キリストの受難に焦点を当てた伝記映画。洋画の項目に入れようかとも思ったが、台詞が全編アラム語とラテン語で語られていること、イエスを物理的救世主だと思った群衆の失望が描かれ、またピラトの逡巡と苦悩が描かれている点等々からここに入れることにした。
『新約聖書 ヨハネの福音書』に次ぐ選択である。
受難以前の物語はすべて回想という形で描かれる。子供に見せるには残虐だが、イエスの受難はユダやペトロなど弟子たちの受難であり、また
マリアの受難でもあったのだなということがよくわかる映画であった。
ただ人間の形をした悪魔が群集心理に付け込んでユダヤ人をそそのかしたという設定は、福音書にはないものである。
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