2019/09/16(月)10:40
『伊藤典夫翻訳SF傑作選 最初の接触』
「最初の接触」マレイ・ラインスター
既出。エフレーモフは本作に刺激を受けて「宇宙翔けるもの」を書いたという、この分野の古典中の古典。
「生存者」ジョン・ウィンダム
半永久的に火星の軌道を回る宇宙船に、最後まで生き残った者は…真夏の夜のホラー。
「コモン・タイム」ジェイムズ・ブリッシュ
外国語的日本語があるように、異星人的英語の使用法による新しいものの考え方も、ひとたびいつもの時間に戻ってしまえば…
「キャプテンの娘」フィリップ・ホセ・ファーマー
寄生体は寄生獣ではなかったので、駆除することができたのでした。
「宇宙病院」ジェイムズ・ホワイト
シリーズの第3弾。宇宙空間で恐竜型知的生命に治療を施すには…
「楽園への切符」デーモン・ナイト
未知に関して無知なのは当然。ゲートを開いて、わが道を切り拓く勇気のある者ありやなしや?
「救いの手」ポール・アンダースン
「最初の接触」に始まる異文化交流・貿易が戦争に至らなかったとしても起こりうる悲劇に対する処方箋。思えば、日本もまた悲劇の道をたどるところだった。否、すでにたどってしまったのか?
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