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カテゴリ:きもち
春は、特にいろいろな役割を決める時期ですね。
例えば町内のお当番。 例えば学校の役員。 例えば会社の幹事役。 やりたい人がいない時、 いつでもうまくすり抜ける人と 何故かあれよあれよと言う間に引き受けざるを得なくなる人 なにも言わないまま上手に存在を消す人 いろんなタイプがありますね。 あっ。私がどのタイプかわかっちゃいましたね~。 言葉に羨望と嫉妬が表れてる!恥ずかしい~。 みなさんはどんな経験がおありですか? そしてどんなふうに自分の想いを 伝えようとされていますか? ももらに、そっと教えてください・・・ ***** 月末に太極拳の昇格試験があります。 試験とはいえ、私が受ける下のほうのは 演舞さえすれば通るのです。 ですが40人もの人を前に何かをするとなると やはり緊張してしまいます。 今回、一緒に受けるのは同期3人のみ! 同期とはちょうど去年、初伝を一緒に 受けた仲間なんです。 たった3人で40人の大先輩の中、10数分間の演舞をします。 これは意外に長いんですよ~。 この太極拳、 音楽も、合図も、なにもありません。 聞こえるのは静かな息遣いと 動きで生じる衣擦れの音くらい。 自分の呼吸の調子を乱さないようにしつつ 周りと互いに調和し演舞し続けるのです。 ですから独りよがりがすぎると クルリと方向転換したとき、 みんなと動きがずれてしまうことも多々あります。 合図が何もないとはいえ、 ある程度の速さの先導はあるんです。 普段のお稽古なら先生や師範の方々。 場所的に一番左前が先頭となるので この位置の人がリードします。 この場所は演舞中のほとんどの間 他の演舞者の姿が一切視界に入りません。 まさに孤独の一人演舞! たった3人しかいない今度の試験。 この場所に誰が行くかを相談することになりました。 途中、間違えてしまうと自分だけでなく 他の2人のペースをも乱してしまう可能性が あるだけになかなかの大役です。 *** Aさん「私、どこでもいいわよ。」 Bさん「じゃあ私、花粉症で呼吸がつかへんし、ここがいいわ」 私「じゃあ、私はここ~♪」 Aさん「やだぁ。じゃあ私がそこ(左前)なの? あなた若いんだからそこ行ってよぉ~」 私「・・・」(だったらどこでもいいなんて言うなよっ) ちなみにAさん55歳。Bさん30歳。私3○歳。(いまさら隠すなって^^) 実際はもっといろいろ言ってたのですが割愛します。 結局、私がその「一人孤独演舞状態」にけってーい! 「何で私?」という疑問は心の底に無理やり沈め 「ま、深く考えず気楽にいこう!」と腹をきめようとしたその時、 突然Aさんはこう言いました。 「あなた!責任重大よっ!!」 ついさっきまで自分もその「重責」を負う 立場になるかもしれなかったのに そうじゃないとわかった途端のこの発言。 まるで さっきまで一緒に作戦を練りあっていた人が 秘策を耳にした途端、突然マントをひるがえし あっという間に橋の欄干にまで飛びのいて 仮面をはぎながら、声高に叫んでいるかのようでした。 ぎゃはは。大げさ~。想像力たくましすぎ~。 先輩が励ますために言ってくれたのなら その言葉も「叱咤激励」とありがたく頂戴できたかもしれません。 でも久しぶりに 私は全身の体温がさーっと下がってしまいました。 「そういう事、言わないのっ! みんなが気持ちよく いかにいつも通りに(試験で)演舞できるか、やん? そのための相談じゃなかったの?」 極力、笑いながら、極力、冗談ぽく言いましたが きっと頭からは湯気が出ていたと思います。 横で聞いていた師範格の方が 「そうよ。お姉さんの言うとおり! 気持ちよく堂々とすればいいの。 私たちだって、みんな試験のときは手足が震えたもんよ」 と言って下さったので彼女の立場は守られたし、 私もそれ以上、言わなくてすみ、思考もそこで停止することができました。 ですが彼女のことは今まで 「仕事もしていて良識もある。おしゃれで素敵な大人の女性♪」 と慕っていただけに、思いのほかココロがきゅっとなりました。 今思えば、彼女はいつも 「私、ここがよくわからないのよね。ちょっとちょっと見てくれる?」 「やだぁ。私そんなふうにできてないわぁ」 ・・・と甘え上手。 私も「いやん。私そんなのできないですぅ~」と 言ってみれば良かったかなぁ。(ぷぷぷっ。言いそうに見えるが言えないタイプ) いつも男らしく「もう私やるわっ」と言ってしまう。 それって自ら貧乏くじを引いてしまっているのかな。 ***** 「これも修行だわ」 「私がリードするなんてカッコいい!」 「逆に私のペースでいけるやん!」 という「イケイケ頑張れムード」と 「なんでいつもこうなるのかな」 「こう言えば違う展開になったのかな」 「あの時もこういうことがあったなぁ」 という「グルグル思考ムード」が行ったり来たり。 なかなか折り合いがつきません^^; ***** 冒頭の「うまくすり抜ける人」「上手に存在を消す人」。 「うまく」「上手に」と書いたところに 私の願望と嫉妬が現れていますよね~。 どちらも私が難しいと感じている事なんでしょう。 積極的、消極的の違いはあれ 「自分の思いを満たしている」という点は同じ。 と思うのですが、どうでしょう。実際は違うのかなぁ。 一方「何故か引き受けざるを得なくなる人」というのは 「あれよあれよと言う間に」「引き受けざるをえない」 というところが全て受身。流されています。 自分の事をきっとそう思っているんですね。 あはは。責任転嫁かなぁ。 自分がそういうタイプだと無意識に 思っているからこそ、 そういう雰囲気を引っ張っているのかも。 今度は「私が伝えたいこと、したいこと」を 念じていようかな。 「もめるのが嫌だから」引き受けるとか 「仕方なく」引き受けるじゃなくて 「引き受けたい」から引き受ける。 だったら満足いくのかも・・・。 いやいや、今回だって本当は引き受けたかったのかも!? さぁ!ウジウジ考えていないで、張り切って気持ちよく お稽古しますよ~♪♪イメトレ、イメトレ! *** びっくりしました!みなさん応援ありがとうございました!! 昨日じーーーーっぃと探してみると63位になっていました~♪ すっごーいです!本当にありがとうございます。 ランキングの上下がどうというより 「私にも応援してくれる人がいるんだなぁ」という 実感がまたさらに湧いてきて・・・感激です。 →涙じわりの人気blogランキング今は何位? *** 食療法関係の本、アップしました。 >>「三十路越えのさまよう読書」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.20 11:23:04
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