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カテゴリ:木の話
黄昏をバックに、なかなか堂々たる佇まいです。 ちなみに、この大鳥居のデータ。 高さ、16.59M。 鳥居の支柱は、地面深く埋められているかといえば、そうではないらしい。 自らの重みで、どっしりと腰をすえている。 満潮でも、地震でも、台風にもびくともしない。 その秘密は、鳥居上部の島木といわれる部分は箱型になっており、この中にこぶし大の石が7トン入っているらしい。(別に秘密でもなんでもないです、観光協会のHPに書いてありました) また、これだけのものを支えるのだから、基礎もしかりしていないと倒れる。 この鳥居の下には、松の杭を打ち込んで地盤を強化した上で、布石を並べて基礎としているようです。 松の杭が腐らないのは、それが常水面下(常に水のある層より下の層)となるまで深く打ち込まれているため、木材腐朽の三要素のひとつ、空気が絶たれているためです。 湿地帯の軟弱地盤の補強には、この方法が有効で、かの有名なベネチアも、同様に、湿地帯の常水面下に打ち込まれた杭の上に、石版を敷いて作り上げた人工島です。 鳥居のライトアップだけでは、あまりに観光気分すぎると思い、ちょっと木のお勉強も兼ねてみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/10/27 07:57:36 AM
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