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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2019.06.05
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カテゴリ:児童文学・絵本
『グッバイ・クリストファー・ロビン』​を観た時から、原作をまとめて読みたいものだと思っていた。実をいうと、ディズニーのアニメで断片的に内容は知っていたものの、読むには歳をとりすぎてから初めて活字の存在を知ったので、読む機会がなかったのである。その頃はすでにホームズやトム・ソーヤーが友達だったから。

この本には10の短編が収録されている。そのひとつひとつについて、ここで語るのは興を削ぐのでやめておく。ただ、第1話ではプーとロビンしか出てこない。第2話でようやくウサギがでてくるが、このウサギだけ、固有名詞がないのである。なんとなく、創作過程が見えてくるようだ。

「バカなくまちん」がロビンの十八番。だがそういうロビンだって、字を書かせればつづりを間違うし、ノース・ポールを何かの棒と勘違いしてるし、「おつむが弱い」ことにかけては、プーさんとゆかいな仲間たちと五十歩百歩である。いや、こう言っては失礼か。それなら、「幼い」ということにしておこう。

そうなのだ。彼らはとても幼い。なんだかうちの学校の生徒たちを見ているようである。知ったかぶりのフクロンも、メランコリックなイーヨーも、怖がりのコプタンも、肝っ玉母ちゃんのカンガと子どものルーも、どこかで見たようなメンツだ。だからこの物語はほとんど中身のない笑い話であるにもかかわらず、読む者を癒すし、元気を与えてくれる。世界中で愛されるゆえんである。こムツカシイばかりが児童文学ではないのだ。


ウィニー・ザ・プー (新潮モダン・クラシックス) [ アラン・アレクサンダー・ミルン ]


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Last updated  2019.08.14 20:52:14
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