2021年大晦日のスタート
この「みかんづくりと学習」ブログも、2021年の締めくくりの始まりです。
とにかく、大晦日をむかえています。
今日は、みかんの歳末大売り出しの最終日です。
これは昨日、30日の二日目の写真ですが。
北風に上り旗がはためいています。
昨日は、この場での販売と在宅者への届も含めて、55袋くらいが販売されました。
コンテナにして2個半の販売です。
当方のみかんですが、
大きさはそれこそ大と小さまざまですし、無農薬ですから果皮の表面は傷もあるんです。
従って、こうしたみかんは、産地では商品価値がないんです。
農協などの一般流通ルートには乗れないし、よくてジュースか、廃棄の対象とされています。
大きくてもダメ、小さくてもダメ、汚れていてはダメ、と相手にされません。
だけど、その味は美味しいんですよ。
完熟しているみかんですから、ジューシーで味が濃く、
酸味のなかに甘さがうきでていて、とても美味しいんですよ。
じつにもったいない話じゃないですか。
だから、東京・多摩の団地に運ぶようにして、
ここで実際に試食していただいて、納得してお買い求めいただくようにしています。
その多摩の団地での販売も、毎週土曜日の朝市を続けてきましたが。
年末は、特別の29、30、31の歳末大売り出しです。
そして本日が、今年の販売の最終日、一年のしめくくりです。
西鶴の『世間胸算用』 大晦日は一日千金
の今日的な、一ページといったところです。
しかし、次の写真は、12月24日のみかん園の様子です。
みかん園には、まだまだたくさんのみかんが木についているんです。
遊んでいたわけではないんですが、
それこそ可能な人たちの力も借りながら、精いっぱい収穫をしてきたんですよ。
それでも、木にはみかんがまだこれだけつていてるんです。
「ウサギと亀」じゃないですが、
当方の周りの畑からは、みかんの色がすっかり消えています。
農家の収穫への瞬発力は強力で、サッと消えてしまった。
今や私などの管理する畑のみかんがよく目立つようになっています。
こうなると、石垣山の多くのヒヨドリが、ここに集まってきます。
鳥はグルメですから、綺麗で美味しいみかんを集中的に食べていきます。
今現在、饗宴をくり広げているでしょうが、仕方ありません。
当方は、2022年明けの三箇日がすぎたら、
この戦にわけいって、なるべく多く人の取り分を確保するようにします。
今は、販売をすすめないと、みかん小屋がみかんであふれてしまいます。
販売がすすまないことには、収穫に力が入らないということです。
また、ずーっと収穫・搬送・販売作業を続けてきましたから、
正月くらいは、少し休むことも必要です。
年末年始は、そうした渦中にあるわけですが、
しかし今日のところは、
「大晦日は一日千金」です。
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