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9月2日の「sma STATION」で環境問題を取り上げていた。
香取慎吾の番組で、若者向きにいろんな問題を取り上げていて、最近の番組の中では好感の持てる番組だ。 で、2日は環境問題。 二酸化炭素の排出量の問題を分かりやすく解説しており、非常に興味深い内容だったのだが、中でも気になったのは日本の取り組みの遅れである。 京都議定書から脱退したアメリカは論外だが、ヨーロッパ諸国は総じて10パーセント以上の削減を成し遂げているにも関わらず、日本は逆に増えている。 京都会議のホスト国であるにも関わらずこのような不細工な状態で、各国のヒンシュクを買っているらしい。 そりゃヒンシュクも買うはずだ。 日本には、二酸化炭素を削減するだけの技術力もあれば、教育レベルもあり、情報を伝達するための情報網も充実している。 できない理由は「やらなかった」という以外には考えられない。 考えてみても、京都会議からすでに8年にもなるのだが、なにか国民の意識は変わっただろうか? 学校ではどのような環境教育を始めたのだろう? はっきり言って何も変わっていない。 環境問題は待ったなしの問題だ。今からすぐ始める必要がある。 国民一人一人の意識はもちろん大事だが、国民の意識の変化なんかを待っていたら、地球が壊れてしまう。 一人一人はみんな自分勝手なものだ。 「自分ひとりでも頑張ろう!」 と思う人は、ごく一握りの、ある意味特殊な人たち。 「自分ひとりが頑張っても仕方ない」 と思ってこれまでの生活態度を変えようとしないのが大半だ。 私だって、ついつい近所のスーパーに車で・・。 さらには 「みんながしてくれるんなら、自分くらいはしなくても大丈夫だ」 なんて、信じられないような発想のできる人間までいる。 どちらでもいい、となると、楽なほうを選びたいのが人間である。 だから、国家は大きなビジョンを示して、やるときはやらないと駄目だ。 ・レジ袋は来月から50円にする。 ・食堂などの割り箸も50円にする。 ・リサイクルできない容器には、300%くらいの税金をかける。 ・また容器のリサイクル度によって税金をかける。 ・小売店にはリサイクル容器の回収を義務付け、販売量から回収量を引いて、その差額はペナルティとして罰金を払う。 ・アイドリングを禁止する ・渋滞地域に車を乗り入れると、渋滞税を徴収する。 などなど・・・。 すでに諸外国では同様のことが実施されているらしい。 なぜ日本ではできないのか? 業界の反対、国民の反対・・・・。 レジ袋の会社にとっては死活問題だ。 確かに分かる。 みんなが納得するまで時間を掛けて調整するのは日本のいいところではあるが、そんなんじゃ間に合わない。 強引に靖国神社に参拝するくらいなら、環境にいいいことをを強引にやって欲しかった。 日本の技術力と、日本人の知的レベルと、日本人のモラルの高さを全世界に示すいいチャンスなのだと思う。 二十一世紀的国家を目指すなら、国家プロジェクトとして「地球環境」への貢献を行なって欲しいものだ。 少なくとも私は協力する用意がある。 なんて、ちょっと偉そうだけど、そう思ってる人って実は結構多いんじゃないかと思う。 自分じゃできないけど、旗を振ってくれたら、ちょっと嫌そうな顔をしつつもついて行く、というのも日本人というものだ。 きっとレジ袋が来月から100円になっても、日本人の90パーセントは怒らない。 「やっぱりそうだよね」 みんなが100円で買うのなら納得してしまう。 そう思いませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/04 01:20:55 PM
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