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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2016.12.07
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カテゴリ:怪奇幻想小説
フランス編。ホラーというよりミステリー・怪奇・幻想小説が主。

「青ひげ」シャルル・ペロー
見てはいけないと言われるとつい見たくなるのが人情で…

「コーヒー沸かし」テオフィル・ゴーティエ
真夜中になるとポルターガイストが騒ぎ出し、肖像画から人が抜け出し、舞踏会がはじまる。青年は可憐な美女に恋をした。しかし彼女は…

「幽霊」ギイ・ド・モーパッサン
中身を見てはいけないと言われていた書類をもし見ていたら、どうなったんだろうねえ。

「沖の少女」ジュール・シュペルヴィエル
汝、死したるものを強く想うことなかれ。そは現身となりて沖の小島に独りさまよう身となればなり。…

「最初の舞踏会」レオノラ・カリントン
一時的に身分を交換した雌のハイエナと少女。そのために払った犠牲と結末は…。怪奇というよりグロテスクなほら話。

「消えたオノレ・シュブラック」ギヨーム・アポリネール
「壁抜け男」マルセル・エーメ
並べてみるとよく似た趣向のお話。汝、妻ある男をコキュ(コケ)にすることなかれ。

「空き家」モーリス・ルヴェル(『夜鳥』の作者)
空き家に入ったコソ泥が、家主に見つけられた! と思ったら、その老人はすでにこと切れていた。そうとも知らずナイフで何度も突き刺した侵入者は…。

「心優しい恋人」アルフォンス・アレー
腹を裂いて自分の腸で恋人の足を温める男。考えたらどっかの漫画家の絵みたいでグロテスク。

「恋愛結婚」エミール・ゾラ
不倫の恋の成れの果て。夫(親友)を殺めたはいいものの、その後ずっと悩まされ、疑心暗鬼になり、お互いに毒殺を試みる。

「怪事件」モーリス・ルブラン
元検事が話した奇奇怪怪な殺人事件の真相は…本邦初訳。

「大いなる謎」アンドレ・ド・ロルド
岬にて亡き妻と夜毎語らいあう田舎貴族。それは幻想ですよ、科学で説明がつきますよ、と賢しらに説いたばかりに…これも本邦初訳。

「トト」ボワロー=ナルスジャック
『オズの魔法使い』じゃないよ。フランス語のトトは虱のこと。お母さんが息子に言う。モーリスも連れて行きなさい、と。いくら兄弟だからって、もううんざりだ。そうだ、事故に見せかけて水の中に突き落としてやろう…

「復讐」ジャン・レイ
屍を食らう鼠その他気持ち悪い虫に生きたまま食われる恐怖。え、何でそこに死骸があったかって? それはね…

「イールの女神像」プロスペル・メリメ
汝たわむれにヴィーナス像に指輪をはめることなかれ。そは汝を愛し、嫉妬し、…


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Last updated  2017.01.08 02:06:38
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