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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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全40件 (40件中 1-10件目)

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その他読書日記

2014.05.09
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カテゴリ:その他読書日記
『キス・キス』

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『特別料理』

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『夜の旅その他の旅』

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『メランコリイの妙薬』

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『レベル3』

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『炎のなかの絵』

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『血は冷たく流れる』

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『虹をつかむ男』

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『13のショック』

13のショック 異色作家短篇集 / リチャード・マシスン 【単行本】

『無限がいっぱい』

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『壁抜け男』

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『くじ』S・ジャクスン

昔読んだのもあるけれど、あらためて読んでみたい怪奇幻想小説群。






Last updated  2014.05.30 23:29:00
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2013.09.20
カテゴリ:その他読書日記
『第二ファウンデーション』を読んでしまったので、行きがかり上つい手にとって読む。感想は今さら書くまでもない。頭がつかれている時は新しい本よりも以前読んだ本を読み返したくなるものだ、ということはわかった。






Last updated  2013.11.24 02:25:52
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2011.12.09
カテゴリ:その他読書日記
あるいは唯我論。

萩尾望都の漫画に、こんなのがある。

世界は病み、伝染病で滅び、たった一人の男の子が残された。
その男の子が健全に育つために、周りのすべての人間が、動物が、環境が、できるだけ自然に見えるように整えられ、人工的に造られた。

けれどある日男の子は、自分の住む世界に不信感を持ってしまう…


こういう独我論的妄想は、SFファンにとってはフレドリック・ブラウンの『火星人ゴーホーム』以来親しいものだ(ここで言及しているのは小説であって映画の方は知らない)。
不具にも実はある。自閉的傾向のゆえか。

幼いころは特にそうだった。
大人になった今は、妄想だとわかっていて、それを楽しんでいたりする。
行動範囲がパターン化しているのも、世界の深淵を、平らな地球の縁の奥を、すぐそこに蠢く時空のほつれを目撃しないため、と言えるかもしれない。

『<子ども>のための哲学』を読みさして、しばし、こんな妄想にふけっていた。


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Last updated  2011.12.12 04:31:07
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2011.07.29
カテゴリ:その他読書日記
ヒルティの本のことではありません。生憎聖書は不具の座右の書とは言えないのです。
愛読書は、今も昔も「山月記」です。
愛読しすぎて、ほとんど全文を暗唱できるようになったことは前にも書きました。

眠れぬ夜のために「山月記」を読むと、ますます興奮して眠れなくなります。逆効果です。そうではなく、「山月記」を聴くのです。むかしむかしのカセットテープで。

*ウォークマンはもうありません。そこで小型のラジカセを買いました。
地デジ以前から自宅ではテレビを見ない人間なので、ちょうどいい買い物です。


新潮社から出ていた江守徹さんの朗読テープは、たいへん上手です。
上手すぎて、リラックスし、眠気を誘います。寝る前にスイッチを入れ、いまだかつて最後まで聴いたことがありません。
リバーシブルではないので、A面が終わると自動的に切れます。

夜中、また寝苦しさで目が覚めます。
テープをもどして、またスイッチを入れます。
その繰り返しです。

まあ、クーラーを入れればこんなことしないで済むのですが、そこは、そう、

節電

ということで。

みなさんもお好きな音楽で試してみてはいかがでしょうか。

カセットなら

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山月記なら…今はCDですね。

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こんなのもありました。
一人暮らしなら、お風呂で朗読もよさそうですね。
【お風呂・バスグッズ】山月記/李陵「中島敦」 「半身浴にも最適!お風呂で読める本!」【おふろ】

それでは、今夜もこの辺で…










Last updated  2011.07.29 23:46:48
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2010.10.24
カテゴリ:その他読書日記
今年も市街で一箱古本市がありました。不具はあの箱の一つ一つを池や釣堀と考えています。
人によって目指すアタリは違いますが、今年の釣果は以下のようなものでした。

『外遊日記』ちくま文庫
三島由紀夫版『何でも見てやろう』。300円。今回買った中では一番高額でした。

『散る日本』『道鏡・狂人遺書』角川文庫
坂口安吾の評論集と時代小説集。2冊で100円。

『連合艦隊ついに勝つ』角川文庫
第二次世界大戦で枢軸国が勝っていたら、という設定の小説ではディックの『高い城の男』が有名だが、本書は太平洋戦争に限定し、日本とアメリカの四度の死闘で日本が勝利していたら、という前提に立った、推理小説作家高木彬光による一種の仮想SF。100円。

『ランボオ詩集』角川文庫
カバーなし10円。翻訳者が金子光晴というのがポイント。

『黄色い部屋の秘密』新潮文庫
著者は『オペラ座の怪人』で有名なガストン・ルルーですが、ポイントはやはり翻訳者。堀口大學訳、100円。

『オコナー短編集』新潮文庫
100円。ちなみに出版社は違いますが、普通にハードカバーで買うと1200円以上します。

合計7冊で710円でした。安い!


フラナリィ・オコナー短編集












Last updated  2010.10.24 15:36:48
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2007.03.01
カテゴリ:その他読書日記
『マッカンドルー航宙記』チャールズ・シェフィールド:創元推理文庫
『遠くへ行きたい』永六輔:文春文庫
『緑の目の令嬢』モーリス・ルブラン:創元推理文庫
『腸詰工場の少女』高橋葉介:東京三世社
『ローズマリーの赤ちゃん』アイラ・レヴィン:ハヤカワ文庫NV

『角笛の音の響くとき』サーバン:ハヤカワSFシリーズ
『散文詩』ツルゲーネフ:岩波文庫
『ジェリコ公爵』モーリス・ルブラン:創元推理文庫
『真昼の悪魔』遠藤周作:新潮文庫
『ヒロシマ・ノート』大江健三郎:岩波新書

『知的新人類のための現代用語集』ぼくらはカルチャー探偵団:角川文庫
『アメリカ人と日本人』尾崎茂雄:講談社現代新書
『標的ナンバー10』ロバート・シェクリィ:ハヤカワSFシリーズ
『X・Pで幸福を!』シェパード・ミード:ハヤカワSFシリーズ
『中国の旅』本多勝一:朝日新聞社

『全学連』中島誠編著:三一新書
『バール・イ・ヴァ荘』モーリス・ルブラン:創元推理文庫
『時間エージェント』小松左京:新潮文庫
『ことばと発達』岡本夏木:岩波新書
『アルカリ食健康法』川島四郎:新潮文庫

『虚空の遺産』エドモンド・ハミルトン:ハヤカワ文庫SF
『惑星売ります』V・ヴォクト&M・ハル:創元推理文庫
『鋼の荒野』ヘルベルト・K・フランケ:ハヤカワSFシリーズ
『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』山田詠美:角川書店
『韓国ルポ ゴミの島で生きる』柳在順(ユ・ジェスン):凱風社

『光の王』ロジェー・ゼラズニイ:ハヤカワ文庫SF
『歌おう、感電するほどの喜びを!』レイ・ブラッドベリ:ハヤカワ文庫NV
『悪霊』椎名麟三:冬樹社
『ザ・中学教師』別冊宝島70:JICC出版局
『機械オンチに捧げるパソコン・ブック」別冊宝島27:JICC出版局

『忠誠の誓い』ラリイ・ニーヴン&ジェリイ・パーネル:ハヤカワSF文庫
『高みの見物』北杜夫:新潮文庫
『新作文宣言』梅田卓夫・清水良典・服部左右一・松川由博:ちくまライブラリー
『次元冒険記』小林よしのり:講談社
『ほんとうにあった世界の美しい話 1英米編』講談社

『たたかうあなたへ連帯のメッセージ1 一人でもたたかえる日の丸・君が代』菅孝行・名取弘文・藤田邦彦・貝原博:ユニテ
『自閉症の治療教育プログラム』E・ショプラー、J・G・オーリー、M・D・ランシング:ぶどう社
『詩論のバリエーション』荒川洋治:學藝書林
『鮎川信夫全詩集』思潮社
『詩を贈ろうとすることは』谷川俊太郎:集英社

『「非」まじめのすすめ』森政弘:講談社
『日本の外来語』矢崎源九郎:岩波新書
『極北に駆ける』植村直己:文春文庫
『マジック・マッシュルーム』京堂健:第三書館
『ぼくたちの洋行』遠藤周作:講談社文庫

『結婚』遠藤周作:講談社文庫
『異次元侵攻軍迫る!』エドモンド・ハミルトン:ハヤカワ文庫SF
『鏡の国のアリス』モリー・フルート:富士見ロマン文庫
『世界経済をどう見るか』宮崎義一:岩波新書
『勝利』フィリップ・ワイリー:ハヤカワSFシリーズ

とりあえずNO.100まで。
こうして振り返ってみるとSFが多いですね。






Last updated  2007.03.01 13:27:59
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カテゴリ:その他読書日記
『日本語のために』丸谷才一:新潮文庫
『虚空の眼』フィリップ・K・ディック:創元SF文庫
『天翔ける十字軍』ポール・アンダースン:ハヤカワ文庫SF
『たべものと日本人』河野友美:講談社現代新書
『青年心理学入門』有斐閣新書

『南北問題の政治学』矢野暢:中公新書
『クリスタル・シンガー』アン・マキャフリィ:ハヤカワ文庫SF
『赤い数珠』モーリス・ルブラン:創元推理文庫
『男は20代に何をなすべきか』鈴木健二:大和出版
『手術しちゃうから!』弓月光:集英社漫画文庫

『見える学力、見えない学力』岸本裕史:大月書店国民文庫
『バーサーカー皆殺し軍団』フレッド・セイバーヘーゲン:ハヤカワSF文庫
『特捜班ヴィクトール』モーリス・ルブラン:創元推理文庫
『創世記機械』ジェイムズ・P・ホーガン:創元推理文庫
『日本が多民族国家になる日』別冊宝島106:JICC出版局

『こころの傷の処方箋』別冊宝島307:JICC出版局
『大学淘汰の時代』喜多村和之:中公新書
『宇宙のウィリーズ』エリック・F・ラッセル:創元推理文庫
『冒険者コナン』ロバート・E・ハワード:ハヤカワSF文庫
『小川和久のまんが 新・防衛白書』:山海堂

『ニホン車の悩み』別冊宝島163:JICC出版局
『闇よ、つどえ』フリッツ・ライバー:ハヤカワSFシリーズ
『プタヴの世界』ラリー・ニーヴン:ハヤカワSF文庫
『9つの性格』鈴木秀子:PHP出版
『THE LAST DAY』五島勉:光文社文庫

『我輩は漱石である』井上ひさし:集英社
『宇宙船ピュルスの人々』K・H・シェール:創元推理文庫
『悪魔のハンマー』(上・下本)ラリー・ニーヴン&ジェリィ・パーネル:ハヤカワ文庫SF
『この中古車を買え!』別冊宝島:宝島社

『日本SF・原点への招待 I』星新一・光瀬龍・眉村卓・石川英輔ほか:講談社
『くろい宇宙線』手塚治虫:集英社文庫
『人間の住む星』アイザック・アシモフ:藤森書店
『香港クライシス!』伊藤潔:JICC出版局
『ニッポンと戦争』別冊宝島135:JICC出版局

『ザ・中学教師 [親を粉砕するやりかた]編』別冊宝島95:JICC出版局
『日本の小学生 国際比較でみる』千石保・飯長喜一郎:NHKブックス
『メモと日記の方法』外山滋比古:潮文庫
『フランケンシュタインの子供』角川ホラー文庫
『カンタベリー物語』チョーサー:角川文庫

『SF的発想のすすめ』豊田有恒:角川文庫
『食品犯罪』郡司篤孝:三一新書
『挑戦! 嵐の海底都市』エドモンド・ハミルトン:ハヤカワ文庫SF
『謎の宇宙船強奪団』同上
『彗星王の陰謀』同上

『推計学のすすめ』佐藤信:講談社ブルーバックス
『海底旅行』ルイス・ウォルフ:角川文庫
『ザ・中学教師 [ダメ教師殲滅作戦]編』別冊宝島108:JICC出版局
『児童詩教育入門』江口季好:百合出版
『断絶への航海』ジェイムズ・P・ホーガン:ハヤカワ文庫SF

処分した理由にはいろいろありますが、ひとつには、本のコレクションをやめて本のセレクションをしようという気持ちの反映なのでしょう。
・手元に置いておきたい本
・図書館で読める本
・二度と読まなくてもよい本など…






Last updated  2007.03.02 10:18:49
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2005.08.17
カテゴリ:その他読書日記
十六日の夕方。
職場まで自転車を飛ばしていたら(免許はあるが車は現在持っていないので)、自転車についていたはずの鍵がいつのまにか自転車の鍵穴から落っこちていました。
しかもそれに気が付いたのは職場の自転車置き場に到着して自転車のロックをかけてしまった後でした。

合鍵はとうに失くしています。
作ろうとしたのですが、昔は作ってくれた店が、作ってくれないのです。
世の中物騒になったせいだろうかと思いながら、まあいいや、今度失くさなければいいんだから、とそのままにしておいたのでした。


夜勤中、自転車を譲ってくれたNに電話を入れます。
とりあえず明日は来れない旨を説明。

また、職場と家の間にあるジ○スコに電話を入れて自転車がいくらで購入できるか、また店が何時まで開いているかを確認。宿直の後連勤で清掃業務が入るので、その後でないといけないからです。

はじめから、歩いていこうと決めていました。
いくら通勤途中のアクシデントでも、労災にはならないでしょうし…。

その夜はもう一人の宿直職員とこの話をネタにして笑いあいました。


翌朝十七日。
午前八時三十分、宿直終了。
八時四十五分、職場近くのJAで諭吉さんを一枚おろします。

午前九時、病院内にあるうちの会社の従業員控室からロッカーの鍵を取り、タイムカードに記入します。

(*)手術部更衣室にある清掃担当外注職員のロッカーの鍵は、弊社従業員控室に置いてあります。また、諸般の事情によりタイムカードは打つのではなく手書きになってしまいました。ローテクもここに極れり、でしょう。

午前九時十分、時間外受付の仮眠室のソファ(控室とはまた別)で仮眠。正味四時間も寝てないのに連勤は疲れます…

午前九時四十五分。
、本社から経理のUさんが訪ねてきました。
「もう十分前ですよ。控室に行かないんですか」
「もう行きましたよ」ロッカーの鍵を見せます。
Uさんちょっとひるんだかに見えましたが、すぐに「タイムカード記入しましたか」

「記入しましたよ」「いつ」「九時半」「それはあなたが書いた時刻でしょ。私が九時半ごろ来たら、あなたいなかったじゃありませんか」「あ、はい」
「で、タイムカードは見ましたか」「だから、書きましたってば」それにしても、どうも話の筋道が見えなません。

「そうじゃないんです。それは、今月のタイムカード。そうじゃなくて、4月分のタイムカードを書き直してもらいたくて、新しいのを添えておいたんです。見ましたか」「いいえ」

なんとなく読めてきました。あの件に関連して、タイムカードを無傷なものに変えて辻褄を合わせたいようです。Uさんは更にたたみかけます。「行かないんですか」「行きますよ」「ですからもう十時十分前ですよ」「眠いので…」「後で行きますか」「ハイ後で」

それからUさん、「明けですか」「はい」
明けに決まってるんでしょうが! 服装見たら分かるでしょうに…何のためのネクタイ、何のためのYシャツですか? 清掃のためですか?
もちろん、そんなことはおくびにも出しませんでしたけれどね。


清掃終了後。
帰り道を、とりあえず往路の跡を忠実になぞって歩いていきますが、見当たりません。
くたくたになりながら、それでも一時間くらいでジ○スコに到着。いろいろ見て回りますが、当初の予定通り、一万円のシティサイクルを購入します。

防犯登録に二十分ほどかかるということで、その間店内のK書店(多分県内でもっとも新刊本の品揃えが充実しているところ)で時間をつぶしました。

行くとつい買ってしまいたくなるので、めったに行かないのですが、以上のようななりゆきで立ち寄った自分は、そこでつい、一冊の本を買ってしまったのでした。

書名は…いや、ここでタイトルだけを紹介するのはあまり賢明ではないでしょう。かなり「危険な」本ですから、誤解を招きかねません。ちなみに著者は小林よしのりさん、ではありません。


ということで、もう風呂に入って「電車男」を見たいので、明日に続きます。






Last updated  2005.08.18 21:19:37
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2005.04.06
カテゴリ:その他読書日記
『電子カルテってどんなもの?』電子カルテ研究会編:中山書店
個人病院でも大病院でも大学病院でも電子カルテは大活躍だ。ただ、システムのこととか、セキュリティとか、お定まりの問題はある。んでもって実際の現場では…というような事例報告集のような本だった。

参考になったのは、医療従事者が記録する「電子カルテ」と、事務方がまとめる診療報酬記録、いわゆる「電子レセプト」とは別物だということ。医療は科学だけれど、診療報酬は制度なので、法律が変われば数値も変わる。だから、「電子カルテ」と「電子レセプト」は別々のシステムにしておいて、インターネットでつなぐようにしたほうがいい、という指摘はなかなか示唆的だった。


『改定新版 医療事務入門ハンドブック』ASTRA医療福祉研究グループ:オーエス出版社
医療事務職に就きたい初心者のための親切な手引書。自分は特になりたくてなるわけではない(別に宿直事務がいやだというのではない)ので、そんなものかなあと思いながら斜め読みした。まあ、病院内で無資格で働ける職種といえば、掃除夫か警備員か事務員くらいかもしれないですね。あ、看護助手もあったか。


『看護婦(ナース)の世界 天使の仮面を脱ぎすてて』別冊宝島151:宝島社
『お医者さま その人生におとずれた金、出世、女、家庭生活etc.!』別冊宝島184:宝島社
それぞれの立場から医者と看護婦の職業的日常にインタビュー等で迫った「暴露本」。まあ、佐々木倫子の『おたんこナース』か手塚治虫の『ブラックジャック』かという世界なんだけど、近代医療の歴史が200年そこそこだっていうのには認識を新たにした。医学の歴史は長いけれど、医者は役者や芸者と同じように、長い間金持ち階級に「技」で奉仕する大道芸人でしかなかった、と。ふむふむ。でもなあ、モリエールの『いやいやながら医者にされ』なんつう戯曲を読むと、あれで食中毒と高血圧以外の病気が治せるのかいな、なんて素人は思ってしまうけれどな。

まあとにかく近代の病院は傷痍軍人や障害者や犯罪者などをごたまぜに収容する施設だった。当然衛生状態も悪く、バタバタ人が死んでいったと。その犠牲の上に解剖学の発展もあると。まあ、あれだ。科学の発達が戦争の発達を促し、戦争の発達が医学の発達を促した、というわけだ。人体実験も含めて、ね。

意外だったのは、看護婦の起源はナイチンゲールではなかったこと。表向きはマザーテレサのような「聖職者」が起源ということになっているけれど、「収容所」で看護をする女性たちのなかには「アル中」や「身持ちの悪い」女性たちもいたという記録もあるそうだ。もちろん当時のことだから偏見もあっただろうけれどね。そして、その状態の改革に努めたのがナイチンゲール、なんだな。うん。

そして昔は芸者や役者と同格だった医者は、法律家や僧侶並の専門家集団として、社会から一定の敬意を払われるようになった、のだった。


『子育てと健康シリーズ19 揺さぶられっ子症候群と子どもの事故 小児救急外来の現場から』大月書店:伊藤昌弘
「救急外来」でタイトル検索したら出てきた本。揺さぶられっこ症候群とは、要するにこういうことだ。赤ちゃんの脳みそは未発達だけれど、頭蓋骨も未発達で穴だらけ。そこに赤ん坊をボールでも投げるように空中に高く飛ばしてまた受け止めるとか、ぶんぶん振り回すとか、刺激の強いあやし方をすると、不完全な頭蓋骨がその衝撃を緩衝してあげることができない。下手をすると身体障害や知的障害を引き起こすこともあるそうな。
3歳未満の乳幼児の肉体は、基本的に「こわれもの」と思って扱わなきゃね、世の新米パパたちは。

うちの救急外来にも飛び込みで小さな子どもを持つ親が駆け込んでくる。口を切ったとか、眼を怪我したとか。タバコやお酒などの誤飲による中毒事故も多い。
だけどそういうお子さんたちは、退院も早く、予後もいいので、ほっとするんだよね。
問題は…


『救急外来』江川晴:集英社文庫
これも「救急外来」で検索した本。小説『看護婦物語』の続編だそうだが、そちらの方は読んでいない。作家の名前も初めて知った。時間外窓口にいると実際の医療の現場へはカルテを持っていくだけで中の様子は窺い知れないが、中ではこんな修羅場が展開されているのだなあ、と実感。なにやら漫画家の仕事場のようでもある。それにしても、一部の大病院を除いて、救急外来の受付は宿直の事務員ではなく、看護婦さんがやっているのか。
こりゃ人手不足になるわけだわ。


『看護の現場から』江川晴:小学館文庫
「患者さんから『愛羅舞勇』」「新人ナースの学び」「ナースと大学生の一人二役」「三年めの壁」「ターミナルケアの真髄」「がん看護に問われるもの」「ナース・妻・母として」「北国のナース」「悩み深き新人ナース」「盲老人ホームのナース」「企業ナース」「限界を歩く」「パートナースとプロ意識」「開業ナースをめざす」「宝塚歌劇団団員から看護婦へ」の15篇のリポートからなるノンフィクション。解説を読むと江川さんはもともと銀行に勤めていたのを、心機一転看護婦の世界に飛び込んだのだという。妻であり母であり看護婦であり作家であるというタフな人らしい。現場の看護婦に対する愛情に満ちた視線と、決して患者への思いやりを失わない目線とに好感を持った。


『障害者の文学』中島虎彦:明石書店
全国脊髄損傷者連合会の機関紙「脊損ニュース」に連載された評論を大幅に加筆訂正して一冊の本にまとめたもの。全体は「範疇」「歴史」「現在」「未来」に分かれている。

「範疇」では、まず「障害者の文学」の定義が行われる。簡単に言えば、「障害者が登場する文学」(谷崎潤一郎『春琴抄』、高村光太郎『智恵子抄』、トルストイ『イワンの馬鹿』、大江健三郎『個人的な体験』など)、「障害者が書いた文学」(ラフカディオ・ハーン=片目失明、正岡子規=脊椎カリエス、ドストエフスキー=癲癇)である。

「歴史」「現在」「未来」で語られる事柄を一言でまとめるのは難しい。著者は有名な星野富弘氏と同じ頚髄の障害をもっており、星野氏の詩画集についてもコメントしている。信仰に支えられた彼の生き方はなるほどすばらしいかもしれない。しかし詩のスタイルは八木重吉の二番煎じのようなものであり、詩史的な価値は疑問である、うんぬん。

著者は別に嫉妬から言っているのでもなんでもないだろう。障害者には酷だが、文学は福祉ではない。特に後世に残るような作品を書くのには詩でも小説でもまず自分の文体を確立することが先決だ。「その人でしか味わえないようなもの」を読者は求めているのである。「お涙頂戴」や「どっこい元気に生きている」式の文芸は本人の心の支えにはなるかもしれないが、作品としては紋切り型であり、厳正な「批評」の眼に耐えない。かくいう自分も、自分の「文体」を探しあぐねているのだけれども。

「自分」や「障害」にとらわれすぎていては文学はできない。分野は違うが、片目失明のタモリがそういうことを視聴者にまったく感じさせないそぶりでテレビで活躍しているように、あれくらいでなければ「物を書く」人間はつとまらないのだ、と思う。

もちろん文学ばかりが人生ではない。信仰に生きるとか、障害者運動に取り組むとか、障害者の生きる道は限られているかもしれないけれどもいろいろ、ある。
あると思わなければ生きていくことは難しい。

自分の感想ばかり書いてしまったが、そのほか、この本の著者は語りにくい障害者と性の問題だとか、文学に限らず「重度障害者の生きる道」「生きがい」「生き方」などについて、大変目配りのある視点から冷静に、静かに、穏やかに語っている。

たとえば…

西洋的価値観においては、「自立」が尊ばれる。けれども、大都会のマンションでヘルパーさんを雇いながら一人暮らしする「自立」と、暖かい「家族」に包まれて暮らすのとどちらが本人にとって幸せだろう?

障害者問題は老人問題にも通じるようである。






Last updated  2005.04.07 19:47:27
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2005.03.21
カテゴリ:その他読書日記
『首なし地ぞうの宝』那須正幹:学習研究社てのり文庫
『ズッコケ』シリーズで有名な現代児童文学の第一人者、那須先生のデビュー作。『ズッコケ』の第一弾は『6年の学習』に連載されたけれど、本書はそれより5年も前に『5年の学習』に連載された。そういえば主人公もハチベエ、ハカセ、モーちゃんたちの原型を髣髴とさせるものがある。この手の物語の古典はスチーブンソンの『宝島』なのだろうけれど、現代日本の児童文学に宝探しのロマンを復活させた作者の力量には脱帽。
そういえば『ズッコケ』シリーズにも財宝探しのおはなしがいくつか、あったなあ。


『お江戸の百太郎 怪盗黒手組』那須正幹:岩崎書店
『お江戸の百太郎 赤猫がおどる』那須正幹:岩崎書店
『お江戸の百太郎 大山天狗怪事件』那須正幹:岩崎書店
『お江戸の百太郎 秋祭りなぞの富くじ』那須正幹:岩崎書店
『お江戸の百太郎 乙松、宙に舞う』那須正幹:岩崎書店
『お江戸の百太郎』の続編。第一巻は百太郎らの一年間の捕物4篇をまとめた短編集だったが、ここにあげた各著は、一冊一話完結の捕物帖になっている。しかもこの5冊がそれぞれ、『お江戸の百太郎』の翌年の新春から師走までの時間軸に沿った、怪盗、放火犯、殺人犯などを巡る一年間の出来事を追う展開になっている。『ズッコケ』と違って主要登場人物が「成長」していくのもほほえましい。

児童文学で捕物帖を扱ったのは自分の知る限り那須先生くらいである。ところがこれが子供だけに読ませておくのはもったいないくらい面白い。地の文は子供にもわかりやすいように外来語を交えた現代日本語で書かれているが、時代考証が的確で、自分のような門外漢にも分かりやすく書かれていて、江戸時代の風俗(文政六年=1823年)、文化を知るための格好のテキストになっている。

忘れてならないのは挿絵の魅力だ。長野ヒデ子さんの墨絵を思わせる独特のタッチが、丸っこいやわらかな画風とあいまって、テキストの世界を支えている。


『下町の外人さん』ジム・ハッサウェイ:産業編集センター
ハッサウェイさんは墨絵画家である。彼の書くひとつひとつの文章はとても短い。英語のタイトルも簡潔である。墨絵を描く代わりに文章でまとめた、という印象さえ受ける。

第一章「ゆかいな長屋暮らし」第二章「下町の楽園」。ここでは、彼の愛する東京の下町の長屋の風景とそこで繰り広げられる人間模様がやさしくあたたかく、ときにユーモラスなタッチで描かれる。

第三章「外人ハウス狂騒曲」では一転、時間軸を遡及する。ニューヨークでアーティストになることを志したハッサウェイさんが、そこでいかに骨身を削り心身をすり減らしたか。いかにして日本の「外人ハウス」にやってきたか、また日本人女性と結婚するに至ったか。継時的にはここから冒頭へと連なるのだが、本の構成上此処にこれらのエピソードを置いたのだろう。効果的である。

第四章「青い目の墨絵画家」では、ハッサウェイさんがいかに墨、硯、筆などの道具に魅せられていったか、どのように墨絵の世界にのめりこんでいったかが大変ユーモラスに描かれている。

最終章は短いが印象的だ。ハッサウェイさんは最初「外人」だった。けれどもいつのまにか下町の「住人」になった。今彼を「外人」扱いするのは、下町の外からきた「黒い目のガイジン」である…ハッサウェイさんはラフカディオ・ハーンの末裔なのだ。それも、ついに地域の住民に受け入れられた八雲だったのである。…


『それから』夏目漱石:岩波文庫
よく『三四郎』につぐ『それから』として語られることが多いが、学生時代面白かったのは『三四郎』の方だった。『それから』は松田優作の映画も観たし原作も読んだけれど、さっぱり面白くなかったのを覚えている。英文学の影響を色濃く受けた漢文学を正座して読まされいるようで、堅苦しくて肩が凝ったのだ。

代助の年をはるかに追い越して読んでみた今回は、それなりに楽しむことができた。先日読んだダミアン・フラナガンの影響もあるかもしれない。多分どのような小説でもそうだと思うのだが、細部の描写の妙の積み重ねに心を動かされるかどうかが評価の分かれ目ではないだろうか。

代助は明治時代の「ニート」である。あるいは「パラサイト・シングル」である。独立した住居を構えながらも、経済的には30にもなって親に寄生して生活している。この小説は、その代助が友人の妻との恋愛によって「成長」するまでの物語だ。

漱石の描写は暗示に満ちている。名前ひとつとっても示唆的だ。代助は「代わりに助ける」男だし、三千代の「三」は三年前の三であり、三角関係の三でもある。三千代の夫は平岡、平らな岡、つまり何にもない男だ。『それから』は『三四郎』の続編であるというよりも、詳しく語られざる前日譚を前提にした「それから」であるように思う。続編ということでいうなら、『三四郎』との関係よりも、『門』との方が、『それから』の代助がそれからどうなったかを状況的に説明しうるというという意味で、連関性は強いのではないか。






Last updated  2010.08.06 21:30:17
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