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カテゴリ:WOODPROのこと
「廃材を楽しく利用する会」というプロジェクトは、WOODPROの中本社長が、レインボー倉庫進めているもの。 11月19日の日曜日、WOODPRO資材置き場の奥に、「廃材の森」なるものができ、そのオープニングイベントがありました。 このイベントには、私は直接タッチしていなかったのですが、午後から顔を出してきました。 が、とにかく、寒い。 寒風すさぶ資材置き場の入り口の受付。 WOODPRO社員の中から、笑顔の素敵な人を選りすぐって受付を構成しておりますが、笑顔では寒さはカバーしきれず。 資材置き場の奥がイベント会場となっていて、廃材のお持ち帰りや、屋台などが出ていました。 急遽決まったイベントですが、たくさんの方に来場いただいてます。 テレビの時代からネットの時代に移行して、特に若い人たちの「興味」というのはだんだんと先鋭化して、個性的になってきましたね。 同じようなものに興味のある人が集まりやすくなって、そこでさらに密度を濃くしていくように思います。 今回のイベントの集客も、SNSを中心としたネットワークの役割が大きかったと思われます。 資材置き場の突き当りに作られたウッドデッキ。 景色はいいけど、風通しも最高。 佐伯町の山々を借景にしています。 「素敵すぎコンテスト」の入賞作も展示。 shimaji coffee さんのスタンド。 「廃材」で作られた屋台。 ご自分でペイントして、とっても素敵な屋台になりました。 が、屋台、笑顔に味わいがあって、コーヒーも一段と暖かく感じられました。 手作り看板もいいですね。 中本社長と、地域デザイン研究所の納島代表によるトークショー。 二人の上にある大きなマークは、「身」の部分を取った残りの部分=捨てる部分 をシンボル化したマーク。「身」となった部分は白抜きになって、周囲がカラーリングされている、「廃材生かす」プロジェクトのコンセプトをうまくデザインしてあります。 もちろん、納島さんのデザインです。 ということで、寒風が吹き抜け、プロジェクターに映るべきものも映らず、過酷な対談であったにも関わらず、デザインの力について、熱く語っていただきました。 廃材ではない、足場板の古材の山と、雲間から日が差した佐伯の山。 色づき始めた秋の山と、足場板の木口のカラーリングの見事なコラボ。 私は2時間くらいで退散しましたが、皆様、寒い中、本当にありがとうございました。 そしてまた、スタッフの皆様、お疲れ様でした。 「廃材」とは、廃棄されるべき材料ということですね。 工場を預かるものにとっては、ある意味で「恥ずかしいもの」でもあります。 いっぱい身のついた魚の食べかすって、やっぱり美しくない。 きれいに身を取って、見事に骨だけが残って、「これじゃ、出汁も取れないよ!」というくらいの方が美しいですよね。 たくさんの方が「廃材」を嬉々として引き取っていかれるのを見つつ、私としては、とっても微妙な気持ちになるわけです。 「廃材の森」というのは、逆説的ですが、廃材の森を「生きた森」にするプロジェクトでもあります。 みんなでアイディアを持ち寄って、「こうすれば使える」「こんなのどうだ!」とワイワイやってるうちに、「廃材」を生かす方法がどんどん見つかって、「身」になっていく。 そして、いつの間にか「廃材の森」がなくなった・・・・。 なんだか、おとぎ話みたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/11/22 12:45:26 PM
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