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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2015.11.13
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カテゴリ:海外文学
詩人だけあってどれも儚い散文詩のような趣。幼い生と死がエロスのように関わってくる。

「かくれんぼ」
そっけない夫よりもかわいい一人娘を愛した母親。かくれんぼばかりしていると、そのうちその子はおかくれになりますよ…という家政婦の不吉な予言が図らずも当たってしまった時、母親をその現実を受け止めきれず…

「白い母」
初恋の人が忘れられず37になっても独身の男。家族といってはいまはもう冷たい継母しかいない男の子。その子を鎹のようにして、男はついに自分に秋波を送る若い娘との結婚を心に決める。男の子はキューピッドになったのだ。

「光と影」
最初は影絵、次は影にとりつかれた男の子。母親はそれを矯正しようとするが詮無く、木乃伊取りが木乃伊に…

「子羊」
子羊ごっこをしていて図らずも弟を死なしてしまった姉は、自らも結局窒息死してしまう。「主よ、血ぬられし手をもてる幼な児は、悪魔にわたさるるや?」無垢なる魂の意図せざる殺人は罪なりや?
神は答えた、「血を流す者はわが血もて贖ひ、血を流すことを教ふる者はわれ之を贖ふ。痛ましき悲しみをもて、わが贖罪のために、われは人々を祝福するなり」


[文庫・新書・選書 : 岩波文庫]【太田書店】かくれんぼ・白い母 他二篇 【岩波文庫 赤 641-1】 / ソログープ【中古】【中古本】【古本 古書】

注意:旧漢字・旧仮名遣いの本です。





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Last updated  2015.12.02 21:30:12
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