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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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GrahamはFrankfaterの夢を見るか? その6

教育の現場と表現の現場の「ねじれ」

「『猥褻』と『教育』をとり違えている、というより、避妊教育そのものが「青少年の性行為が行われることを認めた上での対症療法」にすぎない、と関係者が考えていることが問題じゃないのか?」
未成年の性行為など教育の現場では絶対に認められない、だから避妊の仕方も教える必要がない、という論理になるよね、それは」
「全く! そんなに現実に目をつぶっていい子いい子していたいのかねえ?
『教材の猥褻さ』を槍玉に上げる前に、街中のポルノコミックを何とかしろってんだ!

「言ったろう? だからそれは『表現の自由』に抵触するって」
「表現を規制しろと言うんじゃない! 販売する場を規制しろ、というんだ!」
「それも無理だって言ったろう?」
「酒やタバコと同じって言うのか? ハン! 判事殿、貴殿いつから法律の番犬になっておしまいなので? ひょっとしてまたフランクファーターの生霊が乗り移ったとでも?」
PARTY VOL2を読んだ人以外には分からない内輪ネタはよそうよ!
アンジーの<常識>は認めるよ…最初に言った通り。実際、その通りだと声を大にして言えるものなら言いたい! けれども…ボクはただ…事態はそう単純ではないのだと…そう簡単には解決しないんだ、ということを指摘したいだけなんだ…」

「悪い悪い…だがなグレアム、こういうことは考えられないか?
つまり…街中のいたるところに未成年ポルノが置いてあること事態が環境的に青少年に悪い影響を与えていると?」
「たとえ未成年がそれらを読むことを禁じられていて、購入することもできないとしても?」
「建前の話をしてるんじゃない! 環境が問題だと言ってるんだ!」

「それは…、未成年ポルノが身近にあることによって、青少年に悪い影響を与え、その子が大きくなって成人した後、ペドフィルになるのを助長しかねない、という意味?
「そうだ!」
「よく分かったよ、アンジー、だけどまたこういう話になるんだけれど…それをどうやって証明する?」
「その手にはもう乗らないぞ、グレアム…じゃあ逆に、そうじゃないことをどうやって証明する?

「なあ、アンジー、『代償』 という言葉を聞いたことがある?」
「たとえば? 実の母親では満たされない思いを養母に求めるとか?」
「求めるとしたらお互い様だろ、それは! そうじゃなくて…現実の女性と親密になる自信も勇気もない男の子が、漫画やアニメの女の子に夢中になるというような…」



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