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カテゴリ:怪奇幻想小説
フランス編。ホラーというよりミステリー・怪奇・幻想小説が主。
「青ひげ」シャルル・ペロー 見てはいけないと言われるとつい見たくなるのが人情で… 「コーヒー沸かし」テオフィル・ゴーティエ 真夜中になるとポルターガイストが騒ぎ出し、肖像画から人が抜け出し、舞踏会がはじまる。青年は可憐な美女に恋をした。しかし彼女は… 「幽霊」ギイ・ド・モーパッサン 中身を見てはいけないと言われていた書類をもし見ていたら、どうなったんだろうねえ。 「沖の少女」ジュール・シュペルヴィエル 汝、死したるものを強く想うことなかれ。そは現身となりて沖の小島に独りさまよう身となればなり。… 「最初の舞踏会」レオノラ・カリントン 一時的に身分を交換した雌のハイエナと少女。そのために払った犠牲と結末は…。怪奇というよりグロテスクなほら話。 「消えたオノレ・シュブラック」ギヨーム・アポリネール 「壁抜け男」マルセル・エーメ 並べてみるとよく似た趣向のお話。汝、妻ある男をコキュ(コケ)にすることなかれ。 「空き家」モーリス・ルヴェル(『夜鳥』の作者) 空き家に入ったコソ泥が、家主に見つけられた! と思ったら、その老人はすでにこと切れていた。そうとも知らずナイフで何度も突き刺した侵入者は…。 「心優しい恋人」アルフォンス・アレー 腹を裂いて自分の腸で恋人の足を温める男。考えたらどっかの漫画家の絵みたいでグロテスク。 「恋愛結婚」エミール・ゾラ 不倫の恋の成れの果て。夫(親友)を殺めたはいいものの、その後ずっと悩まされ、疑心暗鬼になり、お互いに毒殺を試みる。 「怪事件」モーリス・ルブラン 元検事が話した奇奇怪怪な殺人事件の真相は…本邦初訳。 「大いなる謎」アンドレ・ド・ロルド 岬にて亡き妻と夜毎語らいあう田舎貴族。それは幻想ですよ、科学で説明がつきますよ、と賢しらに説いたばかりに…これも本邦初訳。 「トト」ボワロー=ナルスジャック 『オズの魔法使い』じゃないよ。フランス語のトトは虱のこと。お母さんが息子に言う。モーリスも連れて行きなさい、と。いくら兄弟だからって、もううんざりだ。そうだ、事故に見せかけて水の中に突き落としてやろう… 「復讐」ジャン・レイ 屍を食らう鼠その他気持ち悪い虫に生きたまま食われる恐怖。え、何でそこに死骸があったかって? それはね… 「イールの女神像」プロスペル・メリメ 汝たわむれにヴィーナス像に指輪をはめることなかれ。そは汝を愛し、嫉妬し、… 最初の舞踏会/平岡敦【2500円以上送料無料】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.08 02:06:38
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