浜田省吾 ON THE ROAD 2017 の思う
12月24日。まさしく、クリスマスイブの夜、広島グリーンアリーナで行われた、浜田省吾のコンサートツアーに行ってきました。アリーナツアーが決定し、最初にファンクラブ枠で取ったチケットでしたが、関は、2階スタンドG-22列 16番目。丁度、ステージに向かってほとんど真横に近い左側の上の方で、ステージを横から見下ろしような、少々残念な位置。ファンクラブの枠だからといって、一般の購入と全く区別のないところが、まあ、浜田省吾のコンサートらしいという気もする。コンサートチケットの高額転売は、昭和のダフ屋よりも悪質。ネットオークションにかけることで、恐ろしい価格にまで跳ね上がる。浜田省吾のコンサートでは、はその高額転売対策のため、徹底的な対策が行われていて、入場の際まで席も分からず、本人確認もされるので、転売はできないようになっている。ややもすれば、コンサートチケットの高騰がステータスとばかりに放置する業者の多い中で、こういう取組にも好感が持てる。彼が、ここまでファンに支えられてきたのも、仕事に対する、誠実な態度があればこそ、という気がする。ミュージシャンといえば、少々破天荒で、乱暴なくらいが「らしい」という印象もあるが、浜田省吾から伝わってくるものは、音楽やファンと向き合おうとする「誠実」な姿勢。私自身が、中学二年で「路地裏の少年」を聞いた瞬間から、40年あまり彼のファンを続けているのも、彼のその人間性によるものが大きいと思う。コンサートの集客力や、影響力も大きさを考えると、彼くらい露出の少ないミュージシャンはいないだろう。テレビには基本的に出ない。CMにももちもんでない。災害後のスタンドプレーはしない。だから、知らない人は全く知らないし、気にもしていない。浜田省吾のファン層の中心は、すでに50歳代。子育ても終わった世代で、時間的にも経済的にも多少余裕がある人たちが多いのだろう。そのせいか、コンサートの「はしご」をする人がとても多い。なにを隠そう、うちの奥様も、大阪、名古屋、広島と「はしご」している。うちの奥様の友人もまた、浜田省吾のファンが多く、友人たちもまた、埼玉、名古屋などを「はしご」。今回の広島公園は、ツアーの最終日であったこともあり、おそらく、相当な割合の人が「何度も見た」ものと推察される。そのせいか、それぞれの曲にある「お約束」が多い上に、みんなしっかりと揃っている。私は「はしご」の趣味はないので、今回が最後であったが、一生懸命手拍子をしていたら、全員一斉に、指を天に突き上げたりする。そういうことに気を取られて局に集中できなかったりするので、正直な気持ち、「お約束」は嫌いだ。ただ、私以外の多くの観衆は、それによって会場全体と一体化するというコンサートならではの快感というものを感じるのだろう。私などは、ただの頑固者だ。今回のコンサートは、比較的古い曲が多く、ファン歴40年の私としては、とてもうれしかった。彼のサードアルバムに収録されている、[ミッドナイト・ブルートレイン]という古い曲がある。その曲が流れた時、なんだかジーンとして、うるうるきた。初めて浜田省吾のコンサートに行ったのは、高校二年生の時で、その時のコンサートがまさしく、浜田省吾のサードアルバム「Illumination」が発売されたとき。38年も前の話。当時はまだ、地元の広島でさえ小さなホールの客席も埋まっていないような状況。それでも日々、ブルートレインにゆられて、街から街へとコンサートをくりかえしていた時代を歌ったのが、「ミッドナイト・ブルートレイン」という曲。ということで、次のツアーはいつになるか分かりませんが、全国のファンのためにも、あの頃の気持ちを忘れずに、いくつになっても頑張ってほしいですね。※イラストは、10年以上前に巻いたものを流用しました。