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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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全70件 (70件中 1-10件目)

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海外文学

2018.01.14
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カテゴリ:海外文学
昭和8年刊。翻訳者は坪内逍遥である。調べるといろいろ版が出ているようだが、あいにく自宅には学生時代に買ったこれしかなかった。戦前の本なので旧漢字。ただし、本文にはすべてルビが振ってあるので、そんなに読みにくくはない。​シェイクスピアのお話としては軽い喜劇に属するものの、図らずもトランスジェンダーの問題を提供しているあたり、現代的といえなくもない。さながら英国版『とりかへばや物語』を読んでいるようでクスクス笑った。

『恋に落ちたシェイクスピア』では、若き劇作家の恋から『ロミオとジュリエット』が生まれ、その終焉から本作が生まれたことになっている。勿論フィクションだが、​『十二夜』が『ロミオとジュリエット』よりも後から作られたのは事実であるらしい。

哀れなるかな執事マルヴォーリオ。そは『ヴェニスの商人』のシャイロックほどの悲劇的人物にもなれなかった。


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Last updated  2018.02.04 23:56:04
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2017.02.17
カテゴリ:海外文学
著者による幼・少年時代の思い出を月ごとに綴ったエッセイ。チャペックの『園芸家12カ月』に似るが、こちらは植物ばかりでなく鳥などの動物、子どものいたずらなどいろいろである。難しい字にはもれなく振り仮名ががついているので、小学生でも楽しめる。ただし土竜はカタカナ表記だった。

1月 補綴 松毬 竜涎香 抹香鯨 鼈甲

2月 榛 鵲 鶫 雛 孵る 鸚鵡 

3月 櫟 四十雀 鷂 嘴細鴉 鷦鷯 大背黒鴎 緋縅蝶 雌蕊 柱頭  

4月 雲雀 青川原鶸 頭黒 玉黍貝 

5月 雨燕 野鶲 郭公 茅潜り 橅 梣 山査子 金鳳花

6月 極鯵刺 鳬 犬薔薇 忍冬

7月 小洞燕 大膳 鴫 七竃

8月 大蒜 棗椰子 蜥蜴 蛹 赤蛺蝶 山楝蛇 雀蜂

9月 橡 襞 林檎 接骨木 肝木 団栗 

10月 靄 梯子 椋鳥 深山烏 黒丸烏 菊戴き 柊 砥草 鵯上戸 羊歯

11月 落葉松 穴熊

12月 車輪棠 連雀 森梟 


一年中わくわくしてた [ ロアルド・ダール ]






Last updated  2017.03.18 21:34:09
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2016.12.10
カテゴリ:海外文学
偶然に図書館で見つける。読んで、映画がいかに原作に忠実であるかがよくわかった。勿論再構成されていて、エピソードの順番も違う。それでも大切なところはきちんと押さえている。

兆候。当惑。疑惑。診断。告白。家族。夫婦。親子。和解。治療。進行。癇癪。発作。演説。未遂。愛。


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Last updated  2017.01.08 05:09:42
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2016.10.27
カテゴリ:海外文学
映画の原作。骨子はどちらもほぼ同じだけれど、映画の方にはいくつか改変がある。まず主人公を地図製作者から物理学者にしたこと。小説の題名に「傑作集」とあるのは、スピヴェット君の作品、つまりいろんな種類のイラストを指してのことだった。実際、それらの「作品」は、いたるところで原注の一部というかたちでこの本に収められている。その文章や注やイラストやらがもうすでに子ども離れしているのが、天才の天才たる所以ということか。

大陸横断の場面で、われらがスピヴェット君は家から持ち出してきた母親のノートを読む。そこには、スピヴェット家の先祖のことが書かれていた。映画で削除された理由はおそらく、差し込もうとすると不自然にその場面が浮いてしまうということなのだろう。「人殺し」の場面は『はみだしっ子』でも強烈だった。いはんや映画においてをや。

母親は何もかも知っていた、ということに小説ではなっている。だから東部にも行かない。その代わり父親が現れる。これは映画でもそうだ。しかし結末近くのあの朴訥な「語り」は映像ではついになかった。観客の耳に配慮してのことだろうか。

まあ、あれも違うこれも違う、といちいち並べ立てることにそれほどの意味があるとは思えない。それぞれに楽しんで鑑賞すればよいことだ。ただ原作は高くて重くて厚くて注釈だらけで読むのに時間がかかる。できることなら映画の方を先に観ておよそのイメージをつかんでから、図書館から借りるなどして本書にとりかかった方がいいのではないか。老爺心からのおせっかいである。


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Last updated  2016.11.10 23:41:50
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2016.01.22
カテゴリ:海外文学
異色作家短篇集20。

「容疑者不明」ナギーブ・マフフーズ
エジプトのノーベル賞作家。代表作は『バイナル・カスライン』など。本作は連続殺人事件を扱っているが、結末はバラードの短編に似ている。

「奇妙な考古学」ヨゼフ・シュクヴォレツキー
チェコの作家。『ノックス氏に捧げる10の犯罪』など。地獄の沙汰も金次第、か。

「トリニティ・カレッジに逃げた猫」ロバートソン・ディヴィス
イギリスに留学したカナダの作家。『フランケンシュタイン』のパロディでもある。『五番目の男』が邦訳。

「オレンジ・ブランデーをつくる男たち」オラシオ・キローガ
アルコール依存症による幻覚から実の娘を死に至らしめた父親。ウルグアイの作家。

「トロイの馬」レイモン・クノー
『地下鉄のザジ』の作者による口をきく馬の登場する奇妙な短篇。

「死んだバイオリン弾き」アイザック・バシェヴィス・シンガー
ユダヤ系ポーランド人ノーベル賞作家。結婚に失敗した娘に悪霊がとりついた話。ダニエル・キイスならこの事例を多重人格障害のヴァリエーションのひとつとして処理するだろうか?

「ジョヴァンニとその妻」トンマーゾ・ランドルフィ
音痴だと気づかない夫の唯一の讃美者は妻だった。その妻も亡くなり…
イタリアの作家。トンマな名前だが『カフカの父親』『月ノ石』が邦訳されている。

「セクシードール」李昴(リー・アン)
台湾の作家。かつて富士見書房文庫から出ていたエロティック・ファンタジー『鏡の国のアリス』を思い出した。

「金歯」ジャン・レイ
ベルギーの作家。『マルペルチュイ』『ウィスキー奇譚集』『幽霊の書』など。本作は死体から金歯を抜いてお金に換える男の一人称小説。仕事はうまくいっていたのだが、ある日を境に急に出し抜かれ…同業の女性と結婚する破目に。

「誕生祝い」エリック・マコーマック
究極のマゾヒズム、あるいは胎内回帰小説。スコットランド出身。『隠し部屋を査察して』『パラダイス・モーテル』など。

「エソルド座の怪人」G・カブレラ=インファンテ
『オペラ座の怪人』からの引用多数。ケチな詐欺に引っかかったという噺だが、そのオチは…。
キューバの作家。『亡き王子のためのハバーナ』『煙に巻かれて』など。


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Last updated  2016.01.23 22:41:55
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2015.11.13
カテゴリ:海外文学
詩人だけあってどれも儚い散文詩のような趣。幼い生と死がエロスのように関わってくる。

「かくれんぼ」
そっけない夫よりもかわいい一人娘を愛した母親。かくれんぼばかりしていると、そのうちその子はおかくれになりますよ…という家政婦の不吉な予言が図らずも当たってしまった時、母親をその現実を受け止めきれず…

「白い母」
初恋の人が忘れられず37になっても独身の男。家族といってはいまはもう冷たい継母しかいない男の子。その子を鎹のようにして、男はついに自分に秋波を送る若い娘との結婚を心に決める。男の子はキューピッドになったのだ。

「光と影」
最初は影絵、次は影にとりつかれた男の子。母親はそれを矯正しようとするが詮無く、木乃伊取りが木乃伊に…

「子羊」
子羊ごっこをしていて図らずも弟を死なしてしまった姉は、自らも結局窒息死してしまう。「主よ、血ぬられし手をもてる幼な児は、悪魔にわたさるるや?」無垢なる魂の意図せざる殺人は罪なりや?
神は答えた、「血を流す者はわが血もて贖ひ、血を流すことを教ふる者はわれ之を贖ふ。痛ましき悲しみをもて、わが贖罪のために、われは人々を祝福するなり」


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注意:旧漢字・旧仮名遣いの本です。






Last updated  2015.12.02 21:30:12
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2015.11.04
カテゴリ:海外文学
英国では高名な作家だそうである。ジャマイカは長く英国領だった。植民地で農場を経営するために、英国から引っ越してきた家族があった。それがジャマイカで思いがけぬ大嵐(ハリケーン)に遭って、家が崩壊してしまった。両親は子どもたちを英国に返すことにしたが、その船が海賊船に襲われ、皆殺しにされてしまった。

という連絡が入ったのが第2章。こんなところで終わる長編小説もないわけで、案の定子どもたちは生きていた。それも結構かわいがられて。なるほど男の子が一人死んだが、それは事故だった。海賊たちはまた別の船を襲ったが、襲われた船長を殺したのは海賊ではなく、一人の女の子だった。

英国船を発見した海賊たちは子どもたちを返す。だがそのために結局、彼らは絞首刑になってしまった。人を殺したわけでもないのに、殺人罪の汚名を着せられて。

教訓。
子どもは小さい大人ではない。
人は事実よりも、自分が信じたい物語(イメージ)の方を信じる。国についても、海賊についても、子どもたちについても。



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Last updated  2015.11.22 15:35:10
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2015.08.20
カテゴリ:海外文学
小説家と言えばたいてい長編で名を成すものであり、わずかな例外を除いて短篇によって後世に名を残した作家はいない。その数少ない例外が芥川であり、ポオであり、O・ヘンリーであり、ここに紹介するクレーンやビアスである。

スティーヴン・クレーン
異常な状況におかれた人間の行動と心理を描くサスペンスが多い。海で遭難した体験をもとに「オープン・ボート」を、スラムをさすらって「困窮の実験」を、ネブラスカでの記憶を探って「青いホテル」を書いた。この三篇にはだから作者の分身と思しき人物が登場する。

「オープン・ボート」
四人のうち、コックはどうやら…

「あおむけになった顔」
戦友を仰向けに寝かせて埋めたものだから、土をかけるとき…という弔いに伴う苦い短篇である。

「困窮の実験」
底辺にいるからこそ、見えてくる風景がある。

「青いホテル」
ここに出てくるスウェーデン人に好感を持つ読者はいないだろう。死んでくれてすっきりしたという向きもあるかもしれない。だがジョニーが本当にスウェーデン人に対していかさまをしたのであれば…


アンブローズ・ビアス
孤高の短編の名手にして、ポオの後裔たる怪奇小説作家でもある。「月明の道」と「ものまね鳥」を読むと芥川のある種の短篇を思い出す。

「豹の眼」
男は女に求婚した。女は自分は狂女の娘だからと断った。男は闇夜に豹の眼を見て、発砲した。弾は当たった。だが死んでいたのはあの女だった…

「月明の道」
遺族と、加害者と、被害者からそれぞれ見た殺人事件の様相。

「ものまね鳥」
主人公が撃ったのは双子の兄弟だったのだろうか、それともドッペルゲンガーであったか?

「オウル・クリーク橋の出来事」
絞首刑にされた男の、儚い脱走劇。


なお、紹介した本は現在絶版なので、お読みの際は図書館等で入手されたし。以下参考までに。


スティーブン・クレーン (著) 出版等 文化書房博文社 ページ数 206冒険物語 (1975年)【中古】


 「初版発行日」 2011-03-10 「著者」 アンブローズ ビアス (著) 「出版社」 光文社【中古】アウルクリーク橋の出来事/豹の眼 (光文社古典新訳文庫)






Last updated  2015.08.20 19:26:54
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2015.06.30
カテゴリ:海外文学
映画『卒業』の原作者による続編小説。

あれから11年後。「他人に自分の人生を支配させない」ためにベンジャミンとエレインが選んだのは、子どもを自分たちで教育する「ホームスクール」だった。州によっては違法なこのやり方は、周囲との軋轢を招く。その問題の解決のために、ベンジャミンはあの義母とコンタクトをとった――。

そこからいろいろな問題が派生し、ベンジャミンとエレインは再び緊張関係に陥る。詳しくは本編を読んでいただくとして、ここでは、「根本的に違う種類の人間は、利害関係によってしかわかり合えない」とだけ言っておこう。

すれ違いながらも意思疎通する登場人物同士の会話の妙が、本作の魅力のひとつである。原題『ホームスクール』。


[単行本]【中古】【メール便可】「卒業」Part2 / チャールズ・ウェップ著 羽田詩津子 訳






Last updated  2015.07.01 06:17:59
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2015.01.11
カテゴリ:海外文学
苦い小説だ。先に栗本薫の解説を読んでいなかったら、もっと純粋な苦さを感じただろう。太宰治を思わせるような回想とフラッシュバックを多用した手法によって、ついに主人公が真相に気がつくまでの過程はミステリー的ともいえるが、あえてミステリーには分類しなかった。

「人生はね、ジョーン、不断の進歩の過程です。死んだ自己を踏み石にして、より高いものへと進んで行くのです。痛みや苦しみが回避できないときもあるでしょう。そうした悩みは、すべての人が早晩経験するものなのですから。主イエス・キリストすら、人の世の悩みに曝されたもうたのですよ。主がゲッセマネの苦しみを味わいたもうたように、あなたもやがて痛みを知るでしょう――あなたがそれを知らずに終わるなら、それはあなたが真理の道をはずれたことを意味するのですよ」

中東の灼熱の太陽の下でジョーンは悟った。悟ったにもかかわらず、彼女はそこから逃げて、慣れ親しんだ幻想の中に閉じこもった。その点気の弱い、優しい彼女の夫、ロドニーとどっこいどっこいだ……

「エイヴラル、自分の望む仕事につけない男――自分の天職につけない男は、男であって男でないと。ぼくは確信する。もしきみがルパート・カーギルを彼の仕事から引き離し、その仕事の継続を不可能にさせるならば、他日きみは必ず、きみの愛する男が不幸せな、失意の状態に喘ぐのを見て、どうしようもなく苦しまねばならないとね。きみは彼が時ならずして老いこみ、人生に倦み疲れ、希望を失って生ける屍のような生活を送るのを見るだろう。きみがきみの愛、いや、およそ女性の愛にして、その埋め合わせになるほどすばらしいものだと思いあがるなら、ぼくはあっきりいうよ、きみは途方もないセンチメンタルな愚か者だと」

蛇足ながら、作者はヒトラーさえも小説のダシにしていると指摘して、拙い筆を擱くことにする。


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Last updated  2015.01.11 07:55:40
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