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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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GrahamはFrankfaterの夢を見るか? その5

性教育と性病教育・避妊教育

「そんなつもりはないけれど…確かに学校で性教育する必要性については、ボクも認めるよ…だけどやり方というものがあると思う」
「ホウ! どんなご名案があると?」
「この国はポルノ表現…活字もそうだけれど、漫画にいたってはほとんど無制限の自由が認められているから、ね…縦のものを横にするようにはこれを替えるわけにはいかない。法律というのは厄介なものサ!」
「それで?」
「こういう現状の社会で、子供が思春期を迎えたからといって慌てて性教育をはじめるのでは遅すぎる。街中に氾濫している性情報に興味を持ち始める前…小学校低学年からでもいいんじゃないかな」
「つまり、発情期を迎える前に躾けておく必要がある、と?
「言葉は悪いけれど、ね」

「アハン! では、具体的にどうなさるおつもりで、判事殿?
まさか小学生に夫婦が赤ちゃんづくりに励んでいる神聖な儀式を映したビデオを鑑賞させる、とでも?」
「そのアイディアいいね!」
「まさか…おまえ、本気で言っているのか?」
「アハン! 驚きのあまり鍍金が剥がれてきたかい、アンジー?
だって…別に構わないだろう? 役者さんたちにはせいぜい演技してもらうサ!
あえぎ声も興奮した様子も一切見せず、ただ日常のスキンシップの延長で神聖なる生殖の儀式に携わっている…そういうビデオを作れば良いじゃないか?

「おまえ…教祖になれるよ、それ」
「ご愛嬌! ボクは頗る真面目だよ、アンジー」
「つまり…マスターベーションの快楽を覚える前に刷り込んでしまおう、というわけ?」
「『発情期を迎えてからでは遅すぎる』と。まあ、そういうことだね!(笑)」

「(グレアム…ちょっと躁状態になってやしないか?)まあいいや…それじゃあ、中高生には何を教えればいい?」
<赤ちゃんのつくりかた>からは本来生じないはずの数々の害悪を! 性病の怖さと避妊の必要性を徹底的に叩き込めばいい
「またえらいギャップで…」
「思春期…何なら発情期と言ってもいいけれど、いったんそれを迎えてしまったら、街中に溢れている雑誌の記事や漫画にどうしても気持ちの方が向いてしまうだろう? そうなったら先生の話だってどこまで真面目に聞いてくれる?」
「それよりは…大きくなった子供には性病という恐怖に訴えかけた方がより効果的だと?」
「個人的にはね! だけど女性の国会議員まで『猥褻』と『教育』を取り違えているこの国で、どこまでボクの案が容れられるかどうかは疑問だけれどね…」



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