを掘りだした後は、さっそくそれをゆでて、参加した人たちの交歓です。「やったぞ!」と、大人も子どもと同じような笑顔です。当方も、帰宅してから皆さんの苦労の成果をいただきました。私は炊いたり、煮たりはできません。上さんの技ですが。やはり、タケノコご飯は最高ですね。自然の豊かさを実感させてもらいました。このゴールデンウィークの、最高のひと時でした。

  2014年05月07日

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  4月に入ってからの富士山の様子

  4月にはいっての富士山4月になって、何回か草取りでみかん園を往復していますが、春のこの時期は、霞がかかっていて写真には写らない時もあり、結局、富士山をはっきり見ることができたのは3回です。4月5日の富士山です。午前7時8分平塚、不思議な気がする天候でした。富士山は明るくはっきり見えるのに、雨が降ってくる。ふつうは、雨の時は富士山は見えないはずなんですが。このときは、雨降る中での鮮明な富士山でした。つぎが、4月12日の富士山です。午前7時平塚、これは春霞の富士山です。ぼんやりと霞がかかっていて、富士山の表面がはっきり見えません。しかし、すそ野の雪が溶けてきていることは、つたわってきます。直近は、4月16日の富士山。午前6時42分小田原。手前の丹沢山系のしゅう曲が、少なくとも３層はあることがわかります。この時も富士山は、霞んでぼんやりしていました。平塚からは霞で見えず、小田原に近づいたから見えました。冬の純白の富士山から、ところどころに山肌が見え出してきています。宝永山の火口もだいぶ雪がとけてきました。それでもまだ、春の嵐でも吹けば一進一退の状況があります。富士山の景色を見れるのは、朝の平塚と小田原SAの２か所です。同じ富士山でも、同じ季節であっても、2度と同じ様姿はありません。必ずちがった要素が出てきて姿を変えますから、見飽きることはありません。なるべく富士山が見えた日は、足を止めて撮影するようにしています。ちなみに、この半年間で富士山をみれたのは、４月－３回、３月－３回、２月－４回、１月－３回、12月－９回、11月－8回です。11月と12月に多いのは、天候の要素もありますが、みかんの収穫で往復する回数が多かったためでもあります。

  2014年04月23日

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  相模湾の地魚と、富士山

  真鶴で地魚をいただきました4月12日(土)、遠路、千葉県の市川から養蜂家の松丸さんがみえられました。二ホンミツバチを真鶴で飼育されている方の手当てのためだったんですが。すいていたとしても車で、片道3時間はかかったんじゃないでしょうか。当方も貴重な機会ですから、見させてもらいました。二ホンミツバチは、今回はすでに分蜂した後のようで、嬢王蜂は半分のミツバチといち群をつくっていなくなっていました。残ったミツバチもかなりの数でしたから、かなり繁殖があったようです。真鶴の自然とあたたかさは、ミツバチにとっても天国のようです。残されたミツバチたちですが、巣板の下部には、新しい嬢王蜂をつくろうとして、王台をつくりはじめていました。ミツバチの手当ての仕事を終えた後には、たのしみは真鶴の地魚です。せっかく真鶴まで出かけてきた機会ですから、それを賞味しない手はありません。当方が案内したかったところは、松丸さんたちもご存じでした。これが今回のお刺身です。1.イシダイと、2.ホウボウです。それを反対側からみてみましたが、3.アジ、4.イサキ、5.ハナダイ、6.カマス、全部で6品でした。その味ですが、それは聞くだけ野暮というものです。これらの姿を見れば、美味しさというのが伝わってくるんじゃないでしょうか。食事処は「まるなか」です。http://www.ryokan-marunaka.co.jp/千葉の松丸さんが、このお店を知っていて、楽しみにされていたのには、当地出身の浦島太郎としても、驚きで脱帽でした。真鶴ならでわの味楽しむには、ここは最高のお店ですから。もっとも今回、「おもてなし」をするんじゃなくて、されちゃったんですけど。それと、春先の富士山を紹介させていただきます。真鶴からは、箱根の山が邪魔して見えないんですが、朝、出かけてくるときに平塚から見えた富士山です。春霞がかかって、全体的にぼんやりしていました。次は、午前7時19分、小田原から見た富士山です。 こちらも霞がかかっていますが、近づいた分くっきりしてきました。まっ白だった山肌も、少しずつですが地肌が出てきたような感じがします。春は、雨上がりでないと富士山はくっきりした姿はみれません。このぼんやりした富士山ですが、これも春の到来をしめしています。

  2014年04月13日

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  Aさんから、真鶴・みかん園への感想をいただきました

  体験記－真鶴・みかん園の見学に行ってきました12月18日（水）、午後には東京も雪になるかもの予報がでましたが、予定通り、真鶴のKみかん園にむけ、朝８時にKさんのクルマで永山を出発。渋滞もなく10時すぎには現地到着。JR真鶴駅前の市街地の中にあるみかん園。おかげでサルもでてこないそうです。早めに作業終えようと、すぐ身支度してみかん園に。小さな作業小屋があり中にはコンテナに入ったミカンが数箱。持って帰って箱詰する分とか。多摩・稲城・八王子の7箇所で販売してもらっているが好評で、どこでも次の配達が待たれているとか。Kさんがここをひきついで13年目だそうですが、その間の手入れがやっとここ２、３年のみかんの美味しさ実ってきた感じで、頭がさがります。手際よい作業の手順・注意点の説明をうけ、軍手、ハサミ、丸籠をつかっての収穫体験。普通温州みかん、早生みかんの二種類を収穫。日当たりがよくツヤと形のいいのを選んで採るのがコツだそうです。みかんの木は丈夫だから登っても大丈夫ということなので、脚立はつかわずに作業した。約30分で5キロ箱を一つづつの収穫となった。11時のチャイムが聞こえたので、地場のサカナ料理店の開店時間ということで、早めに食べに行こうとなった。小屋にあったコンテナと私の二箱のみかんを車に積んで、真鶴半島を一周。各名所を簡潔にKさんが説明。わかりやすいと思ったら小中学校を真鶴で卒業したとのこと。料理店「まるなか」は真鶴湾が一望できる場所にある。窓から見ると風が出てきて波立ってきた海がよく見える。雨もパラパラ。まさに短時間で作業を打ち切ったKさんの判断が絶好だった。五種類のお刺身の活き造り風盛り合わせ、イカ塩辛、もづく、ホタテ煮、ひじきなどがほんとうにウマい。さらに女将さんのサービスでいか焼き、自家製さつま揚げなどもでてきた。特大の生ビールだけではもったいなく、地酒二合を追加、堪能した。約一時間の昼食、帰途につく。真鶴の大きなみかん園を見て、来年のレクの構想を練る。ほとんど私が寝ている間に、15時前に永山着。Kさんにはほんとうにお世話になりっぱなしの一日だったが、貴重な体験ができた。ありがとう。（Aさんから真鶴行きの感想をいただきました。当方は搬送・箱詰め・出荷、さらに収穫へ・・・この週に2回のサイクルにあって、紹介したいのですが、この渦中にあってはなかなかできません。さいわいにして、Aさんから、打てば響くように、その日のうちにホットな感想をいただきましたので、「これはいい」ということで、そのまま紹介させていただきました）　　　　　

  2013年12月19日

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  富士山の朝焼けは、水平線の雲に邪魔されました

  １１月２７日、今朝の富士山は朝焼けの兆しだけでした１１月２７日は、八回目のみかんの収穫に行きました。いつも朝は小田原厚木道路を使っていますが、平塚と小田原から見える富士山に注目して、その日の天気を占ってます。今回は平塚からは見えませんでしたが、小田原SAから富士山がみえました。午前６時２４分は夜明け前の富士山です。白黒の世界の富士山でした。雲に太陽が隠されたためかとも思いましたが、本日の日出は午前６時２９分ということですから、（このでの時間が、大分遅くなってきています。）やはり、この富士山は夜明け前の姿でした。朝日が当たるのを待って、しばらく待機しました。午前６時２５分、ほのかに頂上あたりが赤らんできました。富士山は背丈があるから、日の出の時刻以前に太陽が当たるようです。水平線に雲がかかってなければ、これから富士山全体が朝焼けに染まるのですが、残念ながら、本日の朝焼けはほんの兆ししか見れませんでした。午前６時２７分の富士山ですが、これが今朝のもっとも赤らんだ富士山の姿でした。この後も、朝の時間は、太陽は雲に隠れて、出てこず、富士山は再びもとの白黒の世界にもどってしまいました。水平線だけでなく、富士山の上にも雲がかかっていたんですね。日の出とともに、雲が消えていく場合もあるので、しばらくは雲の切れ間から陽が差すのを期待して待ったのですが・・・。残念ながら、今朝の富士山は、これ以上の改善はありませんでした。しかし、白黒の富士山も、これはこれで魅力的です。白黒写真の様な姿は、冬の富士山の厳しさと力強さが伝わってきて、おもわず、目が引きつけられてしまいます。午前６時３４分の富士山です。みかんの収穫作業がまってますから、そのあと箱詰めと、出荷配送が待ってますから、そんなにのんびりもしてられません。本日の富士山の観察はこれまでとして、ただちにみかん園に向けて移動しました。富士山による天気占いとしては、まぁ、雲はあっても富士山が鮮明に見えてましたから、今日は、しばらくの間は、雨の心配はなしのはずです。実際、一日中、曇り空の時間が多くて、時々陽がさすくらいでした。雨はなし。曇天の中で、かなり強い風が吹き荒れた一日でもありました。 

  2013年11月27日

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  11月20日、みかんの成熟した果実の姿

  11月20日の、成熟したみかんの様子神奈川県西部、真鶴のみかん園の様子です。11月2日に早生みかんの収穫が始まりだしましたが、11月20日時点では、早生みかんの収穫は一回りが終わりました。これから収穫の中心はフツウウンシュウミカンに移ります。普通温州みかんは、12月いっぱいが収穫の時期になっています。これはフツウウンシュウミカンの木ですが、一番成熟がすすんだ木です。青空にみかんが赤っぽく映えています。その果実をアップしてみました。普通温州みかんの木は16本ですが、本来なら、普通温州みかんの成熟は12月に入ってからです。今年はいち早く、成熟した果実をつけだした木が2本出だしています。もう一本の成熟した果実をつけだした木です。なかなか良い色をしているでしょう。すべてがこうした綺麗な枝ぶりではないんですが、これはたまたまです、こんなに見事な枝ぶりが出来たのは。多くの木が、意識的な栽培によってここまで出来るようになったら、それはもう立派な技術を持った農家なのですが。当方は、たまたま出来ただけ、まぐれです。自然の偶然による恵みです。その木の果実をアップしました。これはあとチョットです。明日は、またさらに綺麗なみかんの姿が見られると思いますから、11月20日の様子は、今日のうちに紹介しておきます。紹介し損ねるといけませんから。神奈川県の西部ですが、東海道線を下って小田原駅を過ぎたあたりから、とくに早川、根府川、真鶴、湯河原のあたりは、広々とした相模湾の景色が広がって、海が目に飛び込んできます。多くの人が、それだけに引きつけられがちなんですが。この時期は、目を反対の山側に移すと、みかんが目立つようになっています。みかんの果実が、黄色からだいだい色に、太陽に当たって輝きだしています。左に海、右にみかん、両方とも素晴らしいですよ。この方面に行く機会があったら、山側の方も是非いっしょに注目してみてください。

  2013年11月22日

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  11月17日、朝日があたった富士山です

  朝日による富士山の変化１１月１７日(日)朝、小田原SAから見た富士山です。朝日が頂上にあたりはじめたのは午前６時１５分くらいです。頂上が赤く染まりだしました。昨日の朝までは、かなりの雨が降っていたようですから、みかんの木には、まだ少し雨滴が残っていましたが、今日の天気は、綺麗に晴れて快晴です。予報では、午後から南関東は下り坂とのことですが、まぁ、この分にら問題なしです。収穫作業は午前中ですから。この富士山の３枚は、午前６時１５分から６時１９分のこと、ほんの数分間の富士山の変化です。ほんの数分間のドラマですが。午前６時１９分にはつ、ほぼ全体に朝日が当たるようになりました。やはり、こうした富士山の景色が見れると、少なくとも午前中は小雨の心配は完全になくりますから、「さぁ、みかんの収穫だ!」と、気分も積極的に、どことなく華やいできます。

  2013年11月17日

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  11.9富士山と、みかん園の女郎蜘蛛

  11.9富士山と、みかん園の女郎蜘蛛富士山というのは、山そのものが綺麗ですが、そこに雲がかかると、さらにさまざまな姿を見せてくれます。11月9日(土)、朝6時32分、小田原ＳＡから見えた富士山です。富士山は、やはりかなりの雪が降り積もっていました。この積雪の広がりからすると、急速に寒さが下界まで近づいているということです。また、今日の天気は不安定で、富士山に雨雲が近づいています。今日のみかんの収穫作業は、雨が降り出すことも覚悟して、雨の降りだす前に、予定している早生みかんの収穫を済ませるように、とのことです。急げや、急げ、ということです。実際に急ピッチに収穫作業をすすめました。本日の早生みかんの収穫は、5コンテナ（100キロ）を収穫しました。その様子は、別途紹介することとして。収穫したみかんを搬送していたら、みかんの枝に女郎蜘蛛が陣取っていました。あらためて女郎蜘蛛を見ると、なかなか派手ないでたちです。その姿は歌舞伎役者のようなカラフルないでたちをしていました。餌もたくさんとれると見えて、ちょっとメタボに太っています。じっとして、蜘蛛の巣の中央に陣取っていて、何か獲物がかかるのを、じっと待ちかまえていました。　

  2013年11月09日

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  11月6日、雪をのせた朝焼けの富士山が見えました

  11月6日朝の富士山今朝、11月6日、雲の間から朝焼けの富士山が見えました。小田原厚木道路の小田原SAから、午前6時17分でした。10数分前に平塚を走っていた時は、雲がかかっていて何も見えませんでした。小田原では、雲の切れ間から富士山がちょうど顔をだしたところでした。朝日があたった富士山は、とても綺麗な朝焼けでした。このところ、朝晩が寒くなってきましたが、前回見た時に比べると、今回の富士山は雪をしっかり載せていました。富士山の積雪度は、下界の気温の寒暖計になっています。やはり寒いはずです、富士山の景色がそれをしめしています。

  2013年11月06日

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  9月２８日の小田原から見た富士山と、今年の富士山

  小田原から見た富士山です、今日の姿と、１月から見てきた富士山の姿です当方は、休日農夫でして、みかんの木の手入れをしています。住んでいる東京・八王子から、神奈川・真鶴のみかん園を往復しています。往復する道は、小田原・厚木道路を使っていますが、その途中で、平塚と小田原のサービスエリアから見える富士山に注目しています。富士山の姿は、その日の天気を占うことになりますから、その時々、途中で見える富士山の姿に注目しています。本日、９月２８日の小田原から見た富士山の姿です。秋晴れの富士山です。夏の登山シーズンは過ぎました。そろそろ初冠雪のたよりがあってもおかしくない時期にきています。毎回、往復する時に富士山が見えた時は、紹介するようにしてきましたが。次は、今年の１月、年初めの富士山の姿です。１月４日の富士山です。雪をしっかりのせて、「これぞ富士山」といった姿です。次ぎは、２月２４日の富士山です。真冬の富士山ですが、雲がかかっている下は、きっと吹雪でしょう。まったく想像のおよばない厳しい世界だと思います。次いで、３月１３日の富士山です。頂上には笠雲がかかっていますが、それだけでなく、風雨をもたらす雲がかかっています。この時期も、人をまったく寄せつけない、極寒の厳しい世界です。次いで４月２７日の富士山です。地上は春でも、富士山はまだ冬山です。次が、７月７日の富士山です。雪がほとんど消えてます。夏山の、富士登山の山開きをするころの富士山です。季節が飛ぶのは、梅雨のころは、富士山は雲に隠れてなかなかその姿をみせません。７月、下界は夏にはいつて、うだるような暑さがつづいていても、富士山の頂上あたりは、気候が変わりやすく、様相がまったく違うと思います。それでも、山開きはすんでいますから、この時には、多くの人々が登山しているところと思います。次が、８月２４日の富士山です。夏山の登山シーズンも、そろそろ終わりのころです。夏の終わりでも、残雪が残っています。はたから見ているのとは違って、山の天気は気まぐれですから、登山者は、暑さにも寒さにも、雨にも風にも、そなえる必要があります。この、今年になってからの富士山を見ただけでも、同じ富士山でも、やはり、その時期、時期によって、大分姿を変えています。これはあくまで富士山が見えた時の場合でしかないのですが、少しでも気象が荒れると、富士山はその姿を雲の中に消してしまいます。隠れた場合のが多くて、見えた時は何故か気分は幸いです。その見えた富士山の場合でも、その時の気象の状況によって、かかる雲の姿は、刻々とかわってゆきます。見る場所、時期、そしてその時によって、富士山の姿は違います。おそらく二度と同じ姿は見られないのかもしれません。だから、見えた時の富士山の姿は、唯一のものです。今回、今日見た富士山も唯一度のもの。それがまた富士山の魅力の一つかと思います。 

  2013年09月28日

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  さきの「伊豆の旅」の写真集を、プレゼントしていただきました

  先日の｢伊豆の旅｣の写真集をいただきました旧友の人たちで、9月7日－9日に熱海・伊豆を旅しました。数日前に、その旅の写真集を送っていただきました。うむうむ、なるほどと、くりかえしページをめくっています。当方が見逃していた旅の様子が、生き生きと写されています。当方は、調整役だったため、預かり金などの財布管理と、3日間のスケジュールに集中していたため、時々の状況、参加者の個々の様子やそれぞれの見どころの受けとめなどは、ほとんど視野が及ばなかったんですが。あらためて、この写真集を見れて安心しました。意図していた見どころポイントが、それぞれよく紹介されていること、そこでの参加者の表情が、生き生きと具体的に写っていました。これを見ると、その場にゆっくりと参加したような気がしてきます。今回の企画－熱海を玄関口にして、伊豆の歴史と自然を旅すること、当方としても、下見をする中で、その歴史をほとんど初めて学んだわけですが、なかなか見ごたえのあるところだと、再認識しました。それを、今回の参加者で共有できたように、写真集を見て感じました。もちろん、伊豆は海産物が魅力的だし、食べ物が豊富です。熱海でも、西伊豆の戸田でも、たいへんなもてなしをしていただきました。百聞は一見にしかず、タカアシガ二、キンメ、地魚の舟盛。「どうだ!」　こんな贅沢は、二度と体験できないと思えるようなもてなしでした。なにしろゆたかな地の産物です。それを、ふんだんに、最高に並べていただきました。60歳を過ぎて、なかには食事も控えめに節制している人も多々いたのですが、この歓待を受けては、その「主義」を守り通すのは難しかったでしょう。この日ばかりは、きっと手綱を緩めていただいたかと思います。熱海と伊豆で、当地の歓待というものがどういうものか、この面でも、ありがたく、しっかり体験させていただきました。 

  2013年09月27日

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  9.25　小雨の中の箱根登山電車の景色です

  小雨の中の箱根登山電車の景色です9月25日、台風20号の影響で、小雨降る中の箱根路からです。箱根登山電車は、ワイパーを使いながら、急こう配を登って行きました。めざす大平台駅は、箱根湯本から、塔の沢、そして大平台駅と二駅目なんですが。この途中に、出山の信号所あり、そこでスイッチバックの為の停車がありました。そこからの景色です。アナウンスは、「ここからの景色は、箱根の絶景ポイントの一つです」と。小雨を降らす、霧のような雲が流れてます。写真の中央に、先ほど渡ってきた出山の鉄橋が見えます。この鉄橋は、戦前に、国鉄の天竜川にかかっていた鉄橋の一部だそうです。それが、この箱根の地に移されたのだそうです。登山電車は、さらに急こう配を登っていきます。新緑の時はすでに過ぎていますが、雨にぬれた木々は、一段と緑がフレッシュです。次は帰り道での大平台駅です。午後4時近くになると、山間の駅ですから、電車もライトが必要になってきます。当方は、右側の箱根湯本行きの電車に乗っての帰り道ですが、左側に登ってきたのは、これから強羅へ向かう電車です。大平台駅で電車を待っている間も、森林浴です。大平台駅は、2番目のスイッチバックをする駅でもあります。電車は、撮影者が乗るまで待ってくれていて、乗り遅れの人のないのを確認して、ドアーが閉まりました。

  2013年09月26日

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• 「伊豆の旅」（9月7日－9日）を、無事に終了しました

   9月7日-9日「伊豆の旅」は、無事に終了しました 今回は、「伊豆の旅」の輪郭を紹介します。今を去る40数年前の学友たちが、7日に全国の各地から熱海に集まってきました。藤村の『春』の様なもの、集合は熱海駅前の「家康の湯」でした。直ぐその隣には、軽便鉄道の機関車が置かれていました。この足湯につかって、西、北、東から遠路やってくる面々を待ちました。9月7日（土）、一同がそろったことで、初日の熱海観光にくりだしました。一、 まず伊豆山神社とその資料館で、鎌倉幕府の「二所詣で」の地を見学。資料館では、伊豆山神社と展示品について、丁寧に解説をしていただきました。当時の伊豆山には、3800名くらいの僧侶が、この地に修行していたそうです。この後、神社から837段を下って、海岸にある「走り湯」－源泉の湧き出し口を見ました。二、ついで、ＭＯＡ美術館にて、古今の美術を鑑賞しました。三、その後、山を下って、熱海市内にある史跡－大湯間歇泉のあとを見ました。今は枯れてますが、当時は世界三大間歇泉といわれていたそうです。ここには、『大君の都』に出てきますが、この間歇泉の熱湯を浴びてオールコックの愛犬トピーが亡くなり、その墓を見ました。オールコックが日本観をかえていくきっかけになったそうです。四、以上で熱海観光を終えて、熱海港前にある今宵の宿－「秀花園　湯の花膳」へ。　「お湯よし　味よし　気分よし」のとおりで、熱海の夜景を見ながら、伊豆の味と温泉、なにしおう「熱海」を楽しみました。9月8日、二日目は、中伊豆の旅です。早朝には稲妻が海上に落ちるくらいの雷雨でしたが、出発の9時には雨も上がりました。五、最初に、 丹那トンネルの熱海口の上にある記念碑と救命石をみました。丹那トンネルの開通が『闇を裂く道』（吉村昭著　文春文庫）にも紹介されているように、歴史的な難事業だったこと、今日の生活の土台になっていることを感じました。六、次いで、一行は丹那トンネルの上の熱函道路を走り、途中の丹那盆地にある1930年の中伊豆地震の丹那断層の跡をみました。さらに、工事に伴う水枯れの副産物－近くにある丹那牧場で搾りたての牛乳を飲みました。七、その次に、中伊豆に出て、江川太郎左衛門の韮山代官所館を見学した。代官所の建屋の中で、幕末の３６代太郎左衛門英龍（ひでたつ　1801-1855）の歴史と時代、その人柄の多彩な力の持ち主だったことを、資料によって説明していただきました。八、その後、北条時政の「願成就院」を見学しました。お堂の中心にある仏像5体が、この６月に重要文化財から国宝に格上げされていました。ご住職が、この仏像と北条時政について、心技体を合わるように、丁寧な解説をしてくれました。九、この後、西海岸に出て、海岸線を走って戸田へむかいました。今宵、8日の宿、網元の民宿－「清進丸」さんへ移動しました。だいたい60歳代の面々は、体と食事が節制基調にかわっていましたが、この夜ばかりは、はめをはずして西伊豆のタカアシガ二をはじめとした海の幸、お酒をふんだんに堪能させてもらいました。戸田の豊かな海産物のもてなしは、多彩で豊富なすばらしいものでした。９日（月）はいよいよ最終日。夜中には雨音がしていましたが、朝にはすっかり上がり、青空がひろがりました。十、最初は、宿のすぐ近くにある宝泉寺。ここはプチャーチンの宿舎となった寺でした。十一、次いで、戸田造船郷土資料館を見学し、職員の方から説明を受けました。安政の大地震の下でプチャーチンのディアナ号が下田で遭難したこと。当地の戸田で一行の500名余は難民生活をしながら、帰還するために代わりの洋式船「ヘダ号」をつくりあげたこと。船員と地元職人が協力して、100日あまりで建造したこと。同時並行で、日露和親条約の交渉がすすみ、平和裏に、友好的に締結されたこと。日露交流の原点の姿が、ここに記録されていました。もう一つ、この資料館は駿河湾の多彩な海洋生物が集められていました。それらについて、よく事柄につうじた説明を聞かせてもらいました。十二、次に小土肥にある「象牙美術宝庫」に移動。この移動の途中で、雲の切れ間から富士山がみえました。ほんのチラッとだけ顔をだしただけだで、また雲の中に隠れたのですが。せっかく伊豆に来たのですから、富士山を見たか、見えなかったかとでは大違いになりますから、じつに幸いなことでした。「象牙美術宝庫」ですが、なんで中国の職人技の芸術コレクションがここにあるのか？この出身の事業家が、88歳で健在だそうですが、昭和30年代に中国に技術指導に行き、桜餅をつつむ桜の葉が縁が縁になって、この中国の職人たちが丹精込めた技－象牙工芸の逸品が、ここに展示されることとなったのだそうです。中国の職人技とはどんなものか、見せてくれていました。この象牙芸術を見おえたら、すでに正午になってしまいました。今回の旅も、「昼食後に、解散する」という、その時間が迫ってきました。一同は、ここから解散地点の修善寺にむけて、30キロ・40分を移動しました。修禅寺の混み合う街中をさけて、峠にあるお蕎麦屋さんで、ゆっくり昼食をとりました。そして、午後2時に修善寺駅に移動して、ここが今回の旅の解散場所となりました。今回の｢伊豆の旅｣は、3日間の、なかなか欲張った日程だったので、個々の中身をどれだけ楽しんでいただけたかは、分かりませんが。当方の準備した日程は、ほぼ回れたと思います。これにて案内役も終了です。実際は、準備してきた当方が、一番勉強になったこの「伊豆の旅」でした。当日の案内者は、スケジュールとお金の管理に集中したため、現地で写真をとっている余裕がありませんでした、それもまたよし。したがって、この旅の写真による紹介はできないのですが。とにかく、やれやれといったところです。 

  2013年09月10日

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  ８月３１日、青の富士山と熱海温泉

  ちょっと足を延ばして、熱海を下見してきました８月３１日、午前８時３分、小田原かに見た富士山です。わずかに白い雪が残ってようですが、ほとんど濃紺一色で、青の富士山です。湿度が高いので、その姿は鮮明ではないのですが。夏の時期の富士山です。今回のみかん園は、ミツバチに給餌して、早々にきりあげました。ミツバチは、自前で花粉と蜜を集めだしているようで、花粉を小脇に抱えて、巣箱に帰ってきます。まだ給餌でも、砂糖水の減る量が少なくなっていました。ミツバチの定着は順調のようです。当方、今回は、もう一つの課題がありました。来週に予定している「伊豆の旅」の最終準備をしておくことでした。その集合場所となっている熱海を、もう一度下見しておきたかったんです。熱海駅前の「家康の足湯」が集合場所なんですが、以前に来た時から、それほど月日は経っていないのですが、その駅周辺が、その時の様子から、だいぶかわっていました。今回、再度来たのは、正解でした。そして今回、新たな発見がありました。足湯のすぐ裏側ですが、熱海軽便鉄道の機関車が展示されていました。「軽便鉄道」に使われていた機関車の実物がありました。小じんまりした機関車で、まるで遊園地にある子供たち用のミニ機関車のようですが、これが、れっきとした現役の機関車として、そのむかし当地を走っていたんです。その現物が、ここに展示されていたのです。軽便鉄道が走っていたのは、明治４０年から大正１２年まで。小田原－熱海間は、今は30分ですが、それを2時間40分もかけて、海岸線沿いにみかん山の間を、エッチラオッチラと走っていたんですね。のどかな、海と山の景色を楽しめる旅だったと思います。「大正１２年」までというのは、おそらく大正１２年９月の関東大震災です。どうも話が合わないのですが、関東大震災では、「根府川駅では津波により、駅舎もろとも客車が海にさらわれた」との記録がありますが、だとすると震災に巻き込まれたのはこの軽便鉄道のことだったということでしょうか。被災するまで、軽便鉄道が走っていたということでしょうか。それはともかく、その前には、1895年から「豆相人車鉄道」が走っていた。人が、人力で客車を押して、この区間を動かしていたというんですね。軽便鉄道に切り替えられたのは1907年ころだそうです。それらを時代背景にして、芥川龍之介の『トロッコ』や、志賀直哉の『真鶴』などの短編が書かれています。熱海駅前については、この一年で大きく変わりつつあります。以前に来た時は無かったバスロータリーがつくられていたり、周辺の整備が急ピッチですすめられています。その変化が大きく、はやくて、今回、あらためて下見しておいたことは正解でした。熱海の下見の対象はもう一つありました。熱海といえば、なんといっても温泉です。伊豆山の「走り湯」をみました。豊かな源泉の湧き出しは、前回下見した時と同じでした。源泉の湧き出し口が、この坑道の奥、１０メートルくらい入ったところにあるのですが、坑道の中は、源泉の暑い湯気で、サウナ状況になっているので、写真はとれません。入口に掲げられている案内プレートです。源頼朝は、ここで体を清めて、ここから８３７段の石段をのぼって、山の中腹にある伊豆山神社まで、「二所詣で」をしていたのだそうです。かなり体を鍛えていないと、石段を登るのは大変です。このあと、熱海の温泉です。熱海の市街地のなかほどにある「大湯間歇泉」によりました。その場所の確認が、大事なところでした。何しろ当方は熱海は不案内なうえに、街自体がゴチャゴチャしてますから、道に迷ってうろつくことが、十分予想されましたから。さぁ、とにかくこれで、来週の受け入れについては準備よしです。コースを迷わずに、案内できると思います。

  2013年09月01日

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  8月28日、小田原からの富士山と、みかんの様子

  8月28日の富士山とみかん8月28日、関東はようやく秋晴れになりました。午前7時5分に、小田原ＳＡからみた富士山です。富士山は、梅雨のころから見る機会が少なくなります。湿度が下がる秋模様になると、その姿を見せてくれます。残雪でしょうか、ほんのわずかに白いものが見えます。今回は、みかんの手入れもさることながら、みかん園に移住してきたニホンミツバチについて、その後がどうなっているか、その様子を見に行ってきました。それについては、昨日紹介しました。今回は、本来の主題であるところの、みかんの様子です。これは、今年なり年のフツウウンシュウミカンの木です。やはり絵になるみかんの表年の木の様子です。みかんの木は隔年結果をしますから、すべての木が、こうした豊作の状態であるわけではありません。まぁ、一番の見ごたえのある状態が、こうした姿だということです。このところ、南関東は雨が少なく、夏日が続きました。みかんの果実にも、その影響が示されています。急速に日照りが強くなると、こうした果実が割れる現象が出てきます。まぁ、総体として、日本列島のあちこちが集中豪雨などを被っているなかでは、こうした関東地方は、さいわいな地域といえるかと思います。次は、帰途の正午過ぎに、石垣山からみた小田原市と相模湾の景色です。手前は、早川のみかん畑です。この寄り道をしたのは、帰途に飲むため、湧水を入手するためでしたが。写真の中央の緑地部分には、小田原城も写っているんですが、これから見分けるのは、難しいと思います。それで、そのあたりを拡大して写しておきました。ありました。肉眼では分かりにくくても、写した写真を拡大するとはっきりします。秀吉の一夜城からは、こうして小田原城を一望できたということです。のどが渇いて湧水を求め寄り道したことは、この景色をみることとなり、思わず農道に車を止めて、広がるみかん畑からこの景色を眺めさせてもらいました。 

  2013年08月29日

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