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2013/04/23
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カテゴリ:木の話
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古材の味わいが手軽に入手できる商品として、杉足場板古材(OLD ASHIBA)がかなり認知されてきました。
もともと古材といえば、バーンウッドとよばれる、古い納屋を解体した際にでてきた材料(主に北米産)や、日本の古民家を解体した際に出てきた材料です。
人間の営みや自然そのものが長い年月をかけて刻み付けてきた、いわゆる「劣化」が、「味わい」という付加価値として評価されました。。
ただ、納屋や古民家を解体して出てくる材料というのは限りがあり、それだけに価格も高く、簡単には手に入りません。
そこで、フェイクが登場してきます。
新しい材料に、わざわざエイジングを施して「古材風」に仕上げて、「味わい」を演出しようという商品です。
お湯に化学調味料をぶち込んで、即席のスープを作るようなものですね。

さて、足場板古材はというと、
・杉という比較的柔らかい材料(傷がつきやすい)
・作業者による絶え間ないダメージと、さらに屋外という苛酷な自然環境にさらされる「足場板」の使用環境
この二つがあいまって、比較的短期間に「劣化」が材料に刻み込まれたものです。

最近、OLD ASHIBAについてのお客様からの苦情が増えつつあります。
割れがある、表面がでこぼこだ、色が前と違う、穴がある・・・・。

古材なのだから当たり前と考えていたことが、ユーザーの裾野が広がるにつれ、当たり前ではなくなってきたということでしょう。
「味わい」=木材の劣化
なのです。

人間の顔に刻まれた皺と同じです。
「皺だけならまだしも、シミがあったので、気に入らない」と言われても、年を取れば、相応にいろんな欠点も出てきます。

そういうものです。

分かっていただけた方にこそ、使っていただきたい材料です。
なにしろ、限りのある材料なので。

本日も、ご訪問、ありがとうございます。










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Last updated  2013/12/20 11:36:48 AM
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