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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2010.06.14
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カテゴリ:百人一詩
「鹿」
村野四郎

鹿は 森のはずれの
夕日の中に じっと立っていた
彼は知っていた
小さい額が狙われているのを
けれども 彼に
どうすることが出来ただろう
彼は すんなり立って
村の方を見ていた
生きる時間が黄金のように光る
彼の棲家である
大きい森の夜を背景にして

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中学生のときに出会った詩です。
村野四郎の詩を全て知っているわけではありませんが、たとえ全作品を読んだとしても一番好きなのはこれでしょう。

こんなに絵になる詩は、めったにありませんから。

あとは、

「春」
安西冬衛

てふてふが1匹 韃靼海峡を渡って行った


とか、三好達治の「雪」くらいですかねえ。






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Last updated  2010.06.18 20:31:01
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