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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2009.07.06
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『火星の古代帝国』はこれまでの火星シリーズの逸話や伝説を集大成して金星シリーズ第四巻風にまとめたもの。原題は『ガソールのラナ』で、ラナはコナンの恋人ではなく、ジョン・カーターの孫娘である。

第一部「古代の死者たち」では、伝説上の金髪碧眼の古代火星人が蘇る。第二部「火星のブラック・パイレーツ」で聞かされる火星の進化論は『火星の女神イサス』『火星の合成人間』についで三度目で、聞き飽きてしまった。第三部「火星の冷凍人間」は原始的な冷凍睡眠テーマのSF。第四部「火星の透明人間」では催眠術ではなく、正真正銘の透明人間になる丸薬が披露される。

『火星の巨人ジョーグ』はシリーズの掉尾を飾る作品であり、『火星の合成人間』の後日譚でもあるが、どうも次男の贋作らしい。そういう意味では、デジャー・ソリスが木星人にさらわれる『木星の骸骨人間』シリーズをもう少し読みたかった。


火星の古代帝国






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Last updated  2009.07.11 19:30:32
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