くり坊のひとりごと(blog版)

2019/07/18(木)12:59

熱海の海辺を歩く

ちょっとおでかけ(519)

本日は、昨日の「熱海 来宮神社の大樟」に続いて、熱海について。 第一問  この写真は、熱海の海岸にある銅像ですが、何の銅像でしょうか? これが即答できる人は、そこそこ人生経験のある人と想像できますが、さらに、この写真を見て、歌が口をついて出てしまう人もいるかもしれません。 「熱海の、海岸、散歩する~」とくれば、そう、「寛一お宮の二人連れ」ですね。 尾崎紅葉の「金色夜叉」 寛一「ダイヤモンドに目がくらみ、よくもおいらを裏切ってくれたな」 お宮「寛一さん」とすがりゆくお宮。 寛一「ええい、離せ」と、寛一はお宮を足蹴にする、 というのが、この銅像のシーンですね。 お宮目線で撮ってみました。 「今月今夜のこの月を・・・・・・、俺の涙で曇らせてみせる」 なんて、名台詞があったりするんですが、私自身、その芝居を見たこともないし、なんで知っているのかも分かりませんが、知ってますね。 この有名なシーンの舞台となったのが、熱海の海岸にあった「お宮の松」です。 小説の舞台となった明治時代のお宮の松はすでにかれて、現在は2代目。 私が大学時代に友人たちと熱海に来たときには、熱海観光で思いつくのは、この「お宮の松」くらいでした。 確か、30年前のそのころは、この松の向こう側は堤防で、その向こうにはテトラポットが積み上げられていたと思います。 今では、海側にもう一本道路がとおって、公園も整備されていました。 あいにくの熱海は、三連休とも小雨降る、梅雨らしい天気。 傘を片手にカメラを持って散策しました。 確か30年前には、熱海には砂浜はなくなっていたのですが、その後、人工海浜が整備されて、「サンビーチ」と名付けられました。 7月14日は、このサンビーチの海開きの日だったのですが、残念ながら、天気は雨。 それでも、朝から、砂浜で遊ぶ子供を発見。 熱海は最近、お金持ちの別荘地としても大人気。 おそらく、かなりの管理費を取られるであろう、ヨットハーバーもあります。 ここまで、早朝の風景でしたが、少し夜の風景を。 夜のヨットハーバー。 山の上に見えるのは、熱海城。観光用です。 夜のサンビーチ。 若い人たちや家族連れが、花火などをして楽しんでましたね。 学生の時に熱海に来たときは、お宮の松を見たくらいの記憶しかないのですが、観光地として、よく整備されているなあ、と思いました。 サンビーチとヨットハーバーの間には、親水公園があります。 その先端から、坂の町 熱海を望むと、やはりどことなく尾道あたりにも似ていますね。 ただ、こうしてあまりきれいに整備されてしまうと、昔の熱海を知る人は「熱海らしくない」なんて言うんでしょうね。 天気は三日とも雨で、すかっとした景色のいい熱海の風景は見ることができませんでしたが、雨の熱海もまた、風情があります。 海岸通りに置かれたベンチ。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る